札幌100マイル

Sapporo100miles編集長・オサナイミカのつぶやき

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『 積丹スピリット 』を含む投稿

ますます積丹から目が離せなくなりそう~積丹スピリット&海森計画

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以前、こちらで紹介した北海道発のクラフトジン【積丹スピリット

施設のお隣にある、絶景がウリの【岬の湯しゃこたん】が今年の1月末日で閉鎖され、その行く末が気になっておりましたが、積丹スピリットさんも携わっていくこと(株式会社SHAKOTAN GO)が決まったそうで、今後の展開を個人的にもとても楽しみにしております!!(詳細はこちら

 

と今回は、昨年BAR一慶さんで開催された『ENJOY CRAFT GIN』の第2弾が、【kinoole】さんで行われた時の様子をご紹介

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kinooleさんはジン専門のBARで、極狭のお店の中には世界のジンが揃っています

そこでバーテンダーをされている寺川さんに、“火の帆”のKIBOU / BOUQUET / BOUQUET LIQUEUR HAMANASUを使用したオリジナルカクテルを作っていただき、実際に味わえるという、なんとも素敵なセミナー(笑)

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まずはこちら、KIBOUで作ったジンフィズ

定番のカクテルではありますが、Suzeという甘みの中にほろ苦さがあるハーブリキュールでシロップを作って混ぜているので、KIBOUの特徴でもある、アカエゾマツの香が引き立ちます^^

喉が渇いていたので、一気に飲み干したくなってしまいました(笑)

 

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そしてこちらは、BOUQUET LIQUEUR HAMANASUを使用した、ネグローニ風の1杯

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元々赤い色合いのHAMANASUに、スイートベルモットとカンパリを入れて作った、深紅のカクテル!!

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これはインパクトあります!!

ほんのり甘いので、ちょっと疲れた一日の〆に飲むのにもピッタリかと^0^

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実は今回、3種類のカクテルの中から2種類をセレクトするシステムだったのですが、もう一つがBOUQUETを使用したこちらのカクテルもありまして、ゼラニウムウォーターでトワイスアップしたものということで、これがまた見た目も美しくて、究極の選択となりました^^;

積丹スピリットのジンは、積丹のボタニカルの特徴を生かした積丹らしさを前面に出した製品を展開していますが、どのカクテルもその特徴が良く伝わる1杯だったと思います^^

 

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特にこのUMIは特徴的で、ストレートで飲むと積丹の海を連想させる塩味と、春を告げるふきのとうの苦みが感じられて、北海道・積丹らしいジンだなと思うのです^^

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今回、UMIの塩味に合わせて作ったという、ケッパーの塩漬けを使用したチョコレートも登場

ちなみにチョコレートは、【キフェ・ラ・メゾン】作

こちらのチョコレートは通常では販売しておりませんが、積丹ジンに漬けこんだ“ジンレーズン”のチョコレートを販売しています♪

 

2回に渡ってクラフトジンの楽しみ方を教わり、ジンの世界が広がりました!

そして積丹スピリットの想いも、さらに確認することが出来ました

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前回ブログをアップした時は、まだ公式サイトが立ち上がっておりまんでしたが、【海森計画】も無事始動中!

クラフトジンブームにのっかるのではなく、未来の北海道・積丹のための活動を続けていく・・・

↑堂々と飲める、なんとも素敵な言い訳にもなると思いませんか?(笑)

積丹に誕生した【積丹スピリット】の存在意義

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数年前に積丹でジンを作るという構想を聞いた時は、頭の中にクエスチョンマークがたくさん浮かんだことを覚えています。

今のようにクラフトジンブームでもなかったし、そもそもなぜ積丹でジンなの??というのが率直な感想。

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それが、知れば知るほど積丹だからこそのジンだったのか!!という思いになり、今や心の底からMade in 積丹のジンが世の中にデビューするのをワクワクしている一人となりました^^

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こちらが【積丹スピリット】の蒸留所&直売所

場所は、岬の湯しゃこたんのお隣

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ちなみに岬の湯しゃこたんの露天風呂からは、こんな風景が見渡せます!!

