『芸術鑑賞』カテゴリーの投稿一覧
やっぱりモエレ沼公園は素晴らしい!!
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2017年8月22日(火) 15:20
先日こちらでも、SIAF=札幌国際芸術祭2017の記事をアップしましたが、その前にモエレ沼公園会場にも足を運んでおりました。
まだ夏休み真っただ中だった、晴天の平日に小学生の息子と来園
まずはガラスのピラミッドへ
無造作に並ぶ、古いレコードプレーヤー
時々、ノイズ音が鳴ります
いつ鳴るか、どうして鳴るのか、息子はさっそく興味津々
ガラスのピラミッドの骨組みと、支柱に設置された中古プレーヤーのコントラストも素敵
2階からは有料エリア(中学生以下無料)。モエレ会場だけなら500円、他の会場でも使用できるパスポートは市民&道民だと1800円
中古プレーヤーはこちらにも。全部で100台くらいあるそうです
そして、1階会場から視界に入っていたこの、黄色いバルーン
まるでピラミッドに住み着いた謎の生物のようにウネウネと展示されています
おぉぉぉ!
これは大人もテンションが上がっちゃいます!
まさに宇宙空間!!
少しすると、何だか不思議な気持ちになってきました・・・
何かを見つけたようです。
ちなみにこちらは土足厳禁
あ!こんなところにもレコードプレーヤー!
触っちゃ、ダメですよ!!
ん?これはなんだ??
昭和生まれの私には、見覚えのある、懐かしいモノばかり
平成生まれの息子には、どう映っているのかなぁ
2階・3階にはこのほか、展示室があります
この2階の展示室がシュール!
狸の剝製がルンバに載ってる!?
ルンバが自宅にないので、その動きが気になってしょうがない息子
実はかなりシュールなコンセプトがあるこの空間
気になった方は、ぜひパンフレットや現地で、自分の目で確かめて下さい^^
この写真、妙に気になる!
せっかくなので、屋上に出ました
モエレビーチもにぎわっているみたいです^^
と、自転車がまるで、地中から湧き出ているように展示されています!
モエレ山にも自転車??
とりあえず、近くに行ってみよう!
この自転車たちも、モエレ山を目指しているのかな?
と、息子は持ってきたフリスビーで遊びたくて仕方ない様子^^;
時々相手をする
ちょうど、海の噴水の時間だったので、ちらりと見学
何度見てもすごい迫力
相変わらずフリスビーをやり続ける息子とともに、モエレ山を目指す
思っていた以上にたくさんの自転車!!
しっかりと固定はされていますが、またぐのは禁止ですよ!!
少し息を上げながら登っていくと、自転車からも荒い呼吸が聞こえてきそう。。。
“置いていかないでよぅ” 息子だけでなく自転車もそう言っているような錯覚
やったぁ!地上についた!!
元気なのはやっぱりちびっこ
地図にハマっている息子は、東西南北を確かめる
あっちが海?
あ、野球場もあるね!!
東区唯一の山(人口の山ですが)から眺める札幌の景色
相変わらず風が強かったけど、何度登っても気持ちが良いです^^
しばし景色を堪能して、下山
振り返ると、なんだかとってもフォトジェニック!!
みんな楽しそう!!
転ぶなよぉ~
逆光で撮る自転車がまた、アート
すべて廃棄された自転車とのことなんですが、まだまだ十分使えそうなものもあったり。。
じ~っと見つめていると、登っているようにみえて、地に落ちていくようにも見えたり。。。
やっぱりこちらもすごくシュール!!
アートって、ホントに受け止める側の重い一つで見え方が変わります。
『お母さん見て~~!!』
『手で触らなくても落ちないよ!すごいでしょ!!』
人がアートに浸ってる時に、のんきだねぇ。
その吞気さに救われるわ。。。
モエレ沼公園は、ゴミ処理場だった場所を、イサム・ノグチが公園の基本設計を手掛けた、最大で最後の作品。
その地でこの作品たちを展示した意味、
今回の札幌国際芸術祭2017のサブテーマ、『ガラクタの星座たち』
それがものすごく腑に落ちるた印象でした
ゴミ処理場だって、こんな素晴らしい公園になる
ガラクタだって、手を加えれば立派な作品になる
モエレ沼公園って、足を運べば運ぶほど素晴らしい空間です!!札幌の自慢の一つです!!
まだまだ日差しの強かった、夏の夕方
気が付けば夏休みも終わって、秋の気配・・・
そして秋は芸術の秋!!
