札幌100マイル

Sapporo100miles編集長・オサナイミカのつぶやき

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『美術館』タグの付いた投稿

ジブリの絵職人 男鹿和雄さんと共に…


9月15日まで芸術の森美術館で開催中の『男鹿和雄展


こちらのブログで特別イベントがあると言うことを知り、絵を描くことが大好きな姪っ子たちのために即申込^^;
(いやはや、100マイルは素晴らしい情報が満載です・笑)


夏休みでも、全然お出掛けしていなさそうな二人にはイイ刺激だと思ったわけですが、
迎えに行ったらなかなか下りてこず…
どうやら寝坊したらしい


集合時間に間に合わず、大変ご迷惑をかけてしまいましたっ
(ギリギリ追いつくことができましたが・・・)



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今回は子供たちだけの参加と言うことで、一緒に来ていた親御さんは別行動
私は雰囲気の撮影のため、最初だけ同行

 
ちなみに右側が男鹿先生。見つけたのはこちらのキノコ
このキノコ以外にもいろんな形のキノコが生えてました

そんな発見から、描くものを自分で決めるのです




カエルをみつけて大はしゃぎな子供たち

この飛び跳ねるカエルを
一生懸命描こうとしていました


今回、男鹿先生と一緒に、ジブリの田中さんと言う方もいらっしゃっていて
子供たちに大人気でした




虫ばかりが気になって、なかなか絵に取り掛からなかった姪っ子も
ようやく何か題材を見つけた模様


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この子は何を見つけたのかな?


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男鹿先生も一緒に、ここで見つけたキノコの画像を描き始めました


この辺で私は離れました



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約2時間後、レクチャールームに戻っていた子供たちは
自分の作品を椅子に並べ、それぞれの作品を見せ合います

同じ森の中にいるのに、全く違う作品に仕上がってます



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さすがに男鹿先生と田中さんの作品はすばらしかった



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で、こちらが上の姪っ子の作品。キレイなんだけど線が細すぎてみえん…



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そしてこちらは下の姪っ子。実は男鹿さんが言っていたのですが、
一人、なかなか書くものが決まらず、白紙状態だったらしい

でも、これと決めたらすごい集中力で書いてこの作品が出来上がったそうです



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最後に全員で記念撮影をし、その後誰かが『サイン下さい』と言ったところ…


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あっと間に人だかり(笑)田中さんは即興で『ポニョ』まで書いてくれる
サービス精神おおせいな方でした





もちろん、美術館の方にも立ち寄りましたが・・・


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かなりの混みようでした。週末はもっと混んでいるそうです
(許可を得て撮影してます)

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男鹿さんは、トトロの森や魔女の宅急便・ハウルなどの他にも、
はだしのゲンや明日のジョーなどの作品にも
関わっていた方なんですね~

とにかく、作品の多さに驚き!!

そして男鹿さんの作品は素直にキレイ!!って、思えるモノばかりで、
ジブリファンとかじゃなくてもかなり楽しめると思います





やっぱり美しいモノを観るのはイイことですね

愛する美術Part1 By札幌芸術の森美術館

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池に氷が張り、すっかり冬の世界の札幌芸術の森
1月27日まで、美術館で開催されている、『愛する美術Part1』に行ってきました

よく考えたら、こういう時期に芸森に足を運んだことって、あまりなかった気がする
空気が凛としてて、確かに寒いのだけど
心が洗われるというか、とてもイイ雰囲気でした



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※許可を取って撮影してます。通常は撮影禁止です

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油彩・版画・日本画・彫刻など、いろんな作家さんの作品が
それぞれのテーマで分けられていました

全て『愛』がテーマです

作家別の展覧会に足を運ぶことが多かったので、
テーマに沿っていろんな作家さんの作品を見るというのは
とても新鮮でした

シャガールの作品が何点かあったのだけど、
先日、シャガール展で見たときより、脳裏と目に焼き付きました



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私が一番気に入った作品はこちら、『佐竹真紀』さんの作品です
ビデオ上映なんですが、ものすごく手が込んでいて、
そして、テーマの『家族の愛』がストレートに伝わってきました

