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南極料理人・沖田監督インタビュー
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2009年8月21日(金) 18:13
明日、22日(土)よりユナイテッドシネマ札幌で公開になる、南極料理人
先日、沖田修一監督にお会いしてきました♪
※めちゃめちゃ人の良さそう(というか、実際メチャメチャ低姿勢でした・笑)な沖田監督
まずはいくつかの質問に対する監督のお答えから
●この映画を作るきっかけは?
原作(西村淳著)を映画会社に紹介された。読んでみて面白かったので、脚本を書いてみた。 脚本を書いているうちに監督もやってみたくなった
●食事のシーンの指示や演出のこだわりは?
シンプルに丁寧に撮った。あまり美味しいと言わないようにお願いした。なぜかというと、観客の想像をかきたてるようなシーンにしたかったので…それに美味しい顔をしてくれれば、言葉がなくても伝わるハズだと思ったので。そうすることによって最後のシーンを活かしたかった
●個性派揃いの俳優陣でしたが指示は上手く伝わりましたか?
皆さんが脚本をとても大事にしてくれて、それぞれが自分なりに考えていてくれたので、暗黙の了解的な感じで演じてくれた
●なぜ網走・能取岬をロケ地に?
この脚本を書き始めてから原作者の西村さんと道内の色々な場所を回って、ドーム基地の雰囲気に近い場所を探し、ちょうど網走の能取岬がイメージにピッタリだった。風が強いところなので、体感温度が低く、南極より寒く感じると、西村さんは言っていました。外での撮影は昨年2月、10日間くらいでした。
●思い出に残っていることは?
一日一日大事に撮っていたので全てが思い出深いですが、特にパンツ一丁で撮ったシーンはかなり気を使って、自分もパンツ一丁になって体感してみた。比較的天候の良い日を見つけて撮りましたが、俳優さんに対して申し訳ない気持ちもあり、ちょっと緊張しました
●どういう風に観てもらいたいですか?
この映画はコメディ。8人の男性のはしゃぎっぷりを純粋に楽しんでいただきたい
何でも網走では暗くなると撮影が出来なかったので、よく飲みに行っていたそうです
皆さんとても仲が良かったようで、その雰囲気が映画にも活かされていたのではと語ってました
キャスティングも監督が考えたそうで、堺さんの起用については
監督自身が堺さんの演じる西村さんを見てみたかったとのこと
実は最初は、原作者の西村さんを主人公にするつもりじゃないストーリーを考えていたそうです
それとラーメンを食べるシーンがあるのですが、実際に手打ちで作ったようで、
本当にに美味しかったと言ってました
ちなみに味はシンプルなしょうゆラーメン
他の食事もどれも美味しかったようです
そうそう、伊勢海老のフライが出てくるシーンがありますが、
これも大味になるかと思ってたけど、かなり美味しかったとのこと
お察しの通り、料理のシーンがたくさん出て来ますので
あまりお腹を空かせて行くと、大変なことになること確実です(笑)
個人的な感想はと言いますと、疲れも忘れさせてくれる面白い映画でした!!
実は主題歌が私の大好きなユニコーンで、この映画にとても合っていた感があります^-^
究極の単身赴任
たぶん、人としてギリギリの精神状態になりかねない地での仕事だと思うのですが、
沖田監督の脚本は、とにかく面白おかしく盛り上げてくれていますよ!
(実際、原作にはない脚色がけっこうあるそうです)
この映画、終わったあと誰かと語り合いたくなる作品ですので
ぜひ、1人ではなく2人以上で観にいって、
観終わった後は美味しいご飯を食べながら語り合ってください^-^