『アート』タグの付いた投稿
すっかり心奪われた、カラヴァッジョ展
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2019年8月10日(土) 09:43
本日、8月10日(土)~10月14日(月祝)まで、北海道立近代美術館で行われる【カラヴァッジョ展】
開幕前日の昨日、メディア内覧会があり足を運んできました。
カラヴァッジョ。正直、今までそれほど興味はなく、道新の日曜版で連載していた記事を読んで初めて知ることが多かった画家
絵の雰囲気もダークな感じだし、きっと心底好きなタイプではないだろうなぁという、大変失礼な気持ちで観に行ったのです
が、1枚1枚観ていくうちに、最初に感じていた感情とは全く別のモノが沸き上がってきて、会場を回り終えるころにはすっかり、魅了されておりました!!
まさに、“神か、怪物か”というコピーが、頭の中を支配した感じ!(と言ったら、少し大げさか^^;)
今までの絵画展って、近づきすぎるとその魅力が減少してしまうことが多かったけど、カラヴァッジョに関しては、出来るだけ近づいてみたくなる!
近づけば近づくほど、その技術力に圧倒されると言いますか・・・
いまや、加工写真なんかでリアル写真を絵画風にしたものも見慣れている時代ですが、16、7世紀にこのリアリティのある画って、すごいと素直に思います!!
でもって、このヤマザキマリさんのイラストが描かれた解説がとても分かりやすくて見やすくて良い!
併せて音声ガイドも聞いたので、よりカラヴァッジョの世界観を知ることができました!
いつも迷って借りないことが多いけど、やっぱりガイドはあった方が、作品の背景が分かってより、楽しめますね
“病めるバッカス”のモデルが自分自身だったとか、そういうエピソードを知ってから眺めると、また奥深いものがあるし
それにしてもリアル・・・
毎回思うけど、展示スペースの構成をプロデュースされる方のセンスって、嫉妬するくらい素晴らしい
この“ブルー”の空間は、一瞬にして引き込まれてしまいました・・・
そしてこの“法悦のマグダラのマリア”
やっぱり、近づけば近づくほど素晴らしい・・・
道新にも記載されておりましたが、今回8点の作品の到着が遅れていて、展示開始時期が未定です。
が、作品が揃ったときにもう一度観覧できるような措置をとってくれるそうです。
詳しくはコチラ
先に音声ガイドだけ聞いたら、ますます観たくなりました!!
今回は、カラヴァッジョに影響を受けた画家たちの作品も展示されていますが、その作品たちもまた、強烈
それだけ、影響力のある人物だったんだなと思いました。。
かなりインパクトのある作品
この作品の顔ハメパネルが今日から入口に設置されるそうで、個人的にかなり気になっております!
そして売店で販売する商品の一部(また布がかかっていたのですが、お願いして一部見せてもらいました^^;)
なんと!田辺画伯とヤマザキマリさんの今回のイラストをモチーフにした商品があるではありませんか!
これは、顔ハメと商品を購入しに行くだけでも行かなくちゃ(笑)
と、作品が全部揃ったら、もう一度行きたい!!
北海道ファニチャーを体感できるスペシャルルーム~クロスホテル札幌・KAMUYルーム
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2016年6月8日(水) 12:26
昨年のASAHIKAWA DESIGN WEEK での一コマ、カンディハウス本社の入口に設置されていた、“インスタレーション・Nen-Rin”
その松村和典氏の作品が、クロスホテル札幌に再登場しているのです!
何?この違和感のなさ!!!
まるで元々そこに有ったかのような、もしくはこの空間のためにデザインされたかのような。。。フロントの赤い壁とも絶妙にマッチしているのです。。。
あまりにステキすぎて、自分の周りだけ一瞬時間が止まってしまいました^0^;
実はリニューアルしたミートラウンジに、カンディハウスの家具が入っておりまして、今回そのカンディハウスのチェアが設置された、KAMUY(カムイ)ルームが限定2室、7月31日までの期間限定で登場しておりまして、そちらを特別に覗かせていただくことになりました^^
と、その前にその壁面にものすごく気になるアートが。。。
え?お客様の落書き…ではないですよね?^0^;
こちらの作品、現在は札幌を拠点としているオコイマツさんの立派な作品なんです!
