『芸術鑑賞』カテゴリーの投稿一覧
ARTについて考えた夜~小林賢太郎演劇作品・ノケモノノケモノ
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2014年7月1日(火) 14:14
先週の木曜日は、大が付くほど尊敬している小林賢太郎さんの演劇を見に行ってきました。今回のお題はノケモノノケモノ
今日から広島、大阪、横浜とまだまだ講演は続くので、ネタバレはしないよう書かせていただきますが、歳を重ねるごとに天才度が増していると、心から思いました。小林さんの作品はラーメンズ時代からほぼ見ている方ですが、(自分のブログを“小林賢太郎”で検索したら、自分が一番参考になった!笑) こんなにも才能に溢れた人が今までいたのだろうかというほど、自分の世界を多様な形で表現できる人なんだと思います。
※しかも今回はナックスの音尾くんが主演(小林さんが彼にしかできない役と断言しています!)ということもあり、北海道民にとってはかなり特別な思い入れがあったのでは^^
と同時に、この世界を理解できない人もたくさんいるんだろうなぁと思ったり・・・
確かに芸術・美術~ARTと呼ばれる世界には正解というものがないので、キッチリしがちな日本人には特に難解な領域なのではないかと、前々から思っていました。
個人的にはARTの世界は好きな方なので、色々なジャンルのモノを目にしたり、耳にしたりするようにしています。
以前ブログでも書いたことがありますが、当時小学生の姪っ子を連れて美術館に行くことが何度かあったのですが、姪っ子の感想がとにかく刺激的で、枠にとらわれないで見るということが、こんなにも楽しいことなんだなぁと思ったのを覚えています。
今、遅まきながら自分にも子どもが出来、吸収力が一番活発と言われている3歳児となり、その独特の言葉の解釈や物の捉え方が、まさにARTな世界だなぁと思う訳です。
個人的には演劇とか芸術鑑賞って、小さいうちからどんどん体験させた方がイイと思いっています。(なかなか未就学児NGが多いですが…)その感性が確実に大人になっても残っているからです。
今月19日から札幌国際芸術祭2014が札幌の色々なところで9月まで開催されます。なかなか市民に浸透していないと新聞などでも報じられているように、ちょっと敷居が高いイメージを持たれているような気がします。
確かに今まであまり芸術に関心のなかった大人たちには、頭の中がクエスチョンマークだらけなのではないかと。。。
感心のある私ですら、イマイチピンとこない点も多々あったり。
でも、子どもを対象にしたものには積極的に参加したい!と思っています。札幌市資料館で行われるコロガル公園 in ネイチャーとか
そんな感じでARTについて、ちょっと考えた夜でした(最終的には美味しいアルコールを堪能して盛り上がったのですが・笑)その件は次のブログで・・・^^
今どきの映像技術ってスゴイ・・・4D王By千歳アウトレットモール レラ
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2014年6月30日(月) 12:06
先週の土曜日に千歳アウトレットモールレラにお目見えした新施設、超3Dシアター「4D王~フォー・ディー・オー」北海道では初登場のようです。
場所はP1駐車場からすぐの、チャイニーズレストラン翠華の向かいになります。オープンの案内が届き、「自分をすり抜けていく映像」と言う謳い文句がものすごく気になったので、足を運んでみました
中に入ると、雪だるまの可愛らしいイラストが描かれた、筒状の小部屋があります。小部屋の中は360度スクリーンになっていて、その真ん中の丸椅子に座る感じです。どこが正面というのはなのですが、より真ん中に座ると映像が突き抜けていく感じを体感できるそうです。
早速、このメガネをかけて試写を体験。なんといきなりホラーです!
この画像だけでは全然伝わらないとは思いますが、なるほど確かに突き抜けていく感覚があります!!これは素直に面白い!いえ、かなり恐怖映像なので、怖がってずっと下を向いている女子もいたのですが、やはり40を過ぎると、逆に楽しくて笑ってしまうのだと実感。。。^^;
360度映像なのでクルクル回転するイスをフル活用してキョロキョロ^^ それにしてもこういう技術開発をしている人たちってすごいなぁと、心から尊敬します。。
※確かこの手の映像で最初に感動したのは、そのころ付き合っていた彼氏と行ったディズニーランドだったよなぁ~と、遠い目で思い出しました(笑)
ちなみに外のモニターで中の様子が見られるようになっていて、上から見るとこんな感じ。
※ホラーは一人貸切で見たら、かなり恐怖かもしれない・・・
ホラーは通常の上映では今のところ予定していなくて、お子様も楽しめる感動ファンタジーやアクションものなど、幅広いジャンルを用意しているようです。1回あたりは6~15分と短めなので、買い物の合間に気軽に楽しめるアトラクション的な施設です^^
個人的には宇宙もの・海底ものを体感してみたいデス!
