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直島報告~本日は晴天なり
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2007年7月25日(水) 21:58
昨日とは打って変わっての晴天!
思わず早起きしてしまいました
さすがに昨日は食べられなかったおにぎりをほおばり、
さっそく、朝の美術館を見学した後、
歩いてすぐのところにある、私たちが泊まった部屋のアートの実物、
文化大混浴を見に行く
どうやら真ん中は夕方から、宿泊者が使えるジャグジーになるようです
そしてまっすぐ海岸へ…
これが、私たちが泊まったホテル
遠くには、例の南瓜もみえます
ゆっくりじっくり楽しんでいたら、
あっという間にランチタイム
ここで、ホテルとはお別れ・・・
あ~出来ることなら1週間は居たいところです
で、島で人気のうどんや・山本うどんさんへ…
このお店は、港から10分くらい歩いたところにある
三菱マテリアル直島生活協同組合~CO-OPの横にありました
さすが手打ちなだけあって、コシが強い!!
ダシが若干濃い目だったかな?
14::55、直島発~宇野港(岡山)行きのフェリーへ
名残惜しく、赤の南瓜で記念撮影
あっという間の直島
どこを撮っても絵になる直島…
絶対もう一度、くるぞ!と、二人で心に誓いました
ちなみにこれは、美術館の中にある安田侃さんの作品『天秘』に
寝っころがって撮った写真
けっこう、絵になってませんか??
直島報告~ベネッセハウスの夜
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2007年7月25日(水) 00:30
大急ぎで、シャワーを浴び、化粧も半分で部屋を出る
その理由は、ウェルカムシャンパンを飲みたかったから^^;
疲れ気味だったので、ミモザにしてみました
&17時からはスタッフによる、ミュージアムツアーがあり、
美術館や作品の詳しい説明が聞けるとのことだったので…
どちらもベネッセハウスに宿泊した人のみの特典
この、ベネッセミュージアムは
美術館に宿泊施設とレストランが併設されている、
全国でもそうない、ぜいたくな施設です
すでに16年が経つそうですが、
その当時では珍しい、かなり開放的な窓のある美術館
普通は作品保護のため、窓はほとんどありません
だけど直島は、景観自体が素晴らしいアートだということで
窓から眺められる景色も一緒に楽しんでもらうために
窓を付けたそうです
そして、さらにすごいことは、
この美術館の為に作品を作ってもらうべく、
アーティストに直接足を運んでもらっているということ!!
美術館は作品があって展示するのが普通
でも、この空間に合うものをここだけのために作ってほしいなんて、
まさに、アートサイト直島
だから、ここでしか見られない作品の山
そして、本当に場の雰囲気になじんでいました
その後、19時からパーク棟にあるテラスレストランでディナー
海を眺めながら食事が出来るレストランで、
並んで座るスタイルだったのでちょっと照れました^^;
本当は港の方まで出て、居酒屋とかに行こうと思っていたのですが、
日曜日は休みのところも多いらしく、こちらのレストランに。。
でも、記念日のディナーとしては、結果的に気持ち良く過ごせました
コースは4200円~各種あって、
とりあえず一番リーズナブルなのをオーダー
アミューズ・パン・パスタ・肉or魚料理・サラダ・デザート・コーヒー
ワインは有機栽培系の白ワインNOYA
スペインのワインですが、飲みやす過ぎて危険^^;
オーバル棟にあるBARも行きたかったので、
ここは大人しく1本で
ちなみに魚はヒラメ・肉は牛ホホ肉
個人的には魚の方に軍配が上がりました
ソースがすご~く美味しかった!!
ディナーが終わるころは、外は真っ暗。
残念ながら曇り空だったので、星が見えなかったのですが、
これは、天気の良い時なら
まさに、降りそそぐ満天の星状態でしょう!!
く~っ くやしい
BARに行く前に夜の美術館を見学
ミュージアム棟に泊まると、
何度でも好きな時に美術館を見れるのが嬉しい
窓が付いている美術館ならではですが、
朝・昼・夜と、作品の違う表情が楽しめるので、
何度も好きな時に行って、それを確かめることが出来るのは
この上ない幸せです
ちなみに夜は23時位まで明かりがついているそうです
人もほとんどいないので、独り占め状態でゆっくり作品を眺められます
そして、ミュージアム棟のさらに上にある別館・オーバルへ
しかもモノレールで上がります
かなりこう配もキツイです
この棟もまた、とんでもな作品です
楕円形の真ん中はぽっかり空いていて、池になっており、
天井からは草が垂れております
夜バージョンと昼バージョンの写真で
その様子をご確認ください
BARの方は、ひとつだけあるバルコニーの席が空いていたのでそちらへ
バカルディとマティーニを頼み、
眼下に広がる夜の瀬戸内海を眺める
夜もフェリーの行き来はけっこう激しいです
ところで今回私たちが宿泊した部屋は202号室
蔡國強 「文化大混浴 直島のためのプロジェクト」
のイラストが楽しめる部屋です
ミュージアム棟・オーバル棟ともに
それぞれ、部屋に飾られている絵画が違うんです
さすがは、美術館の中にあるホテルです
バスルームの扉を開ければ
バルコニーの外の景色も楽しめます
バルコニーからは瀬戸内海・そして地中美術館も…
思わずボ~ッとしてしまう
こちらは、レストランから帰ってきたら部屋に用意されていたお夜食
さすが、入れ物がオサレ♪
直島報告~家プロジェクト
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2007年7月25日(水) 00:28
本村地区・家プロジェクト
ここは、古い町並みを再生させるための
プロジェクトチームがプロデュースした
アートな建物がいくつかあります
古民家をただ、改装するだけじゃ
活性化にはつながらないのでは
と考えた建築家や設計者が、
遊び心も入れつつ、
古い町並みに溶け込むような建築物を
誕生させたのです
まずはお腹がすいたので、
まだここまで観光化されていなかった頃から営業していたという、
看板とかもいちいちカワイイカフェまるやへ
お昼時と言うこともあり、お待ちのお客様が3組ほどいる盛況ぶり
私たちが通された席は和室のちゃぶ台
販売もしている、イラストが展示されていたり、
障子のデザインもとってもキュート
オーダーしたのは、直島産タコの塩ダレのビビンパ丼と、
とろり豚角煮丼。
おみそ汁と小さなサラダも付いて700円
器もセンスがいい!