全体の作品を観終わった後、心がほんわか温まりました
ぜひ、『愛する人』と一緒に見に行ってほしい展覧会です

直島報告~本日は晴天なり

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昨日とは打って変わっての晴天!
思わず早起きしてしまいました

さすがに昨日は食べられなかったおにぎりをほおばり、
さっそく、朝の美術館を見学した後、
歩いてすぐのところにある、私たちが泊まった部屋のアートの実物、
文化大混浴を見に行く

どうやら真ん中は夕方から、宿泊者が使えるジャグジーになるようです

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そしてまっすぐ海岸へ…

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これが、私たちが泊まったホテル
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遠くには、例の南瓜もみえます
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ゆっくりじっくり楽しんでいたら、
あっという間にランチタイム
ここで、ホテルとはお別れ・・・

あ~出来ることなら1週間は居たいところです

で、島で人気のうどんや・山本うどんさんへ…
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このお店は、港から10分くらい歩いたところにある
三菱マテリアル直島生活協同組合~CO-OPの横にありました
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さすが手打ちなだけあって、コシが強い!!
ダシが若干濃い目だったかな?

14::55、直島発~宇野港(岡山)行きのフェリーへ

名残惜しく、赤の南瓜で記念撮影
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あっという間の直島
どこを撮っても絵になる直島…

絶対もう一度、くるぞ!と、二人で心に誓いました



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ちなみにこれは、美術館の中にある安田侃さんの作品『天秘』に
寝っころがって撮った写真

けっこう、絵になってませんか??

直島報告~ベネッセハウスの夜

大急ぎで、シャワーを浴び、化粧も半分で部屋を出る
その理由は、ウェルカムシャンパンを飲みたかったから^^;
疲れ気味だったので、ミモザにしてみました
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&17時からはスタッフによる、ミュージアムツアーがあり、
美術館や作品の詳しい説明が聞けるとのことだったので…

どちらもベネッセハウスに宿泊した人のみの特典

この、ベネッセミュージアムは
美術館に宿泊施設とレストランが併設されている、
全国でもそうない、ぜいたくな施設です

すでに16年が経つそうですが、
その当時では珍しい、かなり開放的な窓のある美術館

普通は作品保護のため、窓はほとんどありません
だけど直島は、景観自体が素晴らしいアートだということで
窓から眺められる景色も一緒に楽しんでもらうために
窓を付けたそうです

そして、さらにすごいことは、
この美術館の為に作品を作ってもらうべく、
アーティストに直接足を運んでもらっているということ!!

美術館は作品があって展示するのが普通
でも、この空間に合うものをここだけのために作ってほしいなんて、
まさに、アートサイト直島

だから、ここでしか見られない作品の山
そして、本当に場の雰囲気になじんでいました

その後、19時からパーク棟にあるテラスレストランでディナー
海を眺めながら食事が出来るレストランで、
並んで座るスタイルだったのでちょっと照れました^^;

本当は港の方まで出て、居酒屋とかに行こうと思っていたのですが、
日曜日は休みのところも多いらしく、こちらのレストランに。。

でも、記念日のディナーとしては、結果的に気持ち良く過ごせました

コースは4200円~各種あって、
とりあえず一番リーズナブルなのをオーダー
アミューズ・パン・パスタ・肉or魚料理・サラダ・デザート・コーヒー
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ワインは有機栽培系の白ワインNOYA
スペインのワインですが、飲みやす過ぎて危険^^;

オーバル棟にあるBARも行きたかったので、
ここは大人しく1本で

ちなみに魚はヒラメ・肉は牛ホホ肉
個人的には魚の方に軍配が上がりました
ソースがすご~く美味しかった!!

ディナーが終わるころは、外は真っ暗。
残念ながら曇り空だったので、星が見えなかったのですが、
これは、天気の良い時なら
まさに、降りそそぐ満天の星状態でしょう!!

