札幌100マイル

Sapporo100miles編集長・オサナイミカのつぶやき

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帯広は小麦王国!!~とかち牛じゃん麺食べ比べ

先日告知させていただいた、【とかちの食の魅力をもっと感じよう!】の講演会で帯広へ
その足で釧路まで足を延ばしてきました^^

講演会の方は、パンコーディネーター森まゆみさんのおかげで、私自身が大いに楽しませていただきました
講演会でのトーク、そしてランチ&ディナーで改めて十勝って食の宝庫だと思った2日間!

その魅力を小出ししていきます^^



お昼前に帯広入りし、講演会の前に食べたのがとかち牛じゃん麺
TEAMとかちRa~麺’sという団体が、十勝産牛挽き肉の餡に麺を絡めて食べる
というコンセプトを基に、各店がオリジナルのメニューを展開していくそうです


で、講演会場からも近い場所にあります、イージーダイナーというお店へ
冷やしカレーというメニューが有名ないお店とのことですが、今回は迷わず牛じゃん麺で^^

写真には載ってないけど、スープカレーのつけダレが付いていて、
まずはそのまま食べる・つけ麺風にして食べる・ぶっかけにして食べるというように、
お好みの食べ方で楽しめるのが特徴^^

石焼の器なので、ジュージュー熱いです
そのまま食べるより、スープカレーのつけダレにつけた方があっさりして感じるのが不思議
十勝産小麦の麺なので、もっちもち!なので餡がよく絡みます^^
カレーそのものが美味し勝ったので、次回は冷やしカレーも食べてみたい!!




   
そして二日目のランチに行ったのが、めん吉音更木野店
こちらはつけダレが魚だし系で、昨日のカレー風味とは正反対!
完全にラーメンなんだけど、十勝産小麦の麺が昨日よりさらにモッチモチで、
ラーメンとうどんの中間のような食感

どちらも見た目の時点でちょっと重いかなぁ~なんて思っていたのに、
2種類食べた時点でかなりハマってしまい、他の店舗の牛じゃん麺も食べてみたい!!
というのが、素直な感想です^^

品種改良は終わりなき旅です


先日、ホテルKKR札幌さんで行われた北海道農業研究センター(北農研)主催の【新しい食材と出会う会】に参加してきました

まずは新品種の紹介が、各研究チームの代表者からありました
今回発表されたのは、『ゆめのちから』という小麦と、『レラノカオリ』という蕎麦、そして今人気のカラフルポテトの新品種





たとえば小麦の『ゆめちから』は、北海道初の超強力小麦の優良品種
現在、パン用の道産小麦は品質が不安定で生産に限界もあり、
全体の小麦収穫の比率は非常に少ない状況なんです
(90%がうどん用のほくしんなんだとか)

そこで品種改良をして、北海道の気候に強い品種開発をしたそうです
現在のパン用小麦は春まき小麦の春よ恋・ハルユタカ

今回は秋まき小麦のゆめちからが完成したわけですが、少々弾力性が強すぎる

そこで、弾力性の弱いうどん用のホクシン(秋まき)とブレンドすることによって
パンなどに使用するのにちょうどよい小麦粉ができるわけです
これなら春まき小麦より安価で入手することが可能なので
道産小麦のパンが一気に世に出回る可能性が高まりますね


と、小一時間の発表を聞いた後は会場を移して試食タイム♪
ピザや食パン、ロールケーキ、ゆきのめぐみのリゾットなどなど

ロールケーキは【もち姫】という、世界的にも珍しいもち性の小麦を100%と80%使用して作ったモノを食べ比べ
オサナイ、違いが微妙に分からなかった…

それから食パンの上に載っているのが【シーベリー】という来春から発売を予定されている
中国名でサジーというグミ科の果物

こちら、ちょっと気になる存在デス!



  
ゆめのちから100%のパスタやTC2A(ほっとけ栗たん)の冷製スープ


※パスタやパンは現在、北広島市の緑提灯レストラン『グリーンパーク』で味わえるそうですよ!
■北広島市中央2丁目/090‐2814‐8401
 11:30~15:30 日祝月休




そしてこちらはジャガイモの食べ比べ
シャドークィーンやはるか、インカのひとみそして新品種の北海98号
※北海98号はインカルージュとして平成23年から販売される予定
煮物にしても荷崩れしにくく、ナッツ風味もあって食味が優れているとの触れ込みで
たしかに、しっかりした食感でした

そうそう、インカのひとみは平成20年と21年の食べ比べをしたのですが、
越冬した方が確実に甘い!!




