Sapporo100miles編集長・オサナイミカのつぶやき
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by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ
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老舗の神髄を知った夜By酒房しんせん
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2010年1月9日(土) 10:21
私の初々しい頃を知っている前々職の先輩Oさんと、
新年会に行ってきました
(ちなみに初々しい年齢の時でも、かなりのお酒のみだったけどね)
10月以来だから実質、忘&新年会^^;
なので、美味しいモノが食べたいと思い、
グルメ情報に詳しいI先生大絶賛のお店、
酒房しんせんさんに足を運んでみました
席についてまず目に入ってきたのがこのコースター!
すごい・・・大将の似顔絵が入ってます
本日はお任せコースでお願いしました
『酒飲みなんで、食事ものとかはあんまり食べられないかも・・・』と、一言添えて
熱燗とともに出てきたのは鱈の子の醤油漬けと百合根
どっちも大好きだけど、この組み合わせで頂くのはお初です
全然違和感なかった。そしてメチャメチャお酒の進む味わい
ココでいきなりエゾシカ串が登場(&えびいも)
大将の越後さんはハンターでもあるらしく、この時期は良く狩りに行くらしいです
臭みゼロ、そしてジューシー♪
実は昼の取材の影響でちょっとお腹いっぱい気味だったのに、この辺で食欲に火がつく・・・
ここで5点盛りがでてきました
たらこや砂肝の南蛮漬け、天然海苔とほうれんそうのあえ物、ホタテとヤーコンのキンピラなど、
一つ一つにこだわりが感じられて、酒飲みの私としてはこの一皿ですでに幸せな気分^-^
ここで椀物が出てきました。このすり身はキジ!
色んな部位のお肉が入っていて、軟骨のコリコリ感も残っています
もちろんお出汁もキジからとってます。まさに贅沢なキジ丸ごとの椀物です
それからネギもオイシイの!!比布で作っているネギだそうで、
比布といえばイチゴで有名ですが、イチゴの後、同じハウスでネギを栽培しているんだそうで・・・
なので、もうすぐイチゴにシフトしてしまうそうです
セリと子持ち昆布。子持ち昆布、久し振りに食べたなぁ~
何となくめでたい感じがします^-^
タコの酢味噌和え。見た目がとても美しかった・・・
そしてタコがものすごく新鮮
酢味噌にますます食欲がわいてしまった・・・
お刺身3点盛り合わせ。酢味噌合えに引き続き、またまた美しい!!輝いてますっ
イカにヒラメにマグロにホタテ。鮮度が良いから美しいのですが、
包丁の入れ方がイイのが良く分かります
そうそうお刺身って、あんまり大量にあるとちょっと疲れちゃうんです^^;
だから個人的にはこのくらいの量がものすごく嬉しかったりします
刺身と同じくらい感動したのがこの山葵
洞爺の山葵らしいのですが、
この日は水分が多めだったようでう
ちょっと粘り気があったのです
そのおかげなのか、辛さの中に優しさがあって、
山葵だけでも酒のアテになっちゃいました^-^
イモ饅頭のあんかけ
運ばれてきたときは茶碗蒸しかと思ったら、イモでした
でも、ジャガイモ饅頭もこんな風に出されると
ものすごく高級な食材のよう!
そして驚いたのがタピオカが入っていること
この手の和食系のおみせでタピオカを使うとは・・・
越後さん、サスガです!
さて、焼き場ではじっくりと鮭が焼かれてました
実はこの日、予約の電話を入れたとき、テーブル席の案内があったのですが、
出来ればカウンターに座りたいと伝えました
だってカウンターの方が大将から直接料理の話が聞けちゃうし、
こんな風に調理の風景ものぞけますもん^-^
そしてこちらの魚は鮭児!!
通常のルートでは高すぎてなかなか出せないけど、知り合いに漁師さんがいらっしゃるとかで、
こんな素晴らし鮭児がお手頃なお値段で入手できるそうです
しっかりと締まった、食べ応えのある身
そしてものすごくいい塩梅。約30分以上も前から塩を振って常温にして、準備していたんです
そういうちょっとしたことが素材をより美味しくするんですよね~
心もお腹も大満足な時に、店内に張られていた『自家製ニシン漬あります』
という張り紙を見た瞬間から食べたいと思っていたニシン漬が出てきました
この季節は白米とニシン漬だけで暮らしていけるほど、ニシン漬好きな私にとってはたまらない一皿
そして締めに自家製の蕎麦が・・・
ものすごく噛み応えのある太めの麺。まいりました・・・
もう、言うことは何もありません
この日、熱燗の後に飲んだお酒はこちら
個人的に原酒系の重めのお酒が好きなので、右側の方が好みでした
(私としたことが、料理に感動しすぎてアップし忘れそうになってしまった・・・)
早目の時間に入ったのですが、越後さんの話が面白くて、ためになって
気がつけば閉店時間まで居座ってしまった・・・
そしたら庖丁を研ぎ始めたのですが、なんとキレイな包丁!!
越後さんは3代目でこのお店で働き始めて38年近くになるそうですが、包丁は新品同様でした
でも、刃の長さはどんどん短くなっているようですけどね
48本もあって、食材によって使い分けているそうです
老舗のお店の情報って、私くらいの年齢だとあまり入ってこなくて
しかもなかなか行く機会がないのが現状ですが、
今宵越後さんの話を聞いて、ススキノの歴史とか、もっともっと知りたいなぁ、
知らなきゃなぁ~って素直に思いました・・・
そしてその歴史が次の世代に繋がるようにしなくては・・・と思った夜です
越後さん、次回のカレイ祭り楽しみにしております!!
【酒房しんせん】
札幌市中央区南6条西3丁目秋水ビル1F
011‐512-3721(予約制)
17:30~22:30
日祝休