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家具のマチ・旭川を巡る~ASAHIKAWA DESIGN WEEK:2日目
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2015年6月29日(月) 08:31
盛大なオープニングパーティの後、せっかくの旭川ナイトということで少々羽目を外してAM2:30近くまで飲んでしまったワタシですが(そのお話しはこの後のブログで^^;)朝はしっかり朝食を食べ、シャトルタクシー乗り場へ向かいました。
まずは東神楽町にあります、匠工芸へ
もちろんこちらもシャトルタクシーで向かったのですが、正直こんな場所まで?!と、驚くほど人里離れた場所にあります^^;
なので、ものすご~~~く北海道らしい場所にあります!
ショールームは2階になっているのですが、窓から眺める景色がステキすぎっ!裏は森林、正面は畑に大雪山連邦・・・
そして展示している家具がまた、素晴らしい。。。この1角で良いので住まわせて下さいって叫びたくなりました><
と、イスはやっぱり実際に座ってみないと分からないものですよね~
見た目が好みというのはもちろん大事ですが、似たような雰囲気でも実際に座ってみると全然フィット感が違ったり・・・そんな中で“こえ、メッチャ座りやすい!!”というような作品に出会った時の喜びったら・・・><
それぞれが脳内で、この家具を置いた時の部屋。。。などと妄想しっぱなし(笑)
じっくり見学し、ふと入口横のテラス席を見ると、各テーブルに蕎麦?!
なんと、社長自ら打ったという手打ち蕎麦&BBQまで用意されておりました!これがASAHIKAWA DESIGN WEEKの特徴でもあるのですが、各工房やメーカーには旭川フルコースと称しまして、地元食材の食事やスイーツなどを振る舞っておもてなししてくれるのです!!
朝食を欲張り過ぎたせいで、お腹はまだそこまで減ってはいなかったのですが、手打ちと聞いたら食べないで帰るわけには行きません!!テラス席で心地よい風を感じながらの手打ち蕎麦、そしてビール・・・
あれ?本来の目的はなんだったっけ?と、思ってしまうほど癒されてしまいました^0^;
またまた心もお腹も満たされまして、大満足でタクシーに乗り込み、次に向かいましたのはTIME&STYLE
こちらは東京にショールームがありまして、2008年にここ東川町に自社工場を造ったそうです。こちらもまた、周囲は水田ばかりで、のどかな場所です。展示しているガーデン用のテーブル、この場所で一日読書をして過ごしたくなります。。
こちらは工場内も撮影OKとのことで、しっかり記録させていただきました。
最新の機械も導入されてはいますが、基本手作業な部分も多く、そして思っていた以上に若者が多いことにビックリしました!
丁寧に表面を磨いていた彼は、昨年行われた技能五輪全国大会で金賞を受賞し、今年の8月にサンパウロで行われる世界大会に日本代表で出場するそうです!!詳細はこちら
なんとまだ21歳!!今どきの若者は・・・って言葉はいつの時代もよく聞き、つい使ってしまう言葉ですが、こうしてまじめにモノづくりに取り組んでいる若者だっているんですっ
すっかり母親目線で見つめてしまいました^^;
カンディハウスもそうでしたし、たぶん旭川のほとんどの家具メーカーが取り組んでいるとは思いますが、製作の過程で出る木くずは全て集約して、燃料として使用しているので無駄がないんですよ!
TIME&STYLEの家具は木の削り方に特徴があります。繊細に見えるけど、実際は厚みがしっかりあるような、とてもスタイリッシュ!このデザインで仕上げられるのも、工場見学をすれば納得できます^^
次に向かったのは、TIME&STYLEから車ですぐのところにある、インテリアナス
看板は新しいのですが、たてものはかなり年季が入っています!!
工場内も見学させてもらったのですが、色んな意味でインパクト大! 家具より梁とか、建物に目がいってしまいました^0^;
こんな重そうな一枚板のテーブルとか置いておいても大丈夫?と、心配になったりして^^;
でもショールームの中はかなり明るくて、若い方にもウケそうな温かみのある家具や小物がびっしり!