大人も楽しめる人形劇~人形劇フェスティバル2014年さっぽろ冬の祭典
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2014年2月16日(日) 01:41
今年で32回目を迎えた、人形劇フェスティバル2014年さっぽろ冬の祭典
昨日、2月15日が初日でしたが、私も足を運んできました^^
毎年、さっぽろ雪まつりの時期に合わせて開催していたのですが、今年は少し遅い開催
昨日と今日は東区元町にあります、やまびこ座
来週の土日は札幌市教育文化会館小ホールで行われます
もう何度かありを運んでいるので、そのたびに書いてきましたが、
人形劇ってどうしてもお子様向けの印象が強いのですが、実は大人もしっかり楽しめる内容なんです!
特に冬の祭典は生演奏が入るので、私も毎回楽しみにしているんです^-^
今回は2本立ての作品のうち、ひとりぼっちの狼と七ひきのこやぎに
サックス・ギター・マンドリンの演奏が楽しめました^-^
なかなか考えさせられる内容なので、小さな子よりはオトナになればなるほど楽しめる作品かも
(小さな子はやっぱり、オオカミがちょっとコワイらしい^^;)
サックスの低音が心地良かったなぁ~
ちなみにこちらのイラストは、円山動物園の白クマやオラウータンを題材にした絵本、
にこにこぎゅっでお馴染みの、ひだのかな代さん
温かみのある色使い、個人的に好きデス^^
上演が終わると、最後に出演者&人形たちが出口でお見送りしてくれます
(喜んで近づいていく子、怯える子、ここも個人差があって面白い^^;)
ところで今回、物語の要でありますオオカミを演じた廣瀬君は、ご両親が人形劇関係者ということで、
小さいころからお手伝いで参加したりしていたころから知っていますが、
数年前から主役級の役を担当するようになりました
今年もまた一段と、成長したなぁって感じました^^
これからも人形劇という文化を、若い力で継承し行ってほしいなぁと思います
初めて人形劇を体験した友人も、いつもテレビの画面ばかりだから、新鮮で良かった!
と言ってくれた人形劇、チケットは当日券も販売していますので、ぜひ一度足を運んでみて下さい
(特にオトナの方々、子どもがいなくても全然OKなので恥ずかしがらずにぜひ^0^)
詳細はこちらをご覧ください^^
ところでやまびこ座は無料で使用できるプレイルームもあって
絵本なども結構揃っています
もちろん人形劇も日々上映中で、
300円くらいで観覧できるものもアリ
駐車場も完備しているので、子育て中の方、
利用しない手はないですよ~^0^
進化し続ける果澄ワールド
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2013年12月9日(月) 23:30
残念ながら昨日で終了してしまったのですが、大丸藤井セントラルで行われていた、
果澄ちゃんの個展に終了間際に駆け込みました
※果澄ちゃんご本人が撮影しても良いですよとおっしゃってくれたので、掲載します^^
ホントはライブ制作も見に行きたかったのですが、池田町に行っているときだったので見れず・・・
でも、個展は何としても見ておかないと!!と、駆け込んだわけです
ちなみに入口の作品は時計になっていて、詩も綴られています
今回はイラストだけではなく、物語と名付けた立体的な作品もあって、これに無性に惹かれました
セロファンみたいな紙に綴られた果澄ちゃんの詩
この紙質にどうやって印刷したの??と、果澄ちゃんに聞くと、
予想以上に手がかかっているのが分かりました
なるほど、だからこそ一目見ただけで強烈に惹かれっちゃったわけなのね!!
果澄ちゃんの温かくも力強い独特なタッチから、語らなくとも言葉が聞こえてくるようです
残念ながらこの画像では果澄ワールドの独特なカラーが鮮明ではないのですが、
本当に素晴らしい色使いです
カラフルな作品が多い中、すごく印象的だった作品 深いです・・・
【きぼうの樹−ハミングバード−】
いつか、この今を懐かしく思い出してる時がくるのだろうな。
笑って笑って今を思い出すのだろうな。
その時の為に、今、根を張っているということ。
きぼうの樹の、根を張っているということ。
だから今は歌おう、鳥とともに。
きぼうの唄を歌いながら、
きぼうの樹を心の中に育てよう。
いつかの日の為に、今は繋がっているから。
きぼうの樹、ハミングバード。
この作品には詩がついていたのですが、これには自然と涙が流れました
いやぁ。。。。ホントにギリギリでも行って良かった!!!!!
