2001年に創業したアニェス・パケは、今日のブルゴーニュ新世代を象徴するような存在です。

ヴィンテージの良し悪し等関係なく、毎年成長を重ねる彼女の最新ヴィンテージ2012年。

このACブルゴーニュは2009年がファーストヴィンテージのドメーヌもので、

2008年ヴィンテージまで商品化していたオート・コート・ド・ボーヌをデクラセ（格落ち）させたもの。

当然クラスを大きく超えた品質で、まさに彼女のワインの入門編にピッタリ。

―以下リアルワインガイド46号より抜粋―

いやはやこりゃ参った。

この目の詰まり感、果実の豊かさと香り全体のナチュラルさと複雑さは、もはやACブルではない。

唯一のACブルとしての名残りは、赤果実が梅香で愛らしいこと位か。

口に含むと味はほんの少し閉じ気味。とメモっていた途端に口中に味がガッツリと拡がってきた。

これはしっかり中身が詰まった味だぞ。

そして12年らしく凝縮感があり、熟したタンニンが多い。

しかし全ての要素が充実して溶け合っているのでタンニンも全くジャマではない。お見事。

(今飲んで88　ポテンシャル88+)

グラス　　１０００円

ｼｬﾝﾄﾚｰｳﾞ　ﾌﾞﾙｺﾞｰﾆｭ･ﾌﾞﾗﾝ2012
シャントレーヴはラインガウで醸造責任者を務めていた栗山朋子さんと、

そのパートナーでシモン・ビーズの醸造を任されているギヨーム・ボットが

2010年にスタートさせたネゴシアン・ヴィニフィカトゥール。

銘醸蔵で研鑽を積んだパートナーのサポートと、

日本人女性の細やかなセンスによって生み出されるワインはナチュラルでエレガントな味わいです。

―以下リアルワインガイド46号より抜粋―

きれいな柑橘香にスーッと縦に伸びるミネラル感、そして白い花、甘みミツの順で香る。

このクラスとしては大充実の香りなのだ。と思っていたら、ミネラルが麦様の香りに少し変化してきた。

いいぞ。口に含むとまずミネラルでツヤ感のある液体に少し驚く。

また、しっとりとした落ち着きのあるナチュラルな質感もいい。

味も極めてナチュラルで、素材のブドウの良さと造りの良さがバシバシと伝わってくる、秀逸なＡＣブル。

(今飲んで88　ポテンシャル88)

グラス　　１０００円