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幻の酒樽鍋を味わう~小林酒造
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2013年1月27日(日) 12:04
毎月最終土曜日恒例の、栗山町・小林酒造プレゼンツ・造り酒屋をもっと知る会
会を重ねるごとにあっという間に満席になってしまい、
今やプレミア感も出てきている、酒造りを真剣に勉強し、そして楽しもう!というイベント
特に冬の期間は仕込み真っ最中ということもあり、普通は見せていただけないような
造りの行程をしっかりと見学することができるのです^^
まずは酒造りに欠かせない米や麹のお話し
今日も午前中からヒートアップする小林精志専務
これじゃあ、持たないかも…って自分で突っ込むことをがイイ(笑)
酒米にしっかり麹が付着した麹米。これ、結構オイシイんですよね^-^
この白い状態は専務曰く、高校球児のように生き生きと、一番元気のイイ時なんだそうです^^
ちなみに悪い状況でほおっておくと、緑色に変色してしまうんです
そしてにごり酒。残念ながらコンクールには出せないのですが、個人的には好きな味なんだよなぁ~
仕込み状況を見る前に、今日は面白いものも見れました!
酒米をシューターで送るところ!!
ちょっと離れたところにあるので、ちょっとビックリ
あっという間に吸い込まれて、送られていきました
そしていよいよ酒造り真っ最中の現場へ
本当にリアルに作業しています できるだけ邪魔にならないよう注意しつつ見学
それにしてもいい香りだ^0^
発酵過程を見させていただきつつ、ここでも専務のアツい語りが・・・
ここで会議室に戻って、もう一度造りのお勉強タイム(今回はいつも以上に真剣な勉強会^^)
と、その前にステキなスイーツが登場
どちらも試作ではあるのですが、栗山のスイーツの名店、シ・サワットさん作・冬花火の酒粕のマカロン
そして、長沼アイスの家さん作、陶酔の誘惑ケーキ(お酒のケーキ)
ふだんマカロンにあまり感動しないワタシですが、これはかなり美味しかった!
と、参加者の皆様の一堂に美味しい~~~の一声が。。。
お酒のケーキもふわっふわで、いい頃合いで酒の風味もして◎
今後の販売に期待大!!
そしてこちらの3本を飲み比べしつつ、専務の語りを聞きます
ケーキを食べた後だと、どれもかなり端麗辛口になりますね(笑)
専務が料理の準備のため席を立つと、忙しい最中の杜氏が来ていただき、
さらにマニアックなトークタイム!
そしていよいよ、本日のメインイベント、酒樽鍋の登場!!みなさん、また外へ移動です
飲みほしたけど、少しだけ酒が残っている酒樽に雑煮の汁を入れ、熱した石を入れて沸騰させる・・・
その昔、蔵でよく見られていた光景なんだそうです
酒樽がもったいないので一発本番で挑むことになったのですが、
もし底が抜けたらごめんなさいとの注意書きが、会の案内文に記載されていました(笑)
まずは雑煮の汁を投入!気温が低いからこの時点でものすごい湯気が・・・
そしてそこに、アツアツに熱した溶岩プレートを投入~
この溶岩も、いろんな石で試してようやく辿りついた石なんだそうです
他は割れてしまって大変だったそうで・・・
お~、グッツグツ!!(最初は湯気がすごくて全然写せなかった^^;)
焼き立てのお餅を器に入れ、汁をかけ、三つ葉を散らして・・・
小林酒造特製、酒樽雑煮の完成です!!鶏肉を醤油と酒で煮ただけのシンプルさ
だけど、ものすっご~~~~く美味しいっっっ
あっという間に完食してしまいました^0^
この雑煮には原酒が合うんですよ~と、専務が振る舞ってくれました
氷点下の中、立ったまま味わう酒樽雑煮
いつも以上にワイルドなイベントとなりました^^
そして甘酒も登場!!こちらにも溶岩プレートを投入~~
すごい勢いで沸騰、そして対流~
さっそく1杯いただきました
何杯でも飲めるような味が好きなんですと専務
それは極限まで甘さを抑えた甘酒
確かにお替りしたくなる味
あっという間に2杯目^-^
外飲みだったからか、いつもより冷静(?)だった造り酒屋をもっと知る会
来月も見逃せません!!
小樽・田中酒造へ
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2012年11月22日(木) 12:55
北海道の蔵元の一つ、田中酒造株式会社
小樽の地で明治23年から酒を造り続けている、老舗の酒蔵です
その田中酒造の酒造りを見学できるのが、亀甲蔵
実はワタシ、お恥ずかしながら今まで立ち寄ったことがありませんでした。。。
小樽って、札幌からだと車で行くことが多く、酒蔵になんていってしまったら絶対試飲したくなるから
意識的に避けていたかも^^;
ということで今回は、JR+散策バスで亀甲蔵まで行ってみました!!
酒蔵見学はどなたでも自由にすることができます
※詳しくはこちら
田中酒造さんでは現在、北海道産酒造好適米(彗星)100%で地酒を作っています^^
酒蔵にしては珍しく、かなり開放的な見学コース!
なんと、麹室まで見られます^0^
この日訪れたのは午後だったので、酒造りは終わってましたが、今時期の午前中は
ほぼ毎日、酒造りを行っているそうですよ
酒造りに関連したクイズなども用意してあり、
未来の飲み手、小中学生も楽しむことができるのです^^
個人的に、モノができる仕組みというのを知ってもらうのが
食育と思っているので、20歳までは飲めなくとも、
お酒がどう出来るかの工程は知ってもらいたいから
こういう取り組みはすごくウレシイ^^
一通り見学し終わったところで、売店&試飲コーナーへ
ほとんどのお酒が試飲できます^^
蔵ならではの、搾りたてなんかも飲めます
ここでしか売っていない銘柄もたくさんあるので、
時間を忘れて試飲に走ってしまいそうです(笑)
そして飲み比べることで、自分の好きな味が確認できるのも楽しいのです♪
それにしても田中酒造さんの商品ラインナップは多種多様!