会場に一歩足を踏み入れた途端、果澄ワールドが広がっていて、
一つ一つの作品の前に立つと、その世界に引き込まれてしまい、時間が止まった感覚に・・・
果澄ちゃんとの出会いは5年前
自分のブログを読んでまた感動するくらい、記憶に焼き付いている作品
どんどん素敵なアーティストに成長している果澄ちゃんの世界に、新たな涙を流したひとときでした
来年の夏くらいまで個展はないようなので、これらの作品は暫く見ることができないのですが、
果澄ちゃんの今後の活動から、ますます目が離せなくなりました
今回は息子に見せてあげられなかったので、今度は絶対一緒に見たいな
個展は終了してしまいましたが、12月25日まで大丸藤井セントラル3Fの特設スペースで
いくつかの作品が販売されているようです^^
その空間が既にアート~ハルカヤマ藝術要塞2013
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2013年9月29日(日) 22:35
10月5日まで開催中のハルカヤマ藝術要塞2013
2011年に開催された時も気になっていたけど、イマイチどんなものなのかが分からなく、
しかも子連れでも行ける場所なのかも不安でしたが、本日思い切って行ってみました
感想はと言いますと、 『いやぁ、行って良かった!!!』
フォント大きくしちゃうくらい感銘受けましたっ><
もうね、その空間自体がアートなんです
ここで野外アート展をやる理由が思いっきり良く分かります!
ちなみに下記は、公式サイト内の開催趣旨
『小樽市の春香山の麓、春香町には彫刻家・本郷新が使用していた旧アトリエがあり、
そこに近接した約9,000坪の荒野があります。
この地の荒廃は約30年前の観光ホテルの終焉から始まり、大量の瓦礫、崩れた石垣などが
忘れ去られた空間であることを物語ります。
2011年、私たちはこうした廃墟ホテルを象徴とする荒野に無限の展開能力を直感し、
アートによる再生・芸術空間の構築の行動として「ハルカヤマ藝術要塞2011」を行いました。
石狩湾を眺望し、夏から秋にかけて変容する春香山の麓で開催したアースワーク(野外展)は
私たちの想像を遥かに超え、 7,490名という来場者で賑わい、「山を遊ぶ、アートで遊ぶ」を
56名の参加作家とともに多くの人々が体感しました。』
そうなんです、本郷新さんの旧アトリエがあるんです
そういう観点からも、ここにはアート魂を動かす何かがあるんだろうなと思いました
とにかくどこを見ても写真に収めたくなるし、そしてそれが絵になる
それでいて、楽しい!!野外、しかも山の中ということで結構な坂道を歩くし、
その傾斜や山道をうまく利用した作品は、子どもはもちろん、オトナもワクワク
(普段全然運動出来ていないから、ちょっと足腰に来るけど・笑)
元々そこにあったものをうまく生かしながら作品を展示する
“廃墟”というテーマが色々なところにちりばめている!
※いつものように滑り台に上がろうとし、『ダメッ!』と言われて「なんで?」と不思議がる息子
作品のタイプも様々だから、全く飽きません
自然に溶け込むような作品もあれば、八ツと目を引く作品も
見つけた時、思わず笑顔で喜んじゃう自分がいました^^
ココが一つの核になっている廃墟ホテル
ガラスの破片もそのまま。。。
そこだけ時間が止まっているかのよう。。。だけど周りの草木は確実に成長している
そして不思議だったのは、結構温かい日だったのに、この建物からは冷気が流れていたこと
画像だと分かりずらいけど、廃墟ホテルの裏側
まさに瓦礫の山になっていて、そこが作品のキャンバスになっていたりします
いやはや、この空間は現地で確かめてもらわないと伝えきれないっ><
よく見るとハンガーだったり・・・
ハンモックに寝転んだら空もアート!!
と、ハンモックに揺られてた大学生くらいの女子が
『ゆりかごみた~い』って言ってたけど、
この会場には【再生】や【誕生】というテーマがいっぱいあって、
それがこの、廃墟空間で融合してひとつの作品になっているんだなぁというのが、
個人的な感想
本郷新の旧アトリエにも入れます。かなり危険な状況ではあります・・・
こんな素敵な遊び心作品も^^
ツリーテラスのさらに上まで勇気を振り絞って上ると、ステキな景色を独り占め!!
まだまだ紹介したいところは山ほどありますが、気になった方はぜひ、会場へ!