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2010年度 酒本久也と行く東北5場蔵めぐり~其の五
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2010年3月12日(金) 15:51
さて、朝は6時に起床しもう一度温泉へ♪
夜のうちに雪が降ったらしく、雪化粧した樹木がとても美しかったです^-^
と、お酒が全く残っていないのが、この目覚めの良さで分かります!!
さすが純米お燗!!(笑)
午前中から間違いなく試飲するので、朝ごはんはしっかり食べます^0^
昨日に引き続き、お粥を頂きました。右側のオレンジのはイカ人参という郷土料理だそうです
どちらかと言うと、酒の肴として頂きたい一品です
8:30にはバスに乗り込み、大七酒造さんへ
昨日から、二本松市のベルサイユ宮殿とは聞いておりましたが、ホントにそうでした(笑)
何もかもが今まで見てきた酒蔵と違う・・・
さて、まずはスライドで大七酒造の酒造りの流れなどをお勉強
案内人はなぜかイギリス人^^;
大七酒造さんは1752年(宝暦二年)の創業以来、
日本酒の最も正統且つ伝統的な醸造法の「生もと造り」一筋なんです
ちなみに生もとじゃないものは『速醸』
お酒造りに必要な酵母を作るための技術なのですが、生もと造りは画像で見ても分かるように、
速醸に比べると、とても時間も手間もかかるので、速醸で造るところも多いわけです
大七酒造さんはこの規模でも、生もと造りだけは守り通しておりまして、
それで日本だけではなく、世界にも認められた味の酒を生み出しているのです
と、スライドが終わるとお待ちかねの試飲タイム!本日の試飲のラインナップ!!
お酒の種類によって、グラスも使い分けております・・・スゴイ
噂のリーデルの大吟醸グラスまで!あ、パッケージにはちゃんと大七さんのラベルもあります
ちゃんと、お燗との飲み比べまで・・・
うん、やっぱり燗に付けた方が美味しさ倍増!!(笑)
ちなみに一番右側のお酒は梅酒なんですが、これがまた、美味しいのなんのって・・・
いやぁ、普通に日本酒バーに来ているかのような
試飲タイムでした^-^
ちなみにこちら、酒本商店のHPにアップする、動画の撮影風景(笑)
さて、イイ気分にじゃなく・・・しっかりお勉強した後は蔵内の見学です
実は大七酒造さんは普段、見学は受け入れしてません。今回は特別に見せてもらうことになったのです
さすが、酒本氏の力はスゴイです^^;
本当に何もかもが大きい・・・で、実は蔵内は代表者1名の撮影ということで、私は撮りませんでした
言葉での感想となりますが、確かに大規模で新しい蔵なのですが、昔から使っているものはそのまま生かしつつ、効率よく美味しいお酒が作れるような工夫が随所にみられました。酵母室なんかは4部屋に分かれているので、それぞれの段階で温度調整が出来るので、より繊細な作業が出来る訳です。それからこのどでかい建物、実は杭を一つも打っていないんだとか・・・杭を打つと水質に影響が出るかもしれないとのことで、コンクリートで土台を作った上に立てているのだそうです。。スゴイこだわりです
派手な建物を見ると、個人的な意見としてはあんまり良くない印象も持ってしまってたのですが、
今回、ちゃんとお話が聞けてホントに良かった!!
ちなみにスペシャルなことが!
なんと、大七さんの搾りたてが飲めたんですよ~~
これには全員、大喜びでした^-^
庭にある『かりんの木』実はパックリ割れてます!!だけどいまだに実がなるそうです
かりんの木を庭に植えたのには『人からお金を借りん』という意味があり、
そして外にはお金を貸せるくらいの商売ができるよう、庭の外には『樫の木』を植えたとか
有名?な、ステンドグラス
最後に集合写真を撮ってもらったのですが、
数名のカメラを数名のスタッフに手渡したため、
こちらから見ると、なかなか面白い構図に
で、思わず撮影しちゃいました(笑)
最後にちゃんと酒林も発見で来て良かった^-^(通常ココから入るのでしょうが、私たちは別口から入ったため・・・)
パッと見はベルサイユ宮殿でしたが、根本の酒造りは昔のまま。。でも、さらに美味しいお酒を作りだすべく、日々精進しているんだと思いました。お土産に高級感あふれる練り系の酒粕ももらい、大七酒造さんを後にしました
さて、ダンナ含む3名の東京組とは二本松駅でお別れ
特に別れを悲しむわけでもなく私が向かったのは、羊羹屋さん!