文房具屋のペン売り場にある試し書きのメモ用紙を収集してモチーフとした風景画のような今回のシリーズ
誰もが一度は思うであろう、『これなら私にも描けるんじゃ・・・』 でも、圧倒的に何かが違うんですよね^^; いやぁ。。。アートってホントに深い!そしてこちらの作品をピックアップするクロスホテルも素晴らしい!!
と、部屋を見学する前からハイテンション気味^^;
と、深呼吸してから、KAMUYルームに案内していただきました^^;
クロスフロアと言う、高層階にある少し広めのお部屋になります。
こちらのチェアがKAMUYシリーズのものなのですが、座った瞬間、見た目以上に身体にフィットすることが実感できる、デザインだけではない、心地良さを追求した旭川が生んだ世界に誇るファニチャーなのです!
ちょっと大げさに書いていると思われてしまうかもしれませんが、ホントにこのデザインでここまでしっくりくるってスゴイ。。と思ってしまったので^^;
それにしても居心地の良い空間です。これなら出来るだけ長い時間滞在したい。。と思います^^
ちなみにミルまでセットされていて、コーヒーはいわい珈琲のオリジナルブレンド。この“AND C”と言うのはクロスホテルのオリジナルアイテムのブランド名で、アメニティも遠軽町のマイスターにオリジナルで作っていただいた、“AND C”シリーズだそうです^^
そしてこちら!電源を使わない、iPhone用のスピーカーなんです!!
こちらは旭川にあるササキ工芸の作品で、ココに差し込んで音を流すと、音楽ホールで聞いているような音の広がりを感じることが出来るのです!
これ、欲しいかも。。。
心地いい空間で、座りごこちの良い椅子に座って、心地よい音楽を楽しむ。。。これでオイシイアルコールがあればもう、何も言うことはありませんっ!
ちなみにお風呂が外の景色も楽しめるビューバスで、ホントに部屋から出なくても楽しめちゃうのですが、宿泊するなら絶対足を運んでほしいのが、18階にある大浴場!
全体的にスタイリッシュな写真(各フロア違います)なのですが、アヒルちゃんも案外違和感なく、そこに存在してました(笑)
まず、休憩室からの眺めにビックリ!
高いビルの多い中心部にあるホテルなのに、そこだけポッカリと空間があるかのように、案外いい眺めなのです!
これは夜も楽しめそう!
ちょうど大浴場にお客様がいなかったので、中も撮影させていただきました^^
うわぁぁぁ。。こちらも都会の真ん中なのに空が仰げたり、空中庭園の様な浴槽だったりと、想像していた以上にワクワクしちゃう空間
すごく広いわけではないのですが、宿泊者以外は入れないので、宿泊体験した知人は、何時に行ってもリラックスできたと喜んでいました^^(めちゃめちゃ羨ましい・・・)
それにしても、どこをとっても抜かりなくスタイリッシュ(笑)
あ、こちらもマイスターさんのものですね^^
クロスホテルは様々な部屋のタイプがあるようでして、部屋指定で宿泊されるお客様も多いようです^^
その中でも一際スタイリッシュなHIP STYLEというお部屋を見せていただきました^^
色んな場所が、イチイチ非日常的!だけどリラックス出来そう!
置いているもの、一つ一つがオシャレすぎる・・・ ここなら1ヶ月くらい籠って執筆活動すればいい作品が生まれそう!!(笑)
それこそ、このお部屋でギャザリングパーティ出来たら、ものすごく盛り上がりそう!!
札幌に住んでいるからこそ、何かのご褒美で札幌のシティホテルでゆったり過ごすのも贅沢な時間だなぁと思いました^^
自分にご褒美あげられるように頑張らねばっ^^;
進化し続ける果澄ワールド
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2013年12月9日(月) 23:30
残念ながら昨日で終了してしまったのですが、大丸藤井セントラルで行われていた、
果澄ちゃんの個展に終了間際に駆け込みました
※果澄ちゃんご本人が撮影しても良いですよとおっしゃってくれたので、掲載します^^
ホントはライブ制作も見に行きたかったのですが、池田町に行っているときだったので見れず・・・
でも、個展は何としても見ておかないと!!と、駆け込んだわけです
ちなみに入口の作品は時計になっていて、詩も綴られています
今回はイラストだけではなく、物語と名付けた立体的な作品もあって、これに無性に惹かれました
セロファンみたいな紙に綴られた果澄ちゃんの詩
この紙質にどうやって印刷したの??と、果澄ちゃんに聞くと、
予想以上に手がかかっているのが分かりました
なるほど、だからこそ一目見ただけで強烈に惹かれっちゃったわけなのね!!
