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天下糖一プロジェクトで製糖工場見学へ♪
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2019年11月13日(水) 10:27
こちらのブログでもアップ済みですが、【Sugar Seminar 2019】の一連のイベントに参加させていただき、先日は伊達市内にあります北海道糖業㈱道南製糖所にて行われました、工場見学へ行ってきました!
場所は伊達市
モクモクと煙が出ているところが工場です。
入口に、こんな額縁が飾られていました。
あ!ほのぼの印の砂糖の会社なんですね!!小さいころからお世話になっている砂糖です^^
こちらは、北海道糖業㈱になる前の模型
明治にはすでに製糖所があったんですね!
ちなみに明治3年にクラーク博士がてん菜の栽培を指南し、明治13年に紋別の工場が稼働。
それから現在のサッポロビール博物館は、もともとは製糖工場として建てられたそうです(何回も行っているのに知らなかった^0^;)
現在の工場は、昭和34年から稼働しているそうです。
ちなみに北海道内には、3社・8工場があり、北海道糖業㈱はここ伊達の他、北見と本別にも工場がありまして、北海道内で作られる砂糖の3割(90万トン)を製造しているそうですよ!
ちなみに砂糖の作り方って、皆さん知っているものなのでしょうか?
ワタシ、全く知らなかったのです・・・
よくよく考えたら、このカブのような、大根のようなてん菜(ビート)という作物が、何でサラサラの粉になるのか・・・今まで考えたことがなかったかも^0^;
ということで、子どものようにワクワク感を持ちつつ、工場内へ!
“製糖課”って、口に出すとちょっと面白い・・・(正当化)
入ってすぐに大きな機械だらだけ。しかも昭和の香りが漂う感じで、工場見学好きにはたまらない雰囲気
実際の香りは、何とも不思議なんです。
なぜか珍味のような香りもするし、少し甘い香りもするけど、穀物の香りもしたり。。
そして、ちょっと蒸し暑いです
一番奥まで行くと、千切りにされたビートがベルトコンベアで運ばれていきます。
その前の過程である、土のついたビートを水だけでキレイにする、“ビートウォッシャー”も見られる予定だったのですが、雨のため見学できず・・
特別に、千切りにしたビートを味見させてもらいました。
ちなみにこの状態を、コセットと言うそうです。
ほんのり甘い!このままサラダでも悪くはないかも
コセットを、約70℃の温水が入った巨大タンクに送り込んで1時間40分くらいかき混ぜるそうです。
そうすると温水の中に糖分が溶け込み“液糖”ができます。
液糖は最初はドロドロで、かなり濁った色。
これに石灰やCo2を入れて不純物やにおい吸着させ、機械でろ過をした後、煮詰めていくそうです。
そうすると、どんどん透明になっていくわけです!
その液糖を真空状態で濃縮し、結晶化させて遠心分離機へ
この辺りの行程は衛生面的に、近づけません。
工場内でも限られた人が全身を清潔にしたうえで入る場所
出来上がった砂糖は少し湿っているので、100~120℃の熱風が出る“ドライヤー”で乾かして、最後に冷風(クーラー)で乾燥させて出来上がり♪
ビートから砂糖になるまでは、焼く16時間かかるそうです!!
ということで、砂糖は漂白なんてしておりません。
じゃぁなんで透明な糖液が結晶になると白く見えるのかと言いますと、雪と同じで光が乱反射しているからなんですよ!
こちら、全ての行程をチェックできるモニター室
工場はビートが収穫される10月~1月まで稼働するのですが、その間は24時間体制なんだそうです。
ちなみに稼働していない半年以上のはどうしているかと言うと、すべての部品をばらして洗浄やメンテナンスをしているんですって!!
考えただけで私には無理!!と思ってしまいました^0^;
見学が終わってから、グラニュー糖を使用したマフィンをいただきました^^
そして、上白糖を2kgもいただいてしまいました!
暫くはお砂糖に困ることは無さそうです^^
数回に渡って参加した、Sugar Seminar2019
砂糖に関して正しい情報を知ることが出来て本当に良かったです!
家族が美味しいと言って食べてくれる料理を作るためにも、砂糖をフル活用しま~す^^
おまけ
モニター室のデスクにあった専門誌が気になりすぎる!!(笑)