クルティエ・セレクションは新進気鋭のインポーター

｢ヌーベル･セレクション｣が立ち上げたブルゴーニュの新ブランド。

このセレクションはブルゴーニュの有力クルティエ達とタイアップし、

彼らが見つけてくるコストパフォーマンスの極めて高いワインを

“シュル・ピル”（ラベルを貼らないビン販売）によって買い付け、

共通ラベルを貼っています。

ちなみにクルティエとはフランスのワイン仲介業者で、ほとんどは一匹狼の仕事師。

腕一本で勝負する彼らの世界は浮き沈みも非常に激しく、

一度でも不味いものを紹介したらすぐ噂が立って明日から廃業という、

まさしく真剣勝負の世界。

そんな百戦錬磨のクルティエ達が総力を挙げて紹介してくれる掘り出し物を、

ルー・デュモンの仲田さんの協力も仰ぎながら紹介しています。

そんな中でもこのヴォルネイの1級畑は下の店長が

試飲会で一目惚れ（ひと口惚れ？）した今飲み頃のワインで、

コストパフォーマンスも抜群です。

グラス　　１４００円

ｼﾘﾙ･ｱﾛﾝｿ　PUR　ｳﾞｨｵﾆｴ2012

自然派ワイン界の巨匠マルセル・ラピエールの直弟子「シリル・アロンソ」の

集大成ともいえるブランド「PUR」シリーズの白。

シリル・アロンソは当たり前のワインは造りません。

こちらは自然な栽培・醸造で造るヴィオニエ100％のワイン。

ヴィオニエ品種は本来北ローヌで栽培されていて、

この南ローヌではブレンド用品種として混植でわずかに栽培されるのみ。

ヴィオニエは葡萄皮が大変薄く、僅かな刺激で皮が破けてしまい、

そこから腐敗が始まる栽培がかなり難しい品種です。

また栽培面積が狭く、その上収穫量が極端に少ないので、

北ローヌのヴィオニエは希少価値があり異常に高い価格で販売されています。

その点この南ローヌは土地代も安く、夏は乾燥しており

８月に病気が発生することが少ない地方なので、

ヴィオニエを完璧に熟すことができるのです。

2012年は天候が白ワインにとっては都合がよい年で、

太陽が強すぎることがなく葡萄の生育がゆっくり進んでいき、

結果葡萄がよく熟しながらも酸を残すことができました。

白い花やアブリコットの香り、力強いアタックの後に上品さがジワーと広がります。

また、ミネラルからくる潮っぽい旨味で和食との相性も抜群です。

グラス　　１０００円