果澄ちゃんの温かくも力強い独特なタッチから、語らなくとも言葉が聞こえてくるようです
残念ながらこの画像では果澄ワールドの独特なカラーが鮮明ではないのですが、
本当に素晴らしい色使いです
カラフルな作品が多い中、すごく印象的だった作品 深いです・・・
【きぼうの樹−ハミングバード−】
いつか、この今を懐かしく思い出してる時がくるのだろうな。
笑って笑って今を思い出すのだろうな。
その時の為に、今、根を張っているということ。
きぼうの樹の、根を張っているということ。
だから今は歌おう、鳥とともに。
きぼうの唄を歌いながら、
きぼうの樹を心の中に育てよう。
いつかの日の為に、今は繋がっているから。
きぼうの樹、ハミングバード。
この作品には詩がついていたのですが、これには自然と涙が流れました
いやぁ。。。。ホントにギリギリでも行って良かった!!!!!
会場に一歩足を踏み入れた途端、果澄ワールドが広がっていて、
一つ一つの作品の前に立つと、その世界に引き込まれてしまい、時間が止まった感覚に・・・
果澄ちゃんとの出会いは5年前
自分のブログを読んでまた感動するくらい、記憶に焼き付いている作品
どんどん素敵なアーティストに成長している果澄ちゃんの世界に、新たな涙を流したひとときでした
来年の夏くらいまで個展はないようなので、これらの作品は暫く見ることができないのですが、
果澄ちゃんの今後の活動から、ますます目が離せなくなりました
今回は息子に見せてあげられなかったので、今度は絶対一緒に見たいな
個展は終了してしまいましたが、12月25日まで大丸藤井セントラル3Fの特設スペースで
いくつかの作品が販売されているようです^^
その空間が既にアート~ハルカヤマ藝術要塞2013
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2013年9月29日(日) 22:35
10月5日まで開催中のハルカヤマ藝術要塞2013
2011年に開催された時も気になっていたけど、イマイチどんなものなのかが分からなく、
しかも子連れでも行ける場所なのかも不安でしたが、本日思い切って行ってみました
感想はと言いますと、 『いやぁ、行って良かった!!!』
フォント大きくしちゃうくらい感銘受けましたっ><
もうね、その空間自体がアートなんです
ここで野外アート展をやる理由が思いっきり良く分かります!
ちなみに下記は、公式サイト内の開催趣旨
『小樽市の春香山の麓、春香町には彫刻家・本郷新が使用していた旧アトリエがあり、
そこに近接した約9,000坪の荒野があります。
この地の荒廃は約30年前の観光ホテルの終焉から始まり、大量の瓦礫、崩れた石垣などが
忘れ去られた空間であることを物語ります。
2011年、私たちはこうした廃墟ホテルを象徴とする荒野に無限の展開能力を直感し、
アートによる再生・芸術空間の構築の行動として「ハルカヤマ藝術要塞2011」を行いました。
石狩湾を眺望し、夏から秋にかけて変容する春香山の麓で開催したアースワーク(野外展)は
私たちの想像を遥かに超え、 7,490名という来場者で賑わい、「山を遊ぶ、アートで遊ぶ」を
56名の参加作家とともに多くの人々が体感しました。』
そうなんです、本郷新さんの旧アトリエがあるんです
そういう観点からも、ここにはアート魂を動かす何かがあるんだろうなと思いました
とにかくどこを見ても写真に収めたくなるし、そしてそれが絵になる
それでいて、楽しい!!野外、しかも山の中ということで結構な坂道を歩くし、
その傾斜や山道をうまく利用した作品は、子どもはもちろん、オトナもワクワク
(普段全然運動出来ていないから、ちょっと足腰に来るけど・笑)
元々そこにあったものをうまく生かしながら作品を展示する
“廃墟”というテーマが色々なところにちりばめている!