く~っ くやしい

BARに行く前に夜の美術館を見学
ミュージアム棟に泊まると、

何度でも好きな時に美術館を見れるのが嬉しい
窓が付いている美術館ならではですが、
朝・昼・夜と、作品の違う表情が楽しめるので、
何度も好きな時に行って、それを確かめることが出来るのは
この上ない幸せです

ちなみに夜は23時位まで明かりがついているそうです
人もほとんどいないので、独り占め状態でゆっくり作品を眺められます

そして、ミュージアム棟のさらに上にある別館・オーバルへ

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しかもモノレールで上がります
かなりこう配もキツイです

この棟もまた、とんでもな作品です
楕円形の真ん中はぽっかり空いていて、池になっており、
天井からは草が垂れております

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夜バージョンと昼バージョンの写真で
その様子をご確認ください


BARの方は、ひとつだけあるバルコニーの席が空いていたのでそちらへ
バカルディとマティーニを頼み、
眼下に広がる夜の瀬戸内海を眺める

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夜もフェリーの行き来はけっこう激しいです



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ところで今回私たちが宿泊した部屋は202号室
蔡國強 「文化大混浴 直島のためのプロジェクト」
のイラストが楽しめる部屋です

ミュージアム棟・オーバル棟ともに
それぞれ、部屋に飾られている絵画が違うんです
さすがは、美術館の中にあるホテルです

バスルームの扉を開ければ
バルコニーの外の景色も楽しめます


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バルコニーからは瀬戸内海・そして地中美術館も…
思わずボ~ッとしてしまう

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こちらは、レストランから帰ってきたら部屋に用意されていたお夜食
さすが、入れ物がオサレ♪

完成は100年後?Byベネッセアートサイト直島

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7月22日・曇り
朝から湿度高め…

ホテルからタクシーで約10分
高松港を8:12に出港する、
今回のメイン・直島行きのフェリーに乗りました
片道510円、乗車時間は40分


途中、鬼ヶ島という看板を掲げた島を発見
他にも大小様々な島が浮かんでいました

 
フェリーはすごい数が走っていて、まるでバス並です


あ、直島の玄関・宮之浦港にある
草間弥生さんの赤い南瓜が見えてきました


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ベネッセハウス宿泊車専用の送迎バスが既に来てきていて、
チェックインは15時ですが、とりあえず荷物を預かってもらい、
さてどこから見ようかと考えていると…

コンシェルジュの叔父様が、丁寧にいろいろアドバイスをくれ、
月曜が定休日の地中美術館と、
家プロジェクトのある本村地区を先に回ることにしました

さすがは、アートなホテルのコンシェルジュ!


ベネッセハウスのミュージアム棟から地中美術館までは
歩いて行けないこともないのですが、
ちょうど、送迎バスが来たので利用することに

日曜ということもあって、開館前(10時~)でも結構な人。
早めに来てよかった~


で、ここからは美術館ということで、撮影は禁止

言葉だけで伝わるか分かりませんが、
今までの美術館とはまったくもって違う、
まさに、建物自体が作品となっている美術館でした

有名な建築家・安藤忠雄さんの得意とする
無機質なコンクリートの建物の中に
ナチュラルに溶け込む、作品の数々

特に、モネの絵が4枚飾られた部屋は、
照明は一切なく、自然光のみで作品を展示してあり、
壁も天井も額縁もすべて白

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白一色だと無機質になりやすいところなんですが、
床の大理石がそれを緩和させてました

なんと、70万個の角を削り落された
サイコロのような大理石が
職人の手によって敷き詰められておりました


ここは靴を脱いで鑑賞するのですが、
疲れた足を癒す効果もあります

私もこの床がほしい!!

※この写真は、美術館で購入した
 地中ハンドブックより引用



そして、地中美術館の一番すごいところは、
建物がほぼ、地中に埋まっているということ。
これは、直島の景観を壊さないためです。

地中に埋め込み、屋根には緑を植える…

今はまだ、建物の一部が見えていますが、
たぶん、10年後・20年後にはもっと見えなくなってしまうんでしょうね


ちなみにこれがベネッセハウスサイドから見た地中美術館
山の上のほうにチラッと見えるコンクリートの建物です

右下に見える黒と黄色の舟も、じつは作品の一部です

本当に、今まで体感したかとのない空間でした
時間が許すなら、何回も見直したいくらい

※地中美術館は、地下3階建てになっていて、
 ちょっと迷路のようなつくりです


約2時間、じっくり鑑賞した後、家プロジェクトのある本村地区へ

                         …つづく

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