この日は曇り空でしたが、お天気の良いときは“積丹ブルー”の海が広がる絶景なのです^^

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積丹GINのためのボタニカルガイド”という冊子には、積丹町で確認することのできるボタニカルが37種類も掲載されていました。

すべてのボタニカルを積丹スピリットのジンに使用するわけではありませんが、それだけ植物が豊かに生っている場所だということが分かります^^

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こちらは蒸留所より札幌寄りの、元牧場だった敷地を活用して造成された、ボタニカルガーデンの乾燥施設

昨年の夏から秋にかけて、何度かガーデン開放イベントが開催され、ワタシも足を運びました^^

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ガーデンで採れたハーブを乾燥させたもの

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GINガーデンと名のついたこの場所には、たくさんの種類のボタニカルが植えられています

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秋口だったので、だいぶ終わりかけとはおっしゃっていましたが、ラベンダーやハマナスなどがまだ花をつけていました^^

その姿と香りに癒されまくり!!

 

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こちらはGIN圃場2

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まだまだこれからですが、ニガヨモギ、クロスグリ、チシマザクラ、クロイチゴ、ヤチヤナギ、クロモジ、ハイビャクシン、ミヤマビャクシンなどのボタニカルが植えられています^^

ちなみに、積丹半島の断崖に植生している“ミヤマビャクシン”に出会ったことが、積丹GINを作るきっかけだったのだそうです。

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乾燥庫内には色んなボタニカルが!

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失礼ながら、こんなものがジンの原料に使えるの?といった見た目ですが、鼻を近づけるとそれぞれの香りをしっかりと感じることが出来ました^^

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ちなみにこの日は、バーギュータスさんが、試験醸造したジンを使用してカクテルを作ってくれました^^

テーブルにはガラス瓶に入ったボタニカルもたくさん並んでいたので、またまた鼻を近づけて香りを堪能♪

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このエプロン、かっこいい!!

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本日のメニュー

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見ているだけでも癒されます!! そして、飲んだらもっと癒されましたっ(≧▽≦)

改めて、じんというアルコールの面白さを知ることが出来たカクテルです^^

 

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こちらは、ノンアルコールのボタニカルトニック

アルコールは全く入っていないのに、アルコールを摂取した時と同じくらい癒されました~

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ちなみにこの日は美味しいBBQも楽しめイベントだったのですが、森町のひこま豚や、道産赤身牛肉のキタウシリなどを、ハーブの効いたオリジナルソルトでいただきました^0^

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さらには、薬膳スープも!

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スープや塩は、ガーデンのハーブの監修なども手掛けていらっしゃる、KINAの大澄先生が用意してくれました^^

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スープがあまりに美味しくて、何度もお替りしてしまった^0^;

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最後には、先ほど積んだハマナスの花も加えて、ハーブティー♪

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こんな感じで、積丹を満喫したのでした^^

 

そして今年に入ってから、マイクラフトジンモニター会にも参加しました!

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エゾヤマモモ・アカエゾマツ(新芽)・ミヤマビャクシン(葉)、(実)・みかん・さくら・キタコブシ・オオバクロモジ・ホップ・ラベンダー・ニガヨモギ・フェンネル・ノラニンジン・桜葉・ハーブ2(ミント系)・ハーブ3(失念^^;)

これらをベースのジンにブレンドして味見

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さながら、実験室状態!!

でもって、かなりキツイ^0^;

だけど、組み合わせることによってその味のポテンシャルが上がったり、思わぬ香りが立ったり!!

個人的にはキタコブシ、クロモジ、ノラニンジンが個性的で北海道らしさが出て面白いと思いました^^

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この素晴らしいモニター会は、【酒場マチルダ】さんで行われたのですが、実験?が一通り終わった後は、美味しい料理も堪能♪

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実は初めてお邪魔したのですが、のん兵衛的にこれが食べたかったの!!というようなお料理ばかりで、また改めて行きたいお店です^^

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あらかじめジンのモニター会を行うことも伝えておりましたので、ジンとのペアリングを楽しめるお料理も^^

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しばらく外食していないので、自分の写真を見てよだれが・・・^0^;

 

こちら、蒸留所にで~んと設置された蒸留器

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うつくし~~~~ぃ(≧▽≦)

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こちらのサイトを見ると、数日前に蒸留がスタートしたようです!!

