『瀬戸内海』タグの付いた投稿
直島報告~家プロジェクト
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2007年7月25日(水) 00:28
本村地区・家プロジェクト
ここは、古い町並みを再生させるための
プロジェクトチームがプロデュースした
アートな建物がいくつかあります
古民家をただ、改装するだけじゃ
活性化にはつながらないのでは
と考えた建築家や設計者が、
遊び心も入れつつ、
古い町並みに溶け込むような建築物を
誕生させたのです
まずはお腹がすいたので、
まだここまで観光化されていなかった頃から営業していたという、
看板とかもいちいちカワイイカフェまるやへ
お昼時と言うこともあり、お待ちのお客様が3組ほどいる盛況ぶり
私たちが通された席は和室のちゃぶ台
販売もしている、イラストが展示されていたり、
障子のデザインもとってもキュート
オーダーしたのは、直島産タコの塩ダレのビビンパ丼と、
とろり豚角煮丼。
おみそ汁と小さなサラダも付いて700円
器もセンスがいい!
そして味も美味しい!!
デザートも大変美味しそうだったのですが、
お腹がいっぱいのため断念
お腹も満足したところで、
500円で、角屋や南寺などを見学することができるチケットを購入し
まずは、古民家の居間を大きな池にして、
その中でデジタルの数字が点滅する 角屋へ
その後、古い神社の階段に
氷の塊のようなガラスの踏み台がある護王神社へ
その踏み台は、なんと地下まで続いているのです
それはこの、人一人がやっと入れる通路を通っていける、
石室で確認できますが、そこは撮影禁止
そして、一切の光を遮断した空間で
10分ほど目を凝らすと
ぼんやりと見えてくる
スクリーンのある南寺へ
一度に16名しか入れないので、
ちょっと待ちました
外から見た感じはどっしりと黒い、背の高い木の壁で
いったい何なんだろうと思ったけど、
中に入ってびっくり!的な建築物でした
これは、実際に見てみないと
まったくもって想像できないと思いますが、
とにかく、一見の価値あり!!
もちろん、一般の方が実際に住んでいる一軒家も多いのですが、
表札とは別に、こんなものが
屋号なのかな?すごく可愛いです
それから、とっても風情のある暖簾がいたる所にありました
ゆっくりのんびり歩いて見て回れる素敵なまち
ネコも似合うなぁ~
夕方ゆっくり歩いてベネッセハウスに戻りました
30分もかからない距離です
が、けっこう起伏が激しいので、
自転車より歩いた方がつかれないかもしれませんね
ベネッセハウスの敷地内にある、草間弥生の黄色い南瓜の前で、
ちょっと遊び心を加えて記念撮影
いろいろ満喫して、汗だくだく・・・
とりあえずいったん部屋へ
つづく…
完成は100年後?Byベネッセアートサイト直島
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2007年7月24日(火) 09:06
7月22日・曇り
朝から湿度高め…
ホテルからタクシーで約10分
高松港を8:12に出港する、
今回のメイン・直島行きのフェリーに乗りました
片道510円、乗車時間は40分
途中、鬼ヶ島という看板を掲げた島を発見
他にも大小様々な島が浮かんでいました
フェリーはすごい数が走っていて、まるでバス並です
あ、直島の玄関・宮之浦港にある
草間弥生さんの赤い南瓜が見えてきました
ベネッセハウス宿泊車専用の送迎バスが既に来てきていて、
チェックインは15時ですが、とりあえず荷物を預かってもらい、
さてどこから見ようかと考えていると…
コンシェルジュの叔父様が、丁寧にいろいろアドバイスをくれ、
月曜が定休日の地中美術館と、
家プロジェクトのある本村地区を先に回ることにしました
さすがは、アートなホテルのコンシェルジュ!
ベネッセハウスのミュージアム棟から地中美術館までは
歩いて行けないこともないのですが、
ちょうど、送迎バスが来たので利用することに
日曜ということもあって、開館前(10時~)でも結構な人。
早めに来てよかった~
で、ここからは美術館ということで、撮影は禁止
言葉だけで伝わるか分かりませんが、
今までの美術館とはまったくもって違う、
まさに、建物自体が作品となっている美術館でした
有名な建築家・安藤忠雄さんの得意とする
無機質なコンクリートの建物の中に
ナチュラルに溶け込む、作品の数々
特に、モネの絵が4枚飾られた部屋は、
照明は一切なく、自然光のみで作品を展示してあり、
壁も天井も額縁もすべて白
白一色だと無機質になりやすいところなんですが、
床の大理石がそれを緩和させてました
なんと、70万個の角を削り落された
サイコロのような大理石が
職人の手によって敷き詰められておりました
ここは靴を脱いで鑑賞するのですが、
疲れた足を癒す効果もあります
私もこの床がほしい!!
※この写真は、美術館で購入した
地中ハンドブックより引用
そして、地中美術館の一番すごいところは、
建物がほぼ、地中に埋まっているということ。
これは、直島の景観を壊さないためです。
地中に埋め込み、屋根には緑を植える…
今はまだ、建物の一部が見えていますが、
たぶん、10年後・20年後にはもっと見えなくなってしまうんでしょうね
ちなみにこれがベネッセハウスサイドから見た地中美術館
山の上のほうにチラッと見えるコンクリートの建物です
右下に見える黒と黄色の舟も、じつは作品の一部です
本当に、今まで体感したかとのない空間でした
時間が許すなら、何回も見直したいくらい
※地中美術館は、地下3階建てになっていて、
ちょっと迷路のようなつくりです
約2時間、じっくり鑑賞した後、家プロジェクトのある本村地区へ
…つづく