他の会場もこれから色々、観てみよ~っ^^
そうそう、9月9日(土)にはモエレ沼芸術花火も開催予定です!!
次の日の、世界一たのしいゴミ拾いも含めて、今年も楽しむ予定^^
※昨年の様子はこちら!
楽器の経験がなくてもキタラの大ホールに立てる!!【さっぽろコレクティブ・オーケストラ】
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2017年8月14日(月) 15:09
8月6日(日)に開幕した、【札幌国際芸術祭2017】
2014年に第1回目が開催された、SAPPORO INTERNATIONAL ART FESTIVAL(通称SIAF)
今回は2回目ということになります^^
10月1日(日)まで札幌市内のあちこちで、アート作品が展示されていたり、アートなイベントが開催されているのですが、会期も長く、色々なところで、それこそ色んなジャンルのプログラムがあるので、公式サイトを見ても、そしてパンフレットを見ても、正直“???”な方も多いのではないかと思うのです。(私も実際、1回目の時はよく理解できていなかった。。)
札幌市民としてそれではいけないと思いまして、今回は時間を見つけて、色んなところに足を運んでみようと思っています^^
今回紹介するのは、私の中でかなりヒットしたプログラムがこちら!
コレクティブ=集合的な・集団的な
楽器演奏経験者でなくても、小学3年生~18歳までの方なら誰でも、オーケストラの一員としてキタラ大ホールで演奏出来るイベントなんです!
先日その、演習(ワークショップ)が市内の小学校でありまして、ワタシものぞいてきました^^
熱心に指導する、札幌国際芸術祭のゲストディレクターである、大友良英さん
見覚えのある楽器ももちろんありますが、中にはお手玉とか、“それもいいんだ!”というような、音のなる楽器を持った子どもたち
そして、タップダンスを楽器として披露する子も!!
今回の参加者は小学3年生以上ですが、昨年ワークショップに参加している子であれば、年齢不問ということで、小1・2年の子も数名いたのですが、その子たちに自由に歩いたり飛んだりしてもらって、それに合わせて楽器を鳴らすというシーンがあり、これがまた面白くて、そしてちゃんとまとまりのある音楽になっていくんです!
時に身体を張って指導する大友さん
サスガに疲れを隠せない様子でしたが、最後までとにかく楽しそうに指揮をとる姿に、音楽で一つになるって素敵だなぁと思ったのです^^
それにしても、ホントにこれでオーケストラとしてまとまるの??と思っていたのに、最後の方は自然に体がリズムに乗っているくらい、まとまりが^0^
これは当日、8月27日(日)の演奏会も楽しみです!!
最後に記念撮影。
その後、8月が誕生日の大友さんにサプライズでバースデーソングの演奏が^^
本番に向けて、心が一つになっている雰囲気が伝わってきました♪
ちなみに参加メンバーはまだ募集中だそうです!
次のワークショップは8月17日(木)~8月19日(日)、全てに参加できなくても、本番前日・8月26日(土)13:00~17:00のリハーサルに参加できれば、当日出演が出来るそうです!!
世界の一流アーティストが立つ、あのキタラ大ホールで演奏できるなんて、小学3年生~18歳の子たちは、絶対参加すべきです!!
最初はバラバラだった音が一つの音楽になった時の“ゾクッ”と鳥肌が立つ瞬間の感動は、間違いなく素晴らしい経験になると思います^0^
期待度200%!!【あっちこっち佐藤さん】は、8月12日(土)スタート!By札幌演劇シーズン2017‐夏
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2017年8月8日(火) 11:16
7月22日(土)にスタートした【札幌演劇シーズン2017‐夏】も、後半戦に突入!
これまで、コンカリーニョ、演劇専用小劇場BLOCHで3作品を観てきましたが、8月12日(土)18時からスタートする【あっちこっち佐藤さん】は、一番収容人数が多い、“かでる2・7”
しかも12公演!!
そう、今シーズンの目玉作品とも言えます!