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今回は北海道だけでなく、全国の農業研究センターの協力の元、
道産以外のものもいろいろありましたよ~

フルーツでは九州のいちご、おおきみが甘くて美味しかったデス^-^



そして参加者から大絶賛だったのが、レラノカオリ~蕎麦です
今回は二八の冷たいそばで頂きましたが、味わいと歯ごたえ、そして香りが
かなりしっかりした蕎麦でした

  
ちなみに北農研が育成したソバ品種の歴史はこんな感じ
 昭和5年 牡丹そば
 1990  キタワセソバ
 1993  キタユキ
 2005  北海3号
 2005  キタノマシュウ
 2006  ダッタンソバ(北海T8号)
 2008  ダッタンソバ(北海T9号)
 2008  ダッタンソバ(北海T10号)



現在、キタワセソバが北海道の蕎麦の約9割を占めるらしく、新しい風味など、差別化できる商材も欲しいということで開発
特徴としてはキタワセソバより早く熟す・収量が高い・ソバの実の粒が大きい・味の強さ・香りの強さなどが数値的に高いとのこで、農家での栽培は平成24年からの予定

う~~ん、蕎麦好きとしては早く市場に出回って欲しい!!と思うくらいハマりました^-^



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会場には他に、玉ねぎやサツマイモ、スイーツなどなど
とても全部は試食できないほどの試食品がありました

今回この会に出席して、改めてモノづくりには終わりがないんだと思い
これからも、どんどん北海道に根付く素晴らしい農作物を
開発していって欲しいと思いました




そうそう、今回の講演で締めにようこそさっぽろの杉山編集長が登場し、
『今後、北海道の子供たちが、私たちは私たちの暮らす北海道の小麦やジャガイモで育ったんだ!!と、プライドを持って言える時代にしたい~いや、するべきだ』と語っておりました

まさにその通りだと思います
今の時代、美味しい食べ物が周りに当たり前に溢れていて、その原点を忘れがち
食べるという行為・時間をもっと・もっと深い時間にしていかなくは行けませんね

さ、私ももっともっと、食べて飲まないとです!!

豊幌でトマトケチャップを作りました

爽やかな秋晴れの月曜日、農業体験試行ツアーへ行ってきました
場所は江別市豊幌
札幌中心部から約1時間の場所ですが、初めて足を踏み入れました…

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向かった先は、岡村農場で製造・販売している
はるちゃんトマトケチャップの加工場
このイラストは、娘さん作らしいです

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まずは、作り方や材料の説明

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トマトにリンゴ・玉ねぎ・ショウガ・にんにくが入ります
この立派なショウガも地元のものなんだそうです

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トマトはもちろん、こちらの農場のものを使用
サンマルツァーノという、加工品用に改良されたトマトで
中の種の部分がありません。ピーマンのようです
熱を加えると甘みを増すそうです

他、違う品種のトマトとブレンドしてます

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今回は時間を短縮するため、トマトの方はあらかじめ鍋で煮込んでありました
その中に刻んだリンゴと玉ねぎを入れて煮込みます

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ミキサーにかけて裏ごし。とっても熱いので火傷に注意!

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そしてさらに煮詰める。焦げ付かないように混ぜ混ぜしつつ…
(けっこう疲れる)

ここで、酢やスパイス、塩・砂糖を投入
リンゴやトマトの甘さが品種によって全然違うので、
ここで毎回調整をするそうです

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瓶詰めしている間にオリジナルのラベル制作
せっかくなので、100マイルケチャップにしてみました

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左が通常販売しているはるちゃんトマトケチャップ


はるちゃんのトマトケチャップは、ケチャップというより、トマトペースト
とってもスパイスが効いているので、クラッカーに付けて食べると
かなりお酒のつまみ系(あ、またお酒に結び付けちゃった…)

昨日瓶詰めしたのと、ちょっと寝かせてあるのを食べ比べたけど、
全然味が違って楽しい!
昨日詰めた方はジャムみたいなデザート的な感じでした

ということで、完成したケチャップはすぐ食べてもいいのだけど、
10日間以上寝かせると味に深みが増すようなので
空けずに寝かせておきま~す


バタバタのなか、ケチャップ製作が終了した後、伊藤農場へブロッコリーの収穫へ

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11月なのに普通にわんさかなっててびっくり!!
ブロッコリーって実は暑さに弱いらしく、
このくらいの季節の方が逆にイイらしです

でも、さすがに雪が降ったら無理なので
ホントに最後に近い収穫体験

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伊藤さんに収穫方法を聞いて、ものすごくよく切れる包丁でスパッと刈ります

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『せっかくだから、大きいの探してくださいよ~』と、
大きな葉の真ん中にあるブロッコリーを真剣に探しました
ちなみにブロッコリーは、大きくても小さくても味は変わらないそうです

それにしても収穫って、やりだすと結構真剣になっちゃいますよね^^;


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ちょうどお昼の時間となり、最近売り出し中の
イルピーノさんの生パスタをいただきました

このパスタの小麦も江別産(町村農場の春よ恋を使用)
ソースはもちろん、はるちゃんトマトケチャップを使ったミートソース
具だくさんのミネストローネにも使ってました

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そして先ほどの伊藤さんちのブロッコリー&カリフラワー
ほくほくであまあま☆このままでも美味しい

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もっと美味しかったのが天ぷら(フリッター?)!
特にカリフラワーはおいものようでした

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凍らせたトマトに
オレンジジュースと蜂蜜を入れたジェラードまで

地産地消のフルコースでした


豊幌はこういった農業体験をいろいろ取り組んでいるそうです
こういう体験をすれば、野菜嫌いのおこちゃまとか、大人たちも
絶対好きになると思うし、一度は体験してみるべきだと思いました

トマトケチャップ体験については

岡村農場 岡村さん011-384-6590
エムアイ工房 岡村さん011-384-6587

ブロッコリー収穫については
伊藤農場 伊藤さん011-383-4497

★エムアイ工房さんではこれから、ハルユタカのシフォンケーキや
はくちょうもちを使用した大福も販売するそうです!
今度改めて買いに行ってみようっと♪

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