そして味も美味しい!!
デザートも大変美味しそうだったのですが、
お腹がいっぱいのため断念
お腹も満足したところで、
500円で、角屋や南寺などを見学することができるチケットを購入し
まずは、古民家の居間を大きな池にして、
その中でデジタルの数字が点滅する 角屋へ
その後、古い神社の階段に
氷の塊のようなガラスの踏み台がある護王神社へ
その踏み台は、なんと地下まで続いているのです
それはこの、人一人がやっと入れる通路を通っていける、
石室で確認できますが、そこは撮影禁止
そして、一切の光を遮断した空間で
10分ほど目を凝らすと
ぼんやりと見えてくる
スクリーンのある南寺へ
一度に16名しか入れないので、
ちょっと待ちました
外から見た感じはどっしりと黒い、背の高い木の壁で
いったい何なんだろうと思ったけど、
中に入ってびっくり!的な建築物でした
これは、実際に見てみないと
まったくもって想像できないと思いますが、
とにかく、一見の価値あり!!
もちろん、一般の方が実際に住んでいる一軒家も多いのですが、
表札とは別に、こんなものが
屋号なのかな?すごく可愛いです
それから、とっても風情のある暖簾がいたる所にありました
ゆっくりのんびり歩いて見て回れる素敵なまち
ネコも似合うなぁ~
夕方ゆっくり歩いてベネッセハウスに戻りました
30分もかからない距離です
が、けっこう起伏が激しいので、
自転車より歩いた方がつかれないかもしれませんね
ベネッセハウスの敷地内にある、草間弥生の黄色い南瓜の前で、
ちょっと遊び心を加えて記念撮影
いろいろ満喫して、汗だくだく・・・
とりあえずいったん部屋へ
つづく…
完成は100年後?Byベネッセアートサイト直島
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2007年7月24日(火) 09:06
7月22日・曇り
朝から湿度高め…
ホテルからタクシーで約10分
高松港を8:12に出港する、
今回のメイン・直島行きのフェリーに乗りました
片道510円、乗車時間は40分
途中、鬼ヶ島という看板を掲げた島を発見
他にも大小様々な島が浮かんでいました
フェリーはすごい数が走っていて、まるでバス並です
あ、直島の玄関・宮之浦港にある
草間弥生さんの赤い南瓜が見えてきました
ベネッセハウス宿泊車専用の送迎バスが既に来てきていて、
チェックインは15時ですが、とりあえず荷物を預かってもらい、
さてどこから見ようかと考えていると…
コンシェルジュの叔父様が、丁寧にいろいろアドバイスをくれ、
月曜が定休日の地中美術館と、
家プロジェクトのある本村地区を先に回ることにしました
さすがは、アートなホテルのコンシェルジュ!
ベネッセハウスのミュージアム棟から地中美術館までは
歩いて行けないこともないのですが、
ちょうど、送迎バスが来たので利用することに
日曜ということもあって、開館前(10時~)でも結構な人。
早めに来てよかった~
で、ここからは美術館ということで、撮影は禁止
言葉だけで伝わるか分かりませんが、
今までの美術館とはまったくもって違う、
まさに、建物自体が作品となっている美術館でした
有名な建築家・安藤忠雄さんの得意とする
無機質なコンクリートの建物の中に
ナチュラルに溶け込む、作品の数々
特に、モネの絵が4枚飾られた部屋は、
照明は一切なく、自然光のみで作品を展示してあり、
壁も天井も額縁もすべて白
白一色だと無機質になりやすいところなんですが、
床の大理石がそれを緩和させてました
なんと、70万個の角を削り落された
サイコロのような大理石が
職人の手によって敷き詰められておりました
ここは靴を脱いで鑑賞するのですが、
疲れた足を癒す効果もあります
私もこの床がほしい!!
※この写真は、美術館で購入した
地中ハンドブックより引用
そして、地中美術館の一番すごいところは、
建物がほぼ、地中に埋まっているということ。
これは、直島の景観を壊さないためです。
地中に埋め込み、屋根には緑を植える…
今はまだ、建物の一部が見えていますが、
たぶん、10年後・20年後にはもっと見えなくなってしまうんでしょうね
ちなみにこれがベネッセハウスサイドから見た地中美術館
山の上のほうにチラッと見えるコンクリートの建物です
右下に見える黒と黄色の舟も、じつは作品の一部です
本当に、今まで体感したかとのない空間でした
時間が許すなら、何回も見直したいくらい
※地中美術館は、地下3階建てになっていて、
ちょっと迷路のようなつくりです
約2時間、じっくり鑑賞した後、家プロジェクトのある本村地区へ
…つづく