Sapporo100miles編集長・オサナイミカのつぶやき
美味しかったもの・楽しかったこと・教えたいこと・気になったこと 思いのままにアップしております
by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ
« ただ今、那覇です 沖縄レポの合間ですが、北海道の話を… »
沖縄レポの合間ですが、イタリアワイン会のレポを…
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2009年6月1日(月) 01:01
ホントは沖縄レポの前にアップしたかったのですが、石垣の通信事情が悪く…
ようやく那覇でアップ中!
ということで、先日ご縁があって参加したワイン会のお話デス^-^
イタリアワインって、種類が多いのもあって、どうも苦手意識が強かったのですが、
最近州名やブドウ品種をちょっとずつ覚えられるようになってきて、ちょこっとハマりつつあります^-^
そんな時、イタリアワインのみの、しかもかなりお手頃価格のワイン会があると聞いたので、参加することに♪
会場はBECCOさんです
今回は3500円のコース+イタリアワインを持ち寄るといった形式で、
12名の参加者だったので、12種類のイタリアワインを飲めちゃうわけです!
でも、なぜか13本なったけど(笑)
まずは泡ものから
ピエモンテ州のブルーノ・ジャコーザという生産者のスパークリングで、
本来はあまり泡を作っていないらしいです
最初はちょっと水っぽいかな?と思ったのですが、
前菜に登場した泉州水茄子のサラダ
パルマ産プロシュートとパルミジャーノの
水茄子を食べた後にこれを飲むと、
ものすごく甘みが際立って相性抜群でした!!
お次はカンパーニャ州のラクリマクリスティ
実は偶然、もう一人も同じ生産者フェウディ・ディ・サン・グレコリオのワインでした
そんな偶然もおもしろかったりします^-^
最初のワインは初めの香りは甘かったのに、時間が経つと火薬のようなにおいが…
個人的にはもう一本の方が好きでした^^;
だけど、道産海水ウニとボタンエビ、空豆、カブの冷製パスタ
サルデニア産ボッタルガ添えと合わせると苦味が…
やはりマリアージュって重要!と思った瞬間
このパスタは確実に日本酒の方が合います(笑)
次はフリウリのモスカート
微発泡でライチの香水のような、
甘ったるい香りなのに味は極めてドライ
このワインに激ハマりの、
今回一番若い参加者と思われる女子の反応が
ものすごく面白かった(笑)
若いってホント、パワーあります!
もちろん、まだまだ負けてない!!と
自分では思っていますけどね^^;
お料理は人参のリゾット、フォアグラのソテーと組み合わせて…
3500円でフォアグラ??素直に驚く。リゾットは程よく芯が残っていて、
フォアグラとの相性もバッチリ♪
その次のワインはソービニヨン、エステ・ノイエ ステルン
アルトアディジエ州のワインで、北海道では手に入らないものだそうです
で、もう一本フリウリのソービニヨンが登場
ヴィエ・ディ・ロマンスという生産者
持参した方は、ロマンスという名前と雄鶏のイラストに惹かれて購入したのだとか…
う~ん、同じソービニヨンでなぜこんなに味が違うのか…と思うくらい違った
個人的には断然、2本目の方が好きでした
料理はメインに突入
ラルドを巻いたオオカミウオのプロシェット ホワイトアスパラのグリル添えタイム風味
いや~、このオオカミウオにかなり感動!!
オオカミウオって食べたの初めてだったかも
そして、少し残しておいた3番目の白に合わせてみるとなかなかいい感じ^-^
ほとんどの人が飲みほしてしまっていて、残念がっていたけど^^;
そしてワインもいよいよ赤へ
トスカーナの'88もの
グラート・グラーティ ヴェッキア・アンナータです
古酒と言われる年数がたっているのに、
意外にもフレッシュ感があって驚き!
そしてお肉料理の方は…ギャートルズを連想させる肉の塊が!!
じっくり火入れした仔牛骨付きスネ肉のロースト『スティンコ』わさびのスプーマ
肉好きの私でも、かなり肉々しかった…と思うくらいパワフルな一皿でした
でもって、ここでもう一本トスカーナが登場
レ・ペルゴーレ・トルテ 2004 モンテヴェルティーネ
一同一斉に、『開けちゃっていいですか???』との声が…
イタリアワインに疎い私は全く知らなかったのですが、
サンジョベーゼ100%によるスーパー・トスカーナを最初に手掛けた
モンテヴェルティーネのワインらしく、
ホントはもうちょっと寝かせてもいいらしいけど、
持参したTさん曰く、
今日みたいな時じゃないと開けられないのでってことで…
太っ腹にも空けてくれた訳です!
まだ早いとの声もありましたが、さすがの美味しさでした…
なんでもこのエチケットの女性は日本人がモデルで、毎年絵が変わるそうです
そして9本目はシチリア州の
アリアンナ・オキピンティ イル・フラッパート
若い女性の自然派の造り手さんだそうです
香りはラムレーズンみたいな感じ
程よく酸味があり、大変上品で
女性らしいワインだと思いました
なぜか画像がなかったので、HPから拝借した10本目は、
オルトレポ・パヴェーゼ 2003 バルバカルロ
ロンバルディア州のワインです
こちらも微発泡で、どたらかというと
デザートと合わせてみたい感じの
甘みのある赤でした^-^
個人的に肉料理に一番合うなぁと思ったのが、
こちら、11本目のノットーラ ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ
というワイン
こちらもトスカーナでした
持参した方がイタリアで飲んだ時に美味しいと思ったワインだそうです
樽香がしてワタシ好みでした^-^
こちらは先ほどのヴィエ・ディ・ロマンスのメルロー100%
どうやら私、ここのワイン好きみたいです^^
そして最後に登場したのがエディツィオーネ
モンテプルチアーノ、プルミティーヴォ、サンジョヴェーゼ
ネグロアマーロ、マルヴァジア・ネーラと、色々な品種を使用している
アブルッツォ州のフルボディの赤
さすがにこの辺になると、味の記憶が曖昧^^;
でも、確実に重い味がした記憶はあります!
それにしてもこの日のワインの種類、そして出す順番は本当にバランスが良かったと思います!
そしてこんなデザートも出てきました!
【ヴェスヴィオ火山】パイ生地にリコッタチーズとクリームを詰めて
ダークチェリーの赤ワイン煮とヌッテラのジェラード添え
なんだか難しい内容ですが、ホントに火山のような印象のデザートでした!
そしてとってもボリューミー^^;
いやぁ、あり得ないくらいお得なワイン会だったと思います!!
皆さんはさらに2次会でワインを開けたようですが、
ワタシはさすがに定量オーバーで帰宅しちゃいました
皆さんのパワーにも圧倒された夜
そして、イタリアワインにますます興味を持ってしまった夜でありました