この、【あっちこっち佐藤さん】は、2007年に当時の演劇ユニット・イレブンナインのメンバーで上演され、大絶賛された作品で、さらに2014年の夏の札幌演劇シーズンでも、メンバーを一新して上演。
その際も大好評だったようですが、そこころは演劇を鑑賞する余裕が全然ない時で、今回そのことを初めて知りました。。。
原作は、“レイ・ク―ニー”というイギリスの笑劇王が描いた、“Run for Your Wife~ラン・フォー・ユア・ワイフ”
ロンドンでは9年間のロングラン公演・世界20か国で翻訳されたという、演劇の世界ではかなり有名な作品ということになります。
その作品を、イレブンナインの役者であり、演出家・劇作家の納谷真大氏が、舞台を札幌に脚色して作り上げた作品なのです^^
パンフレット等でそのことを知ってから、期待度は高い方でしたが、先日稽古現場を見学させてもらってから、ますます期待度アップ!!
と、大爆笑のお芝居と聞いていたのに、稽古場に伺った時はかはり緊迫感のあるシーンを演じているところでした。
自らも1人の役者として出演する納谷さん(写真真ん中)ですが、演出家ですので、要所要所で“もっと、こんな風に演じて欲しい”と、伝えるために、椅子から立ち上がり実演します。
物語の中心人物・タクシードライバーを演じるオクラホマの藤尾さん(後姿ですが^^;)に、細かな指示を出し、それに応えようと再度演技。
本当に細かなところなんですが、変えると確かに全体の流れが変わるんですよね。
時に、指示が自分の中にしっくり入ってこなくて、真剣に悩むシーンも。。
時に叱咤され、場の空気が重くなるような場面も。。
お芝居全体は1時間50分の予定ですが、この日は3シーンくらいを3時間以上(私が行く前から演っていたので、トータルはもっと長いはず)かけて稽古するわけです。
何度も何度も同じシーン・同じセリフを繰り返す。だけど、1回たりとも同じ演技にはならない。
少しずつ、少しずつ、演技がリアルに変わっていくんです!!
『やっぱりこのシーンのセリフ、少し変えよう!』『ここはこうした方が、もっと面白いんじゃないですかね?』と、演出家と役者でやり取りし、その場で即、演技。
そうそう!ワタシもそう思っていた!! と、演技もできないくせに、つい演出家気分になっている自分が・・・^^;
ある意味、本物のお芝居を見るよりワクワクするところも多くて、見入ってしまいました!!
今回は、女優の小野真弓さんが参加するのですが、決して環境の整った稽古場ではない中、自分の出番が来るまで、他の役者さんと一緒に待機しているんです。
一つのお芝居が完成するまでの舞台裏って、思っていた以上に大変でアツい!!(熱いのと暑い^^;)
と、最初のシリアスなシーンのほかは、確かにプッって笑っちゃうシーンばかり!
そしてそして。。。
同じ女としても、オンナって怖いって思っちゃうストーリー!!
当日は、笑いすぎて筋肉痛になっちゃうかもデス(笑)
※稽古場の壁に貼ってあったチラシをパシャリ
【あっちこっち佐藤さん】は、8月12日(土)~19日(土)まで、かでる2・7で12回上演予定!!
チケットの詳細はこちらでご確認くださいね^0^
★今日までに観た、【忘れたいのに思い出せない】【extreme+logic(S)】【Princess fighter】の感想はこちらにアップ中♪
札幌演劇シーズンキックオフステージと稽古風景
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2017年7月20日(木) 10:45
いよいよ7月22日(土)から、札幌演劇シーズン2017-夏がスタートします!
それに先駆け先週、チカホでキックオフステージが開催されました^^
秋元市長も応援に駆けつけてました~
そして、今回出演する5劇団のパフォーマンスがスタート
トップは7月22日(土)~29日(土)までコンカリーニョで上演される、【忘れたいのに思い出せない】のyhs
実はキックオフステージの前に、稽古風景も見学させてもらいました。
この日は夜になっても気温の下がらない蒸し暑い日で、黙って座っているだけでもジワ~ッと汗浮かんでくる中、1つのシーンを繰り返し演じていました。
yhs代表で脚本・演出を手掛けている、南参氏が、演技を見て細かく指示すると、より心に響く演技になっていく様を見ていると、ワクワクしてきちゃいました!
そうそう、演劇って本番が始まってもどんどん進化するから、何度か見ても面白いんですよね^^
その時会場にいるお客さんの空気感とか、あと2回目だと、前回見逃していたシーンが目に留まったり。
だから、出来ることなら何度か見たい。。
と、キックオフステージのお話に戻りますが、1劇団7~8分くらいかな?とにかくそれぞれの個性が出ていて、かなり楽しかったんです!
何かスゴイパワーで、目が離せませんでした(笑)
今回の作品は、異なる結末が存在する“マルチエンディング”なんだそうです!
