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完成は100年後?Byベネッセアートサイト直島
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2007年7月24日(火) 09:06
7月22日・曇り
朝から湿度高め…
ホテルからタクシーで約10分
高松港を8:12に出港する、
今回のメイン・直島行きのフェリーに乗りました
片道510円、乗車時間は40分
途中、鬼ヶ島という看板を掲げた島を発見
他にも大小様々な島が浮かんでいました
フェリーはすごい数が走っていて、まるでバス並です
あ、直島の玄関・宮之浦港にある
草間弥生さんの赤い南瓜が見えてきました
ベネッセハウス宿泊車専用の送迎バスが既に来てきていて、
チェックインは15時ですが、とりあえず荷物を預かってもらい、
さてどこから見ようかと考えていると…
コンシェルジュの叔父様が、丁寧にいろいろアドバイスをくれ、
月曜が定休日の地中美術館と、
家プロジェクトのある本村地区を先に回ることにしました
さすがは、アートなホテルのコンシェルジュ!
ベネッセハウスのミュージアム棟から地中美術館までは
歩いて行けないこともないのですが、
ちょうど、送迎バスが来たので利用することに
日曜ということもあって、開館前(10時~)でも結構な人。
早めに来てよかった~
で、ここからは美術館ということで、撮影は禁止
言葉だけで伝わるか分かりませんが、
今までの美術館とはまったくもって違う、
まさに、建物自体が作品となっている美術館でした
有名な建築家・安藤忠雄さんの得意とする
無機質なコンクリートの建物の中に
ナチュラルに溶け込む、作品の数々
特に、モネの絵が4枚飾られた部屋は、
照明は一切なく、自然光のみで作品を展示してあり、
壁も天井も額縁もすべて白
白一色だと無機質になりやすいところなんですが、
床の大理石がそれを緩和させてました
なんと、70万個の角を削り落された
サイコロのような大理石が
職人の手によって敷き詰められておりました
ここは靴を脱いで鑑賞するのですが、
疲れた足を癒す効果もあります
私もこの床がほしい!!
※この写真は、美術館で購入した
地中ハンドブックより引用
そして、地中美術館の一番すごいところは、
建物がほぼ、地中に埋まっているということ。
これは、直島の景観を壊さないためです。
地中に埋め込み、屋根には緑を植える…
今はまだ、建物の一部が見えていますが、
たぶん、10年後・20年後にはもっと見えなくなってしまうんでしょうね
ちなみにこれがベネッセハウスサイドから見た地中美術館
山の上のほうにチラッと見えるコンクリートの建物です
右下に見える黒と黄色の舟も、じつは作品の一部です
本当に、今まで体感したかとのない空間でした
時間が許すなら、何回も見直したいくらい
※地中美術館は、地下3階建てになっていて、
ちょっと迷路のようなつくりです
約2時間、じっくり鑑賞した後、家プロジェクトのある本村地区へ
…つづく