※いつものように滑り台に上がろうとし、『ダメッ!』と言われて「なんで?」と不思議がる息子
作品のタイプも様々だから、全く飽きません
自然に溶け込むような作品もあれば、八ツと目を引く作品も
見つけた時、思わず笑顔で喜んじゃう自分がいました^^
ココが一つの核になっている廃墟ホテル
ガラスの破片もそのまま。。。
そこだけ時間が止まっているかのよう。。。だけど周りの草木は確実に成長している
そして不思議だったのは、結構温かい日だったのに、この建物からは冷気が流れていたこと
画像だと分かりずらいけど、廃墟ホテルの裏側
まさに瓦礫の山になっていて、そこが作品のキャンバスになっていたりします
いやはや、この空間は現地で確かめてもらわないと伝えきれないっ><
よく見るとハンガーだったり・・・
ハンモックに寝転んだら空もアート!!
と、ハンモックに揺られてた大学生くらいの女子が
『ゆりかごみた~い』って言ってたけど、
この会場には【再生】や【誕生】というテーマがいっぱいあって、
それがこの、廃墟空間で融合してひとつの作品になっているんだなぁというのが、
個人的な感想
本郷新の旧アトリエにも入れます。かなり危険な状況ではあります・・・
こんな素敵な遊び心作品も^^
ツリーテラスのさらに上まで勇気を振り絞って上ると、ステキな景色を独り占め!!
まだまだ紹介したいところは山ほどありますが、気になった方はぜひ、会場へ!
蒲原みどり×Cafe Blue
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2013年8月28日(水) 05:48
先日こちらでもチラッと紹介していた、カフェブルーのお話し
あの後お話がまとまり、蒲原みどりさんのパリでの個展が終わったら制作しますとの事で、
ワタシも首を長~くしてまっておりました
そして先日、とうとうその日がやってきまして、制作現場をLIVEで見ることができました
制作は定休日に行われました
テーブルをどけ、まっさらな白いキャンバスのような壁
カフェの担当者Mさんと打ち合わせをした時に、ココの壁がちょっと殺風景なんだよねぇという話しになり、
ふと、ここの空間には間違いなくみどりさんの作品が似合う!!と思い、
MさんのiPadで作品を見てもらいました
アートは好みもありますから、気に入っていただけるかの確証は全くなかったのですが、
とにかくピン!と来たので、その日お会いしたばかりのMさんに、
いかに蒲原みどりさんの作品が素晴らしいかを力説
ただ、力説しなくても、一発で気に入ってくれたMさん
その後、お二人を引き合わせ、みどりさんもこの空間を気に入ってくれ、
なんと、壁に直接描いてもらうことになったのです!!!
普段の作品作りではほとんど下書きはしないそうなんですが、
この日はだいたいの構図を決めるために、
あらかじめ用意しておいた花や鳥を描いたトレーシングペーパーを壁に貼り付けていきます
離れた場所から見つめる。。 うわぁぁぁぁ、作品の一部が見えてきただけで鳥肌が立ちました!
明るいうちからスタートし途中、休憩や楽しいNYトークで盛り上がったりしながら
気が付けば窓の外は真っ暗
そして完成しました~の声
う~ん、、、、、、ファインダーには収めきれない素晴らしい空間が誕生しました!!!
あまりにステキで一瞬、固まってしまったほど・・・
テーブルをセッティングするとさらにその空間は完璧なものになりました
ここでパンケーキ頼んだら、つい食べるの忘れちゃいそうです・・・
何より嬉しかったのが
このステキなアートを制作したみどりさん自身が
今までで一番楽しく描けて、
ものすごく素晴らし作品になったと
嬉しそうに語ってくれたこと
壁に直接描いた作品が
彼女の代表作になってくれたなんて
繋いだ私としても
ものすごく誇りに思います!!
とにもかくにも、こんな画像で見るより、間近で感じて下さい
ただ、カフェブルーさんは普段からものすごく混みあっているお店なので、
このテーブル席に座れるかどうかは、運しだいですが・・・^^;
アサイチか閉店間際に行くのが良いかもしれません