 

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早く、直売所で積丹の風景を眺めながらグラスを傾けてみたです^^

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ウニと海だけじゃなかった【積丹課外授業】の思い出~SHAKOTAN海森計画

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少し前の話しになりますが、夏休み期間中に小6男子の息子と一緒に参加した、【第2回ウニの学校】に参加した時のことを綴ります♪

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早朝に自宅を出て、自家用車で積丹町にある『B&C海洋センター』へ

そこで受付を済ませた後、歩いてすぐの場所にある“美国川”へ向かいます

朝から夏の日差しがジリジリと降り注ぐ青天で、川面がキラキラして、その景色を眺めるだけですでに癒される^^

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ここで最初の体験プログラムである、“川遊び”が始まりました

川の中には色んな水生昆虫が生息しているので、みんなでそれを見つけようという企画です

その前に、川遊びの約束事を確認

夏になると必ず悲しい水難事故がありますが、こうしてしっかりと危険性を伝えることも大切ですよね。特に都会に住んでいると、自然と戯れること自体が少ないので、私自身も勉強になります・・・

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どんな水生昆虫が生息しているのかも教えてもらった後、早速スタート!

最初は川に入るのも恐る恐るでしたが、いざ入るとかなり気持ち良かったようで、あっという間に水生昆虫を探すモードに

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お借りした水中眼鏡と網を持って、石の影を探索

ちなみに石をひっくり返すと、たいてい小さな水生昆虫がいます

最初は息子が探している様子を撮影したり、眺めていただけだったのですが、その場にいると探したくなるものなのですね・・・気が付けば石をひっくり返して、誰よりも真剣に探していました(笑)

虫はどちらかと言うと苦手です・・・が、なぜか水生昆虫は触れるのです(笑)

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水生昆虫だけでなく、こんな小さな魚にも出会えましたよ!

こちらは“かじか”の幼魚

それにしても夢中になると時間が経つのが早い!

あっという間に終了予定時刻が来てしまい、その場にいた全員が名残惜しそうに美国川を後にしました・・・

ちなみに積丹町には他に、積丹川・余別川などもあるのですが、こちらは保護水面となっているので、足を踏み入れることはできないそうで、美国川だけが唯一入っても大丈夫な川なのだそうです

そういう知識もこの年にして初めて知る・・・^^;

 

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川遊びを終えて向かったのは、【岬の湯しゃこたん

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以前は団体客用だった部屋の前のこちらのスペースを、今回のベースキャンプ地として利用したのですが、ここでお昼ごはんタイム

※実は途中からデジカメの調子が悪くなり、色々慌てて撮ったりしていたら、ブレた画像しかなかった・・・( ;∀;)

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事前に準備して下さっていたカレーを自分でよそって頂きました^^

こういう課外活動とかで食べるカレーって、いつもの10倍は美味しく感じますよね~

息子は調子に乗って大盛りをお替りして、流石に2杯目はギブアップしてワタシが少し食べるの手伝いました^^;

お腹が満たされたところで、次は森遊びタイム♪

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岬の湯しゃこたんから車で札幌方面に少し戻って、山道を上がった場所にある“たんたん山”

積丹グリーンという任意団体が管理している約21hの森で、森田さんと運野さんが“先生”として、森のことを教えてくれました^^

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まずはこの辺りに映えている木々の種類を教わりました

パッと見で分かるのは白樺と桜、松くらいかな?^^;

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言われればそうだった!と思うのですが、すぐには名称が出てこない・・・

そしたらこんな素晴らしいキッドが!!

形は本物の葉と同じとのことで、これは北海道の小学校全部に置いておいたらいいと思う!!