木の洗面台とキッチン!技術があれば木で何でも出来てしまうのですねぇ
そして次は、北の住まい設計社へ
ワタシは昨年初めて訪れその佇まいに本当に感動し、焼き立てのパンを購入したのですが、つい先日カフェがリニューアルされたようで、より癒し度がUPしておりました!
残念ながらケーキ類は品切れだったので、紅茶のみいただきましたが、新緑の中降る雨の音がまた、素晴らしくて。。。
でも今回、もっと感動したのは、社長自らが案内してくれた工房です!
ちょうどお昼休みだったので、工場内は消灯されひっそりとしていたのですが、ここは元小学校だった場所で、中を覗くと下駄箱や黒板などがそのまま残されていました
「校舎が建てられてから100年使うつもりで、そのまま使用している」と渡邊社長
「そしてこの場所を森にも戻していきたい」ということで、グラウンドだった場所には植樹もしているそうです。たしかに建物が木々い覆われていました
そして一番関心というか、納得だったのが、「ここは学校。自分の知識や技術を若い子たちに教えて行くのが役目。道具を大事にすること~整理整頓も基本。昼休み前には使用した道具などはすべて元の位置に戻すことも、しっかりと教えています」とにかく工房内がキレイで、木くずも一切落ちていない感じでした
木や塗装などのこだわりを足早ではありましたが、しっかりコンセプトを聞くことが出来、見た目だけでなく根本の想いに感動
その後ショップ2階にある家具のショールームを見せていただので、より一つ一つの家具に愛着を持ってみることが出来ました^^
久し振りにどっぷりインテリアに浸かることが出来たファクトリーツアーも、気が付けば17時を回っており、楽しみにしていた18時からのカンディハウス主催のパーティへ向かいました
こちらのブログでカンディハウスのショールームの一部はアップしておりますが、なんとこのスペースがそのままパーティ会場に!!
好きな席に座って飲食できるという、まさにカンディハウスの家具の良さを体感出来てしまうパーティなのです^0^ そんなの今まで聞いたことがありません!!
テーブルにはビニールが敷かれていましたが、イスはそのまま。。 と、サスガにワインは白のみでした(赤のシミは簡単には落ちませんので^0^;)
ドリンクも食材ももちろん、道産にこだわったものばかり
ものすごい参加人数だったので、料理はほんの一部しか撮影しておりませんが、とにかくどれもクオリティが高い!(ちなみにテラス席で旭川ラーメンの提供もあったのですが、残念ながら胃袋が付いていけなかった。。)
これだけの人数分をこのクオリティで提供するとは。。。しかもショールームの家具を開放して食させていただけるとは・・・今回最大のおもてなし度!!
そして料理の監修にはoggiの高尾シェフ、ワインの監修には祥瑞の松岡氏が!!ちなみにどちらも旭川に縁があります^^
料理も凄かったけど、ドルチェはさらにすごかった・・・ ディスプレイが終わった途端、瞬殺でなくなっていきました^^;
会場内ではダンスパフォーマンスなどもあったり、撮影用の枠を持参したスタッフの撮影サービスも^^
たまたまご一緒出来た札幌の皆様と記念の一枚♪
2日間ですべてのメーカー・工房からではないですが、旭川家具の魅力・思いなどのお話しを聞けて、製法などはそれぞれのこだわりがあり、様々な手法があるということが分かりましたが、「自分たちが自信を持ってオススメするものをお客様に届けたい。そして喜んでいただきたい。さらに大切に長く使っていただきたい」というモノづくりの根本はやっぱり同じだってことが分かりました!!
ASAHIKAWA DESIGN WEEK2015は6月28日(日)で終了してしまいましたが、ショールームを併設している工房やメーカーは見学できるところもありますので、一度旭川のモノづくりの想いを体感してもらいたいと思うのです!
ちなみに2016年は6月22日(水)~26日(日)に開催が決定しております!!