★7月29日(土)~8月5日(土) 会場:BLOCH
ミュージカルユニットもえぎ色 【Princess Fighter】
ミュージカル仕立てで、私たちの良く知っている童話のプリンセスが登場
こちらもすごい存在感!
★8月5日(土)~12日(土) 会場:コンカリーニョ
最初は演出家の納谷さんと、オクラホマの藤尾さんの対談だけかと思ったら、まさかの結末!!
会場が大盛り上がりでした(笑)
★8月12日(土)~19日(土) 会場:かでる2・7
intro 【わたしーTHE CASSETTE TAPE GIRLS DIARY】
こちらはちょっと不思議感覚
正直、どんな内容なのかが掴みきれない部分があり、逆に気になる存在!!
★8月16日(水)~23日(水) 会場:コンカリーニョ
と、この時の模様はこちらで観ることが出来るので、お時間のある時にぜひ!
きっと笑っちゃうと思うので、職場で観るのはお勧めしません(笑)
各作品のチケット入手方法はこちら♪
ネット予約もできますよ^^
※ミュージカルユニットもえぎ色とintroは、未就学児入場OK(無料)だそうです!
感性を高める夏にする~札幌演劇シーズン2017・7月22日(土)よりスタート!
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2017年7月10日(月) 12:27
演劇って、人によっては一生縁のないまま終わる方も多いのかもしれません。
演劇・舞台・ミュージカル・落語・コンサート・スポーツ観戦・・・様々なLIVEが日々どこかで行われているわけですが、“娯楽”にあたるこれらのものって、確かに観なくても生きてはいけるわけで、“興味がない”となると、目にも耳にも情報が入ってこないモノなのだと思います。
【札幌演劇シーズン】という言葉を聞いたことがある方はどれくらいいるかなぁ。。
2012年の冬からスタートしたこちらの取り組み、ワタシは聞いたことはありましたが、ちょうどまだまだ手のかかる子育て真っ盛りで、演劇などのLIVEモノから遠ざかっている時期でもあり、なかなか足を運べずじまいでした。。
昨年、こちらでアップし、アツ~く語らせていただきましたが、本来LIVEと名の付くものはかなり好きな方なので、観だすと閉じていた扉が開いた感じで、タイミングさえ合えば行きたい!!と思っております^^
今回ご縁があって、札幌演劇シーズン2017で各舞台の感想を綴らせていただくことになり、今から演劇モードになっているわけですが、そんな時に、札幌市中央図書館で、「札幌演劇シーズンを知っていますか?」展が開催されていることを聞きつけ、先日足を運びました!
入口のすぐ左側に、過去のポスターも含む、各資料が展示されています。
「100人の演劇人が活躍する街」づくりを目指す演劇創造都市札幌プロジェクト~それが、札幌演劇シーズンの取り組みなわけですが、その内容も分かりやすく記載されております
演劇だけで生活していける方がまだまだ少ない中、演劇だけで生活し、そしてより演劇に集中できるような環境を目指した札幌の取り組みは、演劇だけに限らず、芸術全般に必要なことなのかもしれません
と、図書館の奥には、今まで上演された作品の台本や、演劇関連の書籍が並ぶコーナーがあります
※許可を取って撮影しております
その場で閲覧はもちろん、中には貸出ししているモノもあるんです!!
7月22日(土)の開演作品であります、【忘れたいのに思い出せない】
観る前に全部読んでしまうと、もったいないなぁという気がして、この作品の脚本家であります、南参氏のあとがきを読みました
それだけでウルウルしてしまったので、とりあえずタオルハンカチ持参していきますっ
台本って普段手に取ることがないし、小説とは違うその形式にも興味津々で、もう少し時間に余裕をもっていけばよかったと、軽く後悔^^;
あ!亀屋ミュージック劇場って、単行本?になってたんですね!!
その際のイナダ氏の寄せ書きがまた、面白かったです^^
中央図書館、最後に来たのっていつだったかなぁ。。
オープンした時はものすごく話題になって、まだ小学生だった姪っ子を引き連れて言った記憶があります^^
改めて見ると、ステキな空間です
地下にはこんな素敵な食堂もあったんですね!
と、実は中央図書館は8月7日(月)から改修工事でしばらく休業するそうです。
開館してからもう26年も経っていたんですねぇ
お色直しが完了したら、またゆっくり遊びに行こうと思います^^