並んで立つ、いかにも老舗風なお店
玉羊羹と言う、いわばまりも羊羹の黒いバージョンを双方のお店で購入
なんてったって、食べ比べ好きですから^^;
この感想はまた後日・・・
再び高速に乗り仙台へ。途中、蔵王なども眺めつつ。。と、いつの間にやらいいお天気!!
最後の打ち上げ会場となったのは、伊達の牛たん仙台東インター店
もちろん、お酒は事前に送付済み(笑)しかも熱燗まで!!素晴らし過ぎます
それにしてもお酒に合うつまりばかり^-^もちろん牛タンもお燗との相性バッチリ!
ランチと言うことを忘れて飲んでしまいます(笑)
酒本氏が二本松の駅付近で
いつの間にやら購入していた粕漬け
持ちこんだものもカットして貰う・・・
(なんて素敵なお店!!ありがとうございますぅ)
これも当然、お酒に合う
ハッ!最後の最後まで酒本ブレンドです!!本当になんというツアーでしょう・・・
もちろん時間内にお酒はきれいに片づけて、仙台空港へと向かいました
誰ひとり倒れることもなく・・・
本当にツワモノぞろいのツアーです^^;
酒本氏いわく、昨年が最低ライン、今年は最高ラインのツアーだったとのこと
やはり、貸切バスと温泉が利きましたね!!
千歳に到着したころにはすっかり正気になり、仕事に戻ったオサナイです
来年のツアーも参加できるように一年頑張ろう!(何を??)
最後まで拝読ありがとうございました~~
※大急ぎでアップしたため、誤字・脱字があるかと思われますが、お気づきの方はご一報下さい^^;
2010年度 酒本久也と行く東北5場蔵めぐり~其の四
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2010年3月12日(金) 10:37
喜多方ラーメンも無事に食べ終えて向かった先は『喜多の華酒造場』
こちら、社長の星さん。星さん曰く、うちは小さくて汚い蔵だから(次の日に行く予定の)大七酒造さんの後だったら見せたくなかったけど、先だったから承諾したよとのこと
確かに小さな蔵で決してキレイとはいえませんが、既に多くの古い蔵を見て回っているので
逆にこれが普通な感じ^^;
それにしてもスゴイ梁でした・・・
実はこちらの蔵に来ることを栗山の小林酒造の精志さんに(自慢げに)伝えていたのですが、
その時、『星さんに酒塾の教え、ちゃんと実践してますって伝えておいて下さい』と言われていたのです
その理由が分かりました!!
蔵見学のスタイルがすごく似てる!しかも、イラストとか、この間の紙芝居を思いださせる感じだったし(笑)
喜多の華酒造場さんは古酒も販売しているので、ココにお宝が眠っております^-^
き、気になる~~~
槽場にやってきました。あ!ちょうど絞っている最中ですっ
と、すかさず味見に行く酒本氏。もちろん私たちもそれに続いて試飲
スッキリ切れの良い味わい。キレイという言葉が似合うお酒でした
喜多の華酒造場さんでは『酒塾』たるもの時々をやっていて、
お酒を作ってお持ち帰り出来るそうなんです
で、この錫のボトルは
急速に冷やしたり・温めたりする時に使うそうなんですが、
旦那と声をそろえて、『RSRに持って行くのに便利っぽいね』
と、同じことを考えていました^^;
さて、お待ちかねの試飲タイム!(笑)
こちらも小林酒造さん的な、売店での試飲
何でも喜多方市は太極拳が盛んな町のようです。しかも星社長は空手の有段者とか・・・
ものすごくインパクトのあるお酒を発見!これはお燗に付けたらオイシソ~~~
冷蔵庫の中にあったものまで勝手に出して試飲させて頂きました
※ちゃんと、試飲用のですよ^^;
そうそうこの、琥珀の雅というのが古酒なのに酸味と切れがあるんです!
