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『めがね』いよいよ22日公開
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2007年9月20日(木) 10:31
前作の『カモメ食堂』が大好評だった荻上直子監督の最新作、
『めがね』が、いよいよ22日から公開されます
先日、一足先に試写させていただき、さらには主演女優の
小林聡美さん・もたいまさこさん・市川実日子さんにインタビューさせていただきました
お三方とも本当にイメージ通りの方で、インタビューも終始笑い声が響く
和やか&ほんわかムードで、30分があっという間でした
今回のストーリーは、南の海辺を舞台に、
『たそがれ』をテーマに進んでいく癒し系の映画です。
たそがれ…黄昏
改めて言われると、どんなものだろうと考えませんか?
もたいまさこさんいわく、
『ずっと、なんとなく寂しいものだと思っていたけど、この映画で黄昏のイメージが変わった。普段何気ないところで実行していたんだと、意識するとわかるようになったし、さらにはたそがれるのが上手くなりました』と言っていました。
小林聡美さんは、『たそがれる時間って結構大事だし、贅沢な瞬間だと思います』
市川実日子さんは、『どういうことか分からなかったけど、映画に出演して分かった。自分と向き合う時間なんですね』
『めがね』という映画は、派手さは全くありません。
『かもめ食堂』をご覧になった方ならお分かりかと思いますが、
その淡々と過ぎていく日常に、なにかを発見するイメージです
ただ、かもめ食堂とちがうのは、小林聡美さんの役柄が堅い女性なこと
ここにはかなり苦労があったようで、
ロケ地に降り立った途端、和みの空気が押し寄せてきて、
仕事をする気力がなくなるくらいリラックスしてしまったようです
ロケが1か月くらいあって、夜も21時には自由時間になるので、
ゆっくり本やDVDでも見ようと思っていたのに、
まったく手をつけなかったくらい、のんびり出来る空間だったそうです
だから、リラックスしていない役を作るのが大変だったそうですよ
逆にもたいまさこさんは、素のまんまで撮影できたので、
本当に楽しい撮影でしたと言ってました
また、『かもめ食堂』に引き続き、ご飯のシーンがとてつもなく美味しそう!!
これについて市川実日子さんは、
『宿泊先のホテルの食事は地元(与論島)の料理がたっぷりで美味しいし、飯島さんが作ってくれた撮影用のご飯も、ものすごく美味しいので、全部食べちゃいました』と、言ってました
もたいまさこさんは、『通常、食事のシーンは次のセリフのことなど、気を使って食べなきゃいけないのですが、私の役柄がただ、幸せそうに食べていればいい役でしたので、本当に美味しくいただけて幸せでした』と、笑顔で語っておりました
とにかく、『めがね』をみると、『たそがれ』と『自由』を求めに旅に出たくなることでしょう
キャッチコピーにもある、『何が自由か、知っている。』についても、
なるほど~と、それぞれの感覚で味わえると思います
ひとつ注意点は、この和みのムードで、眠くなってしまう可能性があること…
その点は小林聡美さんやもたいまさこさんも否めないと言ってましたが、
出来れば、かき氷を食べてマンドリンを弾くシーンは見逃して欲しくないと、言ってました
でも、もし寝てしまったらもう一回見てくれればいいですよとも…(笑)
何度見ても和める映画ですので、
ちょっと疲れている貴方に見てもらえたら、私も嬉しいです
まるで画面から風が吹いてくるような映画です(もたいまさこさん談)
余談ですが、『めがねは体の一部』というもたいまさこさんは、
めがねを40本持っているそうです
めがねは、9月22日(土)シネマフロンティア他にて、全国ロードショー!!
紀子の食卓を観て
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2007年4月23日(月) 22:57
最近定例化している、日曜夜の映画鑑賞By蠍座
昨日は、パート1の時効警察で脚本も書いていた
園子温監督の『紀子の食卓』を観た
上映時間2時間39分
女子高生54人が新宿駅で集団飛び込み自殺
ハッキリ行って、気持ちが明るくなる映画でありません
『家族』について、相当深いところを考えさせられる作品であり、
現実で起こりうるというより、起こっているのかもしれない内容です
本当の私・本当の姿・本当の愛情
集団ではなくサークル
時々心に投げかけられる私への質問
貴方は本当の貴方ですか?
観る人によっては心に響く作品であり、
真実を直視することになるのかもしれません
ただ、最初の30分はちょっとだらけてしまった
後半はテンポがいいだけに、惜しい作品
全然話は変わるけど、
今回の時効警察も、最後のコメントが見逃せないので
確実に録画しないとならない