札幌100マイル

Sapporo100miles編集長・オサナイミカのつぶやき

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見逃してはいけない【国宝・法隆寺展】By北海道立近代美術館

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9月3日(土)から10月30日(日)まで、北海道立近代美術館で開催されている国宝・法隆寺展

開催前日の2日(金)夜に行われた開催セレモニーに足を運んできましたので、レポートさせていただきます!

個人的に聖徳太子好き(山岸涼子さんの日出処の天子の影響が強いけど)なこともあり、かなり期待値高めで向かいました

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聖徳太子が亡くなって1400年、そして主催の北海道新聞社80周年と言う節目の展覧会だけあって、力の入れ具合が、会場の雰囲気から伝わってきます

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まず、展示室の照明がいつもと全然違います!!

先日、エジプト展を見たばかりなので本当に同じ空間なのかと思うほど別の空間

そして写真が、絶対に見逃してはいけない【聖徳太子および侍者像】

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こちらの像は普段、法隆寺聖霊院にあり、法隆寺に行っても拝観することができない像

観られたとしても、法隆寺では画像のような形で置かれているので、後ろ姿を拝観することはできないのです(興奮!!)

ですので、【国宝・法隆寺展】を開催している北海道立近代美術館でしか観ることが出来ないわけなのですっ

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この、聖徳太子像の背面のベルトの部分の『鬼神』があらわされているところなどは、本当に間近で見ることが出来ます!

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その説明を聞いてかなり、興奮気味に近寄って見つめていたら、北海道新聞にバッチリ写ってしまったという・・・^^;

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そしてもう一つの見逃してはいけない像がこちら

【菩薩半跏思惟像】

今回、中宮寺の門跡 日野西 光尊(ひのにしこうそん)師も来札されてご挨拶されたのですが、本尊様が中宮寺にいらっしゃらないのはとても寂しいのですが・・・と何度もおっしゃっていたのが印象的でした

それくらい、そこに佇んでいるだけですべてを受け止めてくれるようなオーラが漂っていました・・・

こちらも後姿を見られるのは稀なのです!

と、正面の写真はあえて載せません

ぜひ、会場で慈愛に満ちた微笑みを鑑賞してください^^

聖徳太子像も菩薩半跏思惟像も、5分で良いので出来れば貸切でその空間事堪能したい・・・

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もちろんこのほかにも、多くの国宝と重要文化財(前後期合わせて約40件)がありますので、観覧時間は長めにとって行かれた方が良いかと思います

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写真は法隆寺管長の古谷正覚氏

普段見ることの出来ない聖徳太子像を眺めていただき、聖徳太子がずっと願っていた『平和』な世の中を造るという想いを感じてもらえたらとおっしゃっていました・・・

会期中、一部作品が入れ替わりますので、10月2日(日)までに1回、そして10月4日(火)以降にもう1回と、咲いて2回は置かれることをお勧めいたします!!

※毎週月曜日は休館、祝日の場合は開館で、翌火曜が休館

 

すっかり心奪われた、カラヴァッジョ展

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本日、8月10日(土)~10月14日(月祝)まで、北海道立近代美術館で行われる【カラヴァッジョ展

開幕前日の昨日、メディア内覧会があり足を運んできました。

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カラヴァッジョ。正直、今までそれほど興味はなく、道新の日曜版で連載していた記事を読んで初めて知ることが多かった画家

絵の雰囲気もダークな感じだし、きっと心底好きなタイプではないだろうなぁという、大変失礼な気持ちで観に行ったのです

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が、1枚1枚観ていくうちに、最初に感じていた感情とは全く別のモノが沸き上がってきて、会場を回り終えるころにはすっかり、魅了されておりました!!

まさに、“神か、怪物か”というコピーが、頭の中を支配した感じ!(と言ったら、少し大げさか^^;)

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今までの絵画展って、近づきすぎるとその魅力が減少してしまうことが多かったけど、カラヴァッジョに関しては、出来るだけ近づいてみたくなる!

近づけば近づくほど、その技術力に圧倒されると言いますか・・・

いまや、加工写真なんかでリアル写真を絵画風にしたものも見慣れている時代ですが、16、7世紀にこのリアリティのある画って、すごいと素直に思います!!

でもって、このヤマザキマリさんのイラストが描かれた解説がとても分かりやすくて見やすくて良い!

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併せて音声ガイドも聞いたので、よりカラヴァッジョの世界観を知ることができました!

