ボルドー、ブルゴーニュに匹敵する

長熟で偉大な赤ワインを産することで有名な「バンドール」ですが、

中でもトップクラスの評価を受けるのがこちらの「ドメーヌ・ラフラン・ヴェロル」。

このドメーヌの特徴は、「シャトー・ペトリュス」や「シャトー・ディケム」等

ごく一部の銘醸ワイナリーが持つ特殊な土壌「青粘土」で栽培される高品質のムールヴェードル。

このワインはそんなムールヴェードル主体に造られる赤で、

南仏らしい凝縮感を持ちながら青粘土土壌由来のエレガンスも感じられます。

熟したベリーやカシスの豊潤な果実味にリコリスやローリエなどハーブの香り、

タンニンはシルキーで今飲んでも美味しく、今後さらなる熟成も期待させます。

※青粘土は伸縮性に富むミルフィーユ状の土壌で冬の雨を蓄積し

、乾燥した年には少しずつブドウの樹が水分を補給できるよう、

非常に大きな役割を果たしてくれる世界的にも珍しい土壌です。

グラス　　１３００円　（ハーフできます）

ﾃｯｼｭ　ﾃﾞｨｰﾌﾟ･ﾌﾞﾙｰ2015

甘口中心だったドイツでいち早く「辛口」のみに特化し注目を集めた「テッシュ」。

すでに「Gault Millau 2004」における★★★（3つ房）評価 をはじめ広く認められており、

現在ヨーロッパでも非常に人気のあるワイナリーです。

現当主のマーティン・テッシュ氏は微生物学の博士号を持ち、

ブドウ畑の持つマイクロクライメイトの研究を背景とした

他にはないワインを造ることをコンセプトとしています。

このワインは黒ブドウ品種の「シュペートブルグンダー」を

白ワインの醸造法で仕込んだ非常に珍しいワインで、ゴールドの輝きを放つ美しいロゼ色、

フレッシュな木苺の香りはシャンパーニュを思わせます。

優しい酸に繊細な果実味、微妙に感じるタンニンも軽やかで、とてもクリアで透明感のある味わい。

ちなみにこの土壌ではサメの歯がよく見つかりますが、

それは3000万年前この辺り一帯が海中であった為で、

テッシュ氏はこの畑から生み出されたワインにこのような名前をつけたそうです。

グラス　　８００円　（ハーフできます）