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そして、木によって重さが違う事や、アイスの棒は何の気で作られているかとか、この巨大は実は何でしょうか?なんて、子どもより大人の方が身を乗り出して聞いてしまうことをたくさん教えていただきました^^

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広場から少し降りたところには、小さな川があります

実は“たんたん山”というのは、水が流れる場所と言う意味のたんたん、積丹の“たん”などから名付けたそうですよ

この辺りの川も保護水面ですので、足を踏み入れては行けません

近くで眺めるだけ

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と言われて、ギリギリまで来てとどまる息子

それにしても癒される空間!!確実にマイナスイオン効果ですね^^

でも、この辺りは熊だって生息していますので、人間の存在を知らせるべく、音を鳴らすための缶が吊るされていたりするのです

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熊の足跡ではないですが、エゾシカの足跡を発見!

探索の間、子どもたちの表情がワクワクしっぱなしでした^^

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さらに目をキラキラさせて夢中になっていたのが、スラックラインとブランコ

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自宅にいると公園にも行かず、ゲームばかりしている息子も、親が思っていた以上に楽しんでいました

積丹グリーンさんのブログを見ると、スラックラインは急きょ準備したとのことでしたが、大成功でしたね^^

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森に癒されたあとは、今回のテーマでもあります、“学び”の時間です!

模造紙を広げて、皮で麻奈bbだこと・森で学んだことを書いていきます

飾りつけ用の小枝や葉っぱも準備されていて、これがまた、子どもも親も予想以上に夢中になる時間!

実は最近の小学校は自由研究を提出する義務がないので、今日作ったものはお披露目できない・・・というオチがついてはしまったのですが、思い出としてはしっかり焼き付き、かなりの学びにもなったので、結果オーライ♪

 

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学びが終わったら、次は晩ご飯タイム♪

すでに炭が準備され、野菜やお肉がジュージュー焼けていきます

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ワタシのお楽しみはもっぱらこちら!

敷地のお隣の積丹スピリットさんで造られている、ジン♪

いつかこの場所で飲みたい!と思っていた夢がかなった瞬間です^^

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気が付けばあたりは真っ暗

焚き火を囲んで、子どもたちは焼きマシュマロを

そして大人は飲む(笑)

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朝も炭をおこしてくれまして、ホットサンドで朝ごパン♪

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朝ごはんを食べる羊たちを眺めながら味わうなんて、実に清々しいモーニング^^

片付けが終わった後は、帰る前にもうひと学び!

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美国の方にある、“海森スタジオ”で、ウニ博士からウニについて学びます!

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積丹町のウニのこと、そしてウニが生育するのに大切なことはなどを学び、最後に検定試験がスタート

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見事、ウニ博士に認定されました!!

ウニが育つためにはキレイな海が必要

だから、海の源となる山と川も美しくなければなりません

2日間で海・川・山のことをすべて勉強できました^^

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それからウニの殻で“ウニランタン”も作りました

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ホントは子どもたちだけの予定だったのが、大人も作りたいということで、急きょ全員参加

最後まで、子ども以上に親が楽しんでいたかも(笑)

ここで無事に終了し、最後に海森スタジオの向かいにある、“ヤマシメ番屋”に立ち寄りました

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明治時代の生活が分かる、レトロカフェ

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急に日差しが強くなり、喉がカラカラだったので積丹ブルーソーダをいただきました^^

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実は夕日も積丹ブルーも見れなかったし、ウニも食べていないけど、そんなことは全く気にならないくらい心が満たされた2日間となりました^^

 

積丹町は、実は80%が山林

そしてウニのシーズンより、秋冬が長い

そんな積丹町の持続可能なことを見つけるべく、今後も様々な企画が予定されているんですよ!

ちなみに次は神威岬ナイトハイク&朝SUP

こちらは中学生以上が対象とのことですが、かなりレアなツアーかと思いますっ

 

 

 

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帰り道は、積丹ブルーに負けないキレイな海を眺めることが出来ました^^

そして帰宅後・・・

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ウニランタンに、期待以上に癒されました~~~(≧▽≦)

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