初体験の味わいでした~
散々試飲した後、お茶を用意してるのでどうぞ~と、こたつのある部屋に通して頂きました
とっても色鮮やかな観たことのないお茶が・・・
こちらは『ここのえ』という、手作りの掛菓子(と言う言葉も初めて聞いた)で、
ほんのり甘く、柚子の風味がします^-^
こんなにたくさんお茶菓子も用意してくれてました
お腹はいっぱいなのに、お酒を飲むと甘いモノが欲しくなるんです
つい、パクパクと・・・
あぁ、夜の宴会までそんなに時間がないのに(汗)
お酒もお菓子もしっかり堪能して向かった先は、岳温泉・陽日の郷 あずま館
なんでも、このツアーが始まって以来の温泉宿だそうです(笑)
予想以上に豪華なホテルでビックリ
せっかくなのでサクッと温泉に浸かり、楽に飲むためしっかり浴衣に着替え宴会に挑みます
わぉ なんだかすごいご立派な感じなんですけど~~
お酒は蔵からの差し入れ他、事前に酒本商店から送っておいたものなど、
こちらも超豪華なラインナップ!!
これをお燗に付けて飲んだわけです
以下、本日のお料理たち
玉手箱~桜豆冨 百合根花弁 山葵 & 鰊山椒漬け 桜なます 木の芽
前菜
鱈明太焼 花蓮根 バイ貝旨煮 竹の子田楽
菜花(食べてしまった後に撮影)
もらった献立には玉チーズって記載されていたけど
それらしきものはなく、替わりにカニがありました
煮物に郷土料理のまぐわっこ
前田美豚陶板焼きに相馬産海鮮岩海苔スープ鍋
郡山産鯉の洗いと、
すっかり撮り忘れていたけど御造りもありました
とやはり、遅めのランチで食べた喜多方ラーメンや
酒蔵で食べたお菓子が利いていて
酒の肴系のものと、汁もの以外はあまり入らず。。。
不本意ながら結構残してしまいました・・・(涙)
宴会の途中、ラウンジ前で開かれていた餅つき会を見学
長い木の枝の杵で、合いの手にのってつくお餅
つきたてのお餅を小さくちぎってきなこ餅に
これをワガママいて宴会場に持ってきてもらいました
あまりに美味しくて3個も食べちゃった・・・さっきまで食べ物はもう無理って思ってたのに・・・
やっぱり甘いモノなら入るんだ^^;
なので、タケノコご飯は残したのに、こちらのデザートは完食
ちなみに大吟醸ムースと桜のロールケーキ
またまた日本酒を意識したデザート。大吟醸ムースは甘酒が苦手な人は食べられないほど
しっかり酒粕の味わいでした
前夜同様、飲んだ分だけお水も頂きつつ、美味しいお燗を堪能!
ただし、胃袋MAX状態~~
なので腹ごなしということで、2次会はカラオケです(笑)
もちろん、こちらでも燗酒をいただきます
純米酒のお燗は次の日に残らないのです!(もちろん暴飲は別ですが)
実は、明日伺うことになっている大七酒造の方がわざわざご挨拶に駆け付けてくれていました
彼も相当、お酒には強いそうで・・・
で、私が景気付けに森高千里の気分爽快を歌ったところ
『ぜひ、渡良瀬橋も歌って下さい』とリクエストが来たのでお答えしました
歌のリクエストは基本、断りません(笑)
ということで、この後も遠慮することなく、大いに歌わせて頂き、多少カロリーも消費されたことでしょう
もちろん、恒例の酒本久也氏作の純米酒の歌も
※そのほかにロードも歌ってましたよ
燗酒でカラオケ、最高です!!