いつも迷って借りないことが多いけど、やっぱりガイドはあった方が、作品の背景が分かってより、楽しめますね

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“病めるバッカス”のモデルが自分自身だったとか、そういうエピソードを知ってから眺めると、また奥深いものがあるし

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それにしてもリアル・・・

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毎回思うけど、展示スペースの構成をプロデュースされる方のセンスって、嫉妬するくらい素晴らしい

この“ブルー”の空間は、一瞬にして引き込まれてしまいました・・・

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そしてこの“法悦のマグダラのマリア”

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やっぱり、近づけば近づくほど素晴らしい・・・

 

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道新にも記載されておりましたが、今回8点の作品の到着が遅れていて、展示開始時期が未定です。

が、作品が揃ったときにもう一度観覧できるような措置をとってくれるそうです。

詳しくはコチラ

先に音声ガイドだけ聞いたら、ますます観たくなりました!!

今回は、カラヴァッジョに影響を受けた画家たちの作品も展示されていますが、その作品たちもまた、強烈

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それだけ、影響力のある人物だったんだなと思いました。。

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かなりインパクトのある作品

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この作品の顔ハメパネルが今日から入口に設置されるそうで、個人的にかなり気になっております!

そして売店で販売する商品の一部(また布がかかっていたのですが、お願いして一部見せてもらいました^^;)

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なんと!田辺画伯とヤマザキマリさんの今回のイラストをモチーフにした商品があるではありませんか!

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これは、顔ハメと商品を購入しに行くだけでも行かなくちゃ(笑)

と、作品が全部揃ったら、もう一度行きたい!!

 

百花繚乱からのおおば比呂司、合間にクラフトビール

思いがけず、時間が出来た日曜の昼下がり

急きょ思い立って出かけた先は、北海道立近代美術館

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9月2日(日)まで開催中の、【日本の美 百花繚乱

前半は締め切りに追われて行けずじまい。。

美術展って、まだしばらくやっているから大丈夫~と思っているうちに終わってしまうパターンが多く、今回もギリギリ^^;

終わりも近い日曜日とあって、かなりの混雑

歌川広重の東海道五拾三次など、じっくり眺めたい作品が多く、やっぱり平日の空いている時間に来るべきだった・・・

 

それでも久しぶりの芸術鑑賞で心が洗われ、お昼がまだだったので軽くつまみたいなと思い、ふとビアセラーサッポロさんで、ゆるめのモビール展をやっていると思いだし、歩いて向う。

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ホントにゆる~い展示で、またもや癒される

と、一昨日お披露目会をしていた、上富良野の忽布古丹醸造(hop kotan brewing)がまだ残っているとのこと!

諦めていたのでめちゃめちゃ得した気分♪

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本当に最後の1杯くらいだったラガー

爽やかなホップの苦みが、上富良野の夏の空と風を思い浮かべさせてくれる味わい!!

たくさんの方の期待を背負っての初リリースBEER、今後も大いに期待しています^0^

すっかり気分が良くなったところで、札幌資料館おおば比呂司 癒しの世界展が開催中だったことを思い出し、向かうことに

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資料館の1階には常設のおおば比呂司記念室があるのですが、それ以外に2階のミニギャラリー1~6で、飛行機や食、北海道新聞で連載していたエッセーなどが展示されています。

こちらでも紹介済みですが、おおば比呂司さんは本当に食べること・旅すること、そして飛行機が大好きだったようで、イラストを見ているとそのことが直に伝わってきてほっこりします^^

クスっと笑えるエッセイもさすが!!

来てよかった~♪

こちら9月9日(日)まで開催中。無料で鑑賞できるので、ちょっと心が疲れているときにふらりと立ち寄ってみてほしいデス^^

 

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で、改めて資料館を眺めると、その建物自体がアートだなぁって思います!

この、窓のストッパー、オシャレすぎます!!

 

 

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そういえば三越の展示は27日(月)までだ!!と、スタンプラリーの台紙にもなっているフライヤーを眺めて思い出し、またまた急きょ三越へ

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こちらは食品パッケージデザインの原画を中心に展示してあり、おたべや焼き鳥、トモエ味噌などなど、一度は見たことのある商品のイラストがずらり!

改めて、幅広く活躍されていた方だったんだなぁと思いました^^

ということで、あとは赤れんが庁舎に行けば4か所コンプリート!!
※ホテルオークラさんで押した台紙を持ち歩いておらず、2枚になってますが^^;

 

 

 

 

アートに触れる春~大原美術館展Ⅱ By北海道立近代美術館

4月22日(土)から北海道立近代美術館で始まりました、【大原美術館展Ⅱ

アップが遅くなってしまいましたが、開催初日に足を運んできました^^

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開催前にセンチュリーロイヤルホテル・スカイレストランロンドで大原美術館展Ⅱをイメージしたランチを食したこともあって、すごく期待して行きました!