日本酒以外にも梅酒やまっこり、そして食品も豊富!
そして今回の目的でもありました、こちらを発見!
北海道の魚介を使用して作った、魚醤です
現在、魚醤組合に加盟している北海道の会社は21社
ほか、製造の研究をしている会社は50社ほどあるそうですよ!!
田中酒造本店には現在、これだけの魚醤が販売されているんです
なぜ、酒造会社が魚醤を販売しているかと言いますと、
現在、田中酒造では北海道の食に
付加価値を付ける取り組みに力を入れていて
その中で特に、酒と同じ発酵の食品全般を
盛り上げようとしているわけです
ちなみに魚醤は醤油とは違うのって知ってました?
ワタシはずっと、醤油だとばかり思っていたのですが、しいて言うと、うま味調味料
生臭さを消すために作られた食品のようです
スパイスのように、2、3滴料理に垂らしていただくのが正しい使い方だそうです
なるほど、この瓶の小ささで、500~1000円だとちょっと高いかな~
と思っていたけど、根本的なことを間違っておりました^^;
ちなみに、ラーメンに垂らすとその効果はてきめんなようで
特にエビの魚醤なんかは、かなりエビ風味を感じられるそうです
と、実はこんなラーメンも販売しておりました
麺もスープもALL小樽な雪ひしおラーメン
※雪ひしおは魚醤のイメージキャラクターです^^
そんな北海道の魚醤については、本日20時からのUSTREAM
『北海道の食』 磨き上げ!倶楽部で詳しくお話しします
魚醤以外にも、エゾシカ焼肉やダシせんべいなど、
5品目を取り上げますよ!!
お見逃しなく~~
一年ぶりの泡汁!!By小林酒造
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2009年2月1日(日) 14:48
昨年初参加してすっかりトリコになった小林酒造さんの泡汁の会
先日、鉄腕DASH!でも紹介されて、もはや全国区??
その影響か、今回は満員になるのも早くて、急きょ午後の部も設けたほど
私は募集開始と同時に申し込んだので、
無事、午前の部に参加することが出来ました^-^
高速バスで栗山に向かい、
到着と同時に、試飲(笑)
あらばしり、おいし~~~♪♪ まだ午前中なのに^^;
参加者が揃ったところで
本日の泡汁に使う泡を取りに酒蔵へ
今回も小林さんの酒造りに対する
アツイ思いを聞きながら、酒蔵の見学
それにしても、小林さんの情熱はすごい
自分の蔵のお酒はまだまだこれからだ!という想いを持ち、
ここ、北海道の地で美味しいお酒を造るにはどうしたらいいかということを、
日々、考えているのです
さてさてこちらが熟成中のタンクの中。お~!!綺麗な泡がいっぱい!!
泡はあくまでもヘリにこびりついたものだけを取ります
それは、表面の泡はお酒の発酵に大切なものだから
丁寧に、丁寧に、ペットボトルの底で作った
自家製の泡取り機?で取ります
とりたての泡をちょっとだけ舐めてみます
少し、酸味があります。苦いヨーグルト?的な感じ
発酵中の他のタンクも見せて頂きました
それぞれが全く違う状態&香りも全然違う
モノづくりの難しさを感じました
ちょっとした温度の違いで、こうやってマットを巻いて温度調整をしたり
人の手がかかっているって、改めて感じてしまい、ますますお酒に愛着が…(笑)
酒蔵の中は当然ちょっぴり寒いので、しばらく見学していると結構冷えます
そこで、甘酒の登場♪大吟醸の粕で作った甘酒です!!
ものすご~~~くおいしくて、しかも体が温まりました^-^
お替りする人、続出(笑)
一通り、蔵を見学した後は、
いよいよ、泡汁を食す会場へ!!
それにしても、今年は雪が少ない…
お出迎えの雪だるまもなかったし
でも、酒造りの気温としては結構、最適な気温らしく、
このまま続いてくれれば、
ものすごく美味しいお酒が出来るのに~~
と、小林さんが言ってました
泡汁の前に、酒造りの講義です
すごく分かりやすく説明してくれるので、初心者の方にもお勧め♪
詳細はあまり書けませんが(企業秘密なところもあるので…)、
本当に赤裸々に語ってくれます
この話を聞けるだけでも、この会に参加する意義があります!
そしていよいよ、泡汁の登場デス!!
先ほどとってきたばかりの新鮮な泡
トロットロです^-^
三平汁は、昆布だしと新巻鮭の塩味のみ
それでもものすごくしっかりした味が感じられます
その上に、先ほどの泡…
本当に上品な、子供には絶対わからなオトナの味!!
実はお替りした時に、2週間前に取ったという
泡を入れて食べたのですが、
全然味が違うんです!!
酵母が新鮮なほど美味しい
“門外不出の味”
こう言われるのにはちゃんと意味があるんですね
こちらは本日試飲したお酒たち
小林さんは今後、山田錦を使わずにお酒造りに挑むそうで、
最後の山田錦というお酒も飲みました
そして本日のサプライズ!!!!
何と、雫取りの作業を
見ることが出来たんですっ
これはホントにタイミングが合わなければ
見れない作業なので、
ものすごいラッキーでした♪
作業を見守りつつ、記念に画像に収める参加者の皆さん
ゆっくりしたかったけど、夜にも日本酒のイベントに参加のため、
後ろ髪を引かれる思いで高速バスに乗り込み札幌へ
そして、18:30から改めて日本酒にあり付くのでした(笑)
・・・つづく