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絵本天国!!~ちいさなえほんや ひだまり
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2014年3月23日(日) 11:06
知人から、今年20周年を迎えるちいさなえほんや ひだまりというお店にぜひ一度行ってみて欲しいと、少し前に教えられたのですが、新発寒と言う場所でしかも、金・土・日・月しか営業していないということも手伝って、なかなかタイミングを見つけられず、本日ようやく訪問することが出来ました!
いやはや、完全に仲通りの住宅街で、ナビがないとたどり着けないかもしれないほど、目立たない場所です。(しかも雪も積もっているので余計、目立たない^^;)
普通の民家の入口に小さく店名と営業中という看板。そして、2階には若干消えかけた、スーホの白い馬らしきイラストが・・・
これは・・・初見ではかなり入りにくい雰囲気^^;
こんにちは~と、ドアを開けて入ってみますと、廊下からすでに本の山!
とにかく所狭しと色とりどりの本が並んでおります!!
これがすべて絵本ということになります。聞くところによると、2500冊以上はあるとのこと。
そして、どちらかというと最新刊よりは、前々からある名作の絵本が多いそうです
こちらを運営している青田さん自らが厳選した絵本ばかりだそうで、これ以上種類は増やさずやって行こうと思いっているとの事。
あ!自分が小さい頃、自宅にあった絵本がある!!なつかし~~~~っ
その存在すら忘れていたけど、まだあるんだろうか・・・と、絵本って40年以上たっても全然すたれないし、今でも読み継がれているところがスゴイ
新旧の売れ筋。絵本は翻訳されて世界で販売されているものもたくさんあります。
小さい頃は作者とかを気にせず読んでいたことが多かったので、今あらためて見ると、もともと海外の作家さんのモノだったりすることが多いです。
それにしても、絵本ってホントに奥深い!!この、りんごかもしれないなんて、子どもはもちろんだけど、間違いなく、オトナが読んだ方が面白いと思う!! ^0^
う~ん、いろいろ買いたくなってしました^^;
青田さん曰く、日本人は考えないで読む人間なんだそうですが、海外では、一つ一つに疑問を持って考えつつ読む人が多いそうです。例えば有名なはらぺこあおむし、オスかメスか分かりますか?と聞かれ、そんなこと今まで考えたこともなかったから、そういえばそうだよなぁって思いました^^;
それにしても海外の絵本は色彩が豊かで、見ているだけで目の保養になります^^
そしてそして、えほんが大好きな青田さんの読み聞かせはサスガです!姪っ子も一気に引き込まれて聞いていました^^
色彩と言えば、かの有名なぐりとぐら、こちらは札幌出身の中川さん姉妹が手掛けた絵本ですが、海外での販売をしようとした際に、向こうの絵本は背景まで着色するのが当たり前で、イラストがあまりに質素すぎて翻訳してくれないかもしれないというエピソードがあったそうです。今では日本独特の何も描かない、空間の美学的な要素は認められているみたいですけどね^^
※ちなみにこちらにはかなりレアものな原画が飾られていて、青田さんが嬉しそうに説明してくれました^^
ぐりとぐらも特別に、青田さんに読み聞かせしてもらいました^^しかもビッグサイズの絵本で!おもちゃに夢中だった息子も、さすがに気になったようです(笑)
そうそう、ぐりとぐらも青田さんの開設を聞いて見ると、違う観点で楽しめます!!詳しくはぜひ、青田さんに会いに行って聞いてみて下さい^-^
今回、個人的に胸に焼きついたのがこちらの絵本。絵本と言うより、作品ですね
駒形克己さんという方のアートブックでして、自分にはもちろんだけど、大切な人にプレゼントしたくなるような本です!!
あまりに懲りすぎていて、この価格(1890円だったかな)で採算が合うんだろうかと思ってしまいました^^;
そしてこちらが、これからお母さんになる方にプレゼントするのにピッタリな作品
出産が近づくと、精神的に不安定になる方も多いと思いますが、この本を読めば、出産することがとても楽しくなると思います^^
駒形さんは世界的に有名な方らしく、もちろん本も世界で販売しているのですが、なんと世界で500冊という、貴重な本がひだまりさんにありました!
しずくという作品です
画像では中々伝えられませんが、例えるなら万華鏡のような感覚。(こちらは1470円)いつも眺められるところに置いておきたくなるような、そんな本
ホントはアートを専攻している高校生の姪っ子にプレゼントしようと思って買ったのですが、あげるのがちょっと惜しくなってきました^^;
アートを専攻している方になら、こちらもオススメですよ!と、青田さんがしょうかいしてくれたのが、いちごという絵本。もちろん初めて知ったけど、このストーリーにはかなり感銘を受けました!!
と言う感じで、どちらかというと息子より、ワタシの方がすっかり楽しんでしまったひだまりでの時間
青田さんもそんな絵本の世界にハマってこのお店を始めたそうですが、正直全然儲かる商売ではありません。ただでさえ、活字離れしている時代ですし、ネットや大型書店で購入する人も増えているし、こういう専門店にまで来て購入する人は多分、すごく少ない気がします。実際ワタシも、子どもが生まれる前は、お店の存在は知っていましたが、立ち寄ることはなかったです。
だけど今回、青田さんの説明を聞きながらその本を実際に手に取ると、なるほど!と思うことがいろいろあって、素直に購入したくなるんです。実際、絵本を自分であまり買ったことのなかった妹が、はらぺこあおむしを購入していきました
実はワタシの住まいの近所の道新販売所が、絵本の貸し出しと言うステキなサービスをしているので、息子を寝かしつける前に1冊読んでいますが、絵本は大人が読むと子どもとは違った解釈で楽しむことが出来、子どもの感想と照らし合わせて、その感性の違いを大いに楽しんでいます!!
ところでこちらの絵本、知ってるかな?作者は谷川俊太郎氏
息子が保育園で読んでもらっていて、かなり気に入っているらしく、よく『よるのびょういん。よるのびょういん』と口にするのでどんなものかと思ってみてみたら、絵本じゃなくてモノクロのリアルな写真!いくら乗り物好きな息子とはいえ、まさかこれがお気に入りとは・・・
そしてこちらの絵本はもうあまり手に入らないらしく、それはもう買うしかないでしょう!ということでお買い上げ♪ さっそく寝る前に読んであげたところ、かなり真剣なまなざしで聴き入っていました^^
ワタシの絵本ブームはしばらく続きそうデス^^