この後、酒本氏のお部屋で3次会が行われたようですが、
温泉にも入りたかったので、私はココで退散!!
さて、明日はいよいよ最終日です!! ・・・つづく
2010年度 酒本久也と行く東北5場蔵めぐり~其の三
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2010年3月11日(木) 09:50
どんなに飲んでも、朝は8時には出発するのが酒本ツアーです(笑)
しかも、しっかり朝ごはんも食べます
朝一で向かったのは、昨日アル・ケッチァーノを仕切ってくれた佐藤さんの酒蔵、鯉川酒造さんです
まずは庭を見学。あ!これが噂の庭には二羽の鶴!!(笑)
※おかわりのんdeぽ庵・3巻参照
美しい奥様がなんと一人で18人分の抹茶をたててくれました
しかも女性には、こんな美しい湯のみで出して頂きました
お茶菓子、どれにしようか迷っちゃいます
実はちゃっかり抹茶お替りして、2種類食べたんですけどね^^;
で、この辺の銘菓と教えてくれた、青海苔の羊羹がとても美味でした
佐藤さんの酒造りのお話や歴史を聞いて、身体も温まったところで見学開始
ちなみに鯉川酒造さんは享保10年(1725年)から酒造りをしているそうです
キレイな泡です。良い香りです!!
ホントに蔵に入ってこの香りを嗅ぐと心が落ち着きます(笑)
そしてすっかり恒例となりました、柄杓試飲(笑)
ワタシ、この醪の入った状態が結構好きだったりします
商品化は出来ないので、試飲しか出来ないですけどね^^;
ここでまた、酒本さんと佐藤さんとで密談が・・・
美味しいお酒を世に送り出すための密談ですよ(笑)
女性限定ということで、こちらのお土産を頂きました~
人気投票で決めたイケメンの顔写真が覗けます(笑)
なんと、帰り際にスタジオ(!?)から生演奏でお見送り!!
実は佐藤さん、プロのミュージシャン並みの才能をもっており、
オリジナルで山形の酒の歌を制作したりしてます・・・^^;
行きのバスの中で、このCDをリピートして聞いてました(笑)
今も時々頭の中でこの歌が流れます (ヤマガタの出羽燦々・出羽燦々~♪)
名残惜しく鯉川酒造を後にして、行きと同じ高速道路を通り、喜多方市へ向かいました
なので、行きにも立ち寄った寒河江のパーキングエリア再訪!
喜多方市まではまだ時間もあるので、気になってた玉こんにゃく食べちゃいました~
4玉で150円
つい、買ってしまった桃パン。中には角切りの白桃とクリーム
Nさんが買ったラ・フランスのアイスがなんと、石狩で作っててビックリ!
(Nさんはちょっとガッカリしてたし^^;)
さて、約4時間ほどかけて到着した喜多方市
喜多方といえばラーメン
で、人気のお店へ来たのですが・・・
日曜ということもあり大行列
私たちも18名の団体と言うこともあって、
一度は並んだのですが、潔く諦めました^^;
で、この後行く事になっていた喜多の華酒造さんにお聞きして、急きょこちら"あずまさ"さんへ
なかなか雰囲気の良いお店です
今回思ったけど、
喜多方ラーメンって、胃年齢が上の人には嬉しい味ですよね
あんまり脂っぽくないし、優しい感じ
個人的にも魚のダシ形の味は好きです
ただ、良く良く聞くと喜多方ラーメンって
定義があんまりないようで・・・
そのお店によって全然、味も違うそうです^^;
で、ワタシは全然知らなかったんですが、会津若松は田楽が有名だそうです
かなりお腹いっぱい&夜が心配だったのですが、有無も言わさずオーダーされてました(笑)
こちら、中庭。ホントに立派な建物です。さすが福島一の大米穀商
敷地内にはうるし美術館と言うのもありまして
こちらもちょっぴり見学してきました
小法師、この微妙な顔つきが気になります
おまけ:売店でこんなもの見つけました^-^
この後、喜多の華さんへ向かいました・・・続く