美味しかったもの・楽しかったこと・教えたいこと・気になったこと 思いのままにアップしております
by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ
« 名寄にハマる・その1~名寄のオイシイモノ 久し振りの藻岩山展望台 »
名寄にハマる・その2~実は自慢できることがいっぱいなマチ
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2015年3月22日(日) 15:37
こちらは名寄市北国博物館。名寄公園の南側にありまして、郷土の歴史資料の展示施設というわけではなく、北国の自然と文化に親しむ体験学習施設なんだそうです
入口を抜けると、天井にステキなモニュメント。こちらは名寄のスキー場などで時々発生する、サンピラーをモチーフにした作品との事
展示室に向うトンネルの中には、サンピラー現象の写真など、名寄の風景が収められたパネルが・・・美し~ これは一度はリアルで見てみたい!
こちらは道北地方の地形図や北海道の市が分かる地図など、子どもでも分かりやすい内容
昔の北海道は稲作が出来なかったので、弥生時代がなく、そのまま続縄文時代となったという話し、きっと学校で習ったのでしょうが、全く覚えていなくて、今回の見学で新たな知識として得ることとなりました^^;
それにしても昔の調度品って、今見てもステキ!このまま使えそうなほどです
北国博物館ということで、北国の生活にはなくてはならない物がずらりと並びます。
すっごく懐かしいものもたくさんあって、眺めているだけでも意外と楽しい~
こうしてみると、除雪用品ってものすごく進化しましたよねぇ。。ちなみに右側の道具は馬に引かせて使う除雪器具
昔はホントに重労働だったんだろうなぁ~と、心から思いました。
風連町と合併して今の名寄市になる前は、スキーが市技だったそうです。郵便配達もスキーを履いて行っていたらしいですよ~
それと【涙の敢闘賞・名寄岩物語】という映画にまでなった、大関名寄岩という力士の出身地でもあるそうです。
でもって、個人的にも一番興味を引いたのが、この鉄道模型!
息子が出来てからというもの、日に日に鉄道に興味が湧き始め、北海道鉄道観光資源研究会という会にも参加している身なのですが、話を聞けば聞くほど、北海道の歴史は鉄道とともに発展したと思っております
ただ年々路線が廃止となって、残念なことに、今は影も形もなくなっているものが多いんですよね。。
で、名寄はその昔、3路線が乗り込んでいた町だったので、駅もものすご~く大きかったようです!残念ながら今は機関車の倉庫などはないのですが、土台だけは残っているそうです。
でもって、このSLの模型がキマロキといいまして、名寄にしかないSL排雪列車なんだそうです!
実物は北国博物館前の公園に展示されております。残念ながら冬期間はブルーシートに覆われていますが、この展示されている場所こそが、旧名寄本線とのこと。昔使用していた線路にSLを展示保存するって、そう簡単なことではないはずなので、いろんな方の協力があってこそなんだろうなって思います。
今年の6月にはSLキマロキの記念行事があるみたいなので、そのころを狙って再訪したいと思ってます^^
ちなみにキマロキってなんだ?って普通思いますよね?このSLは、4車両ありまして、機関車=マックレー車=ロータリー車=機関車という編成で、その頭文字を取ってつけた名前なんだそうです
まだまだ鉄道ネタが続いてしまいますが、名寄はラッセル車が冬季期間は雪が降らなくても毎日定期運行していることでも有名なんです。前日の会議で名寄市長と名刺交換した際、名刺にラッセル車が描かれていて、かなり詳しくお話を聞くことが出来まして、運行時間を教えてもらい、その時間めがけて無人駅に行ってみました^^
近付くにつれて何とも言えない重厚な迫力を感じます!残念ながら雪が少ないので羽は広げてない状態ですが、間近で見れてちょっと興奮気味でした^0^;
さらに輪をかけての鉄道ネタです(笑)
その1で紹介した創作キッチン たまさぶろうの隣りには鉄道模型館があるんです!