 

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“Ⅱ”というだけありまして、大原美術館展が北海道で開催されるのは今回が2回目。

1回目は2012年、5年前に開催されました。

北海道立近代美術館・館長のアツい想いが大原美術館に伝わり、今回の開催に繋がったそうです。

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大原美術館の関係者の方曰く、『大原美術館で観るときとは違う作品の表情を知ることが出来て、ワクワクしています』とのこと。

残念ながらワタシは、倉敷にある大原美術館に行ったことはありませんが、そんな風におっしゃっていただけると、北海道民としても嬉しい気持ちになります^^

と、展覧会内部の画像はありませんが、今回は50作家・71点の名作品が時代の流れに沿って展示されています。

 

先日こちらにもアップした、オルセー美術館リマスターアート展の時も感じた、一人の作家さんの展覧会とはまた違う、個性溢れる作品の数々を一度に観るのは、すごく刺激的なのです!

個人の好みもあるので、比べちゃうと正直、苦手な作品もあったり、色々な角度から見ることが出来たり、この作家はこの作家さんの影響を受けたんだなぁということが分かったり^^

そしてアートには、時代背景が強烈に影響していることもよく分かりました。

それにしてもこの作品を収集した、倉敷の実業家・故大原孫三郎氏がすごい方なんだと思ったわけです。

 

大原美術館展Ⅱの開催に合わせて、展示室Bでは、『開館40周年記念  【近美コレクション第I期名品選】  そして彼らは伝説になったー20世紀の芸術家たち』も開催中

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今まで何度も近美に足を運んでいるのに、展示室Bに入った記憶が実はあまりなく・・・^^;

築40年を迎える建物ですが、そのモダンな造りに感動してしまいました!!(今さらですみません^0^;)

色んな意味で、心が満たされた一日でした^-^

 

 

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そうそう、入口に撮影OKな“童女舞姿”のパネルもありますよ^^

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そして、ミュージアムショップの品揃えがツボなんです!

作品を鑑賞した後だと、ついつい財布の紐が緩んでしまうので、危険です^0^;

 

展示室Bに入ると出口は2階になるのですが、ここの風景にも癒されました!!

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安田侃さんの作品越しの中庭♪

この日はあいにくの雨模様で、庭の緑もまだ芽吹いていなかったけど、ここ数日で色づいてきていると思うので、ますますキレイな風景になっていると思います^^

 

大原美術館展Ⅱは、6月11日(日)まで開催中!

 

と、今年は北海道立近代美術館が40周年ということで、今後も見逃せない展示会がモリモリです!!

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『ココでくらす。ココロでくらす。』を見て

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今日から道立近代美術館で始まった、建築家展のオープニングセレモニーに行ってきました。

内容を読んだとき、正直お堅そうな展示会そうだし
セレモニーも業界の方たちらしい叔父様ばかりで重たい感じがしたので
どんなものなのか、かなり不安いっぱいで中へ…


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まず、今回の主催者である、JIA(日本建築家協会)北海道支部会員の
建築家さんの写真がズラッと天井から吊り下ろされ、
その奥に色々な模型がありました


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札幌ドームの模型もありました。

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これは道庁前のニッセイビルの完成形


その模型このような、それぞれのコンセプトによって分けられています
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このコンセプトや、各建築事務所・設計事務所のコンセプトを見て思ったのは、
建築物って生活においてものすごく大事なもので、
一つでもその思いから離れた建物ができると、
街並み自体のバランスも崩れてしまうんだなぁということでした

生活に必要なことの要素『衣・食・住』

特に寒冷地では『住』がなければ生きていけない
その、厳しい環境の中で快適に暮らすための技術やアイデア、
最終的には、そこに住む全ての人が
居心地が良いと思える都市景観に結びつくということ



去年、耐震偽装問題で大きく揺れた建設業界

きっと、この大事なコンセプトをすっかり忘れてしまっていたのでしょうね



この展示会、素敵なお店が好きな方や、
いつかは家を建てたいと思っている方なら見て損はないというか、
見た方が良いと思います

きっと、『この建物知ってる!この人が手がけてたんだ~』とか、
『この人になら安心してお願いできる』といった出会いもあるはずなので…

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