ﾛﾄﾞﾙﾌ･ﾄﾞｩﾓｼﾞｮ　ﾎﾟﾏｰﾙ2011

親からの相続ではなく、自らの意志でワイン造りを始めたロドルフ・ドゥモジョは20代の初め、

1992年にブルゴーニュのムルソー村に移り住み、ドメーヌをゼロから造り上げてきました。

極僅かな畑を丹念に手入れし、次第に協力者を得てブドウ畑を徐々に増やし、

現在はブルゴーニュでも平均的な7.5ヘクタールの栽培面積を所有するに至るようになりました。

ムルソーに在りながら白の栽培面積がまだ少ない反面、赤は既に完成の域に入っており、

フランスのワイン専門誌「レ・ヴュー・ド・ヴァン』では、

将来が期待される５人のブルゴーニュの造り手に選ばれるほど注目されています｡

このポマールはポマールらしい骨格がありながら

チャーミングな果実香がパッと広がる華やかさも持ち合わせています。

―以下リアルワインガイド45号より抜粋―

ポマールの明るさとドゥモジョのしっとりさの両面を併せ持つ魅惑の香り。

赤黒果実、少しの大地香、ツヤのあるミネラルだ。

口に含むと今は味がやや硬いが（ビン詰め直後のショックにより）、

半年ほどで柔らかくツヤのある液体になるはず。

そして味は複雑で、ちょっとした快活さがあり、甘苦酸のバランスがバッチリ。

(今飲んで88+　ポテンシャル89+）

グラス　　１３００円　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ﾚ･ｶﾌﾟﾘｱｰﾄﾞVdF ﾒﾄｰﾄﾞ･ｱﾝｾｽﾄﾗﾙ　ﾍﾟﾊﾟﾝ･ﾗ･ﾋﾞｭﾙ2011

今やペティアンの生産者としてはトップクラスの人気を誇る「レ・カプリアード」が

シャンパーニュのクオリティを目指し、長期熟成させたペティアン・ナチュレル

（今回からメトード・アンセストラルとラベルに記載）。

名前は70年代にＴＶ放送された人形劇Pepin la Bulleからで、

同時にPepin(ブドウの種）とBulle（泡）という意味合いも兼ねています。

2011年ヴィンテージから瓶熟期間を最低3年に設定し、

前ヴィンテージより19ヶ月も熟成が長くなっています。

ワインはタイトでフィネスがあり、繊細な泡立ち、鋭い酸、

鉱物的なミネラルが苦み口の中で複雑に融合します。

グラス　　１１００円