オーナーの志々見さんが5年かけて関西の実家の天井裏に作ったものを一度ばらして、名寄まで自家用車で持ってきたというすごいエピソードの持ち主で、実際かなりのスケール!!
駅構内なんかも、リアルに再現されていて、見れば見るほどハマる感じ!このように照明も付くので夜の方がよりリアルで見応えがあるんだそうですよ~
ヤバい!絶対、夜に再訪したいっ(笑)
ちなみにこちらが現在の名寄駅なんですが、旧駅舎の看板がここに残っています
そしてこちらはなよろ市立天文台きたすばる
名寄市のキャッチフレーズは“星・雪・きらめき 緑の里なよろ“ なんですが、盆地なので風があまりなく、天体観測には恵まれた場所なんだそうですよ!つい先日、低緯度オーロラが観測されて話題になってましたよね^^
故・木原秀雄氏の私設天文台がきっかけとなり、その後市に寄贈したのが最初のきっかけで、現在の立派な天文台設立に至ったそうですよ
きたすばるには北大が設置したぴ理香望遠鏡という、かなり巨大な望遠鏡もあるです!
こちらは観測等に使用していないときは職員の案内のもと、誰でも見ることが出来るんです^^ 結構な迫力です!!
そして屋上観測室には、様々な望遠鏡が設置されています
屋根がスライディングして開くのですが、この動作もを見ているだけでも楽しい(笑)
天文台のすぐ近くには立派なコテージもあるので、ココでキャンプをして天体観測っていうのも楽しいかもっ!
(実際夏は、観測していると焼肉のいい匂いが漂ってきて、ある意味ツラいんだとか・・・)
天文台にはプラネタリウムもあります
星空だけではなく、ショートムービー的なものも上映されておりまして、これがまた、通常のスクリーンと違うので、何とも言えない臨場感があり、予想以上に楽しめます!
これはぜひ、見ていただきたい!!
入口にありますこの銅像は、2011年に公開された“星守る犬”のハッピーくん。頭をなでると願い事がかなうとのことで、ワタシも撫でてきましたよ^^
こちらのお菓子が天文台で販売していたのですが、見た目は普通のクッキーなんですが、実はチョコレート菓子なので、食感がすごくしっとりしておりまして、意外にハマりました!冷やして食べるとさらに美味しいんです^^
さらに名寄にはカーリング場があります!この日はちょうど大会が行われておりまして体験することが出来なかったのですが、平日は会社帰りのサラリーマンやOLなども利用できるように、22時まで営業しているみたいですよ(冬季のみ)
ちなみにカーリング場の手前には子どもの遊び場がありまして、これが無料で使用できるんだそうです。
寒い冬でも裸足で汗だくになって走り回っている子どもたちをみて、子育てにも優しい町だなぁって思いました
名寄は天塩川と名寄川の分岐点にありまして、町の機能がかなりコンパクトに集約されているので、どこに行くのも10分くらいで移動できるところが住む人にとって優しい町でもあるようです。
スキー場やジャンプ台までも峠を越えることなく10分くらいで行けちゃいます
さらに名寄には日本最北の国立大学もありまして、若い世代の人口も結構いるんです
今回はその辺りの行政的なお話しをじっくり聞くことが出来たので、ちょっと住んでみたいかもって思わせるほど、魅力的なことがいっぱいなマチでした!
今回は雪の残る季節に行きましたが、北国博物館で見た四季折々の名寄の景色を見て、春のシバザクラと水田の風景、夏のひまわり畑など、全ての季節に足を運びたくなりました^^
ちなみにこの名寄土管製作所の敷地内に建つレンガの煙突&その横についているブルーシート、これはクリスマス前に行くとステキな演出があるそうで、その時期にもぜひ、観に行ってみたいなぁと思いました^^
意外と札幌からも近い名寄市、みなさんもぜひ一度、遊びに行ってみてください♪