札幌100マイル

Sapporo100miles編集長・オサナイミカのつぶやき

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2020年11月05日 の投稿一覧

南十勝取材・帯広編~期待以上だった、春香楼 広小路店

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帯広の夜のお楽しみは【中国料理 春香楼 広小路店

少し前から食通の方々が、帯広にこんなクオリティの高いお店があった!と、大絶賛していて気になっていたのです^^

日中に訪問した碧雲蔵の川端杜氏もそのうちの一人で、夜行くんですと話すと、『広小路店のほうだよね?』とおっしゃるので、もう一店あることを知る

聞くと、オーナーシェフのお父様がやられているらっしゃる薬膳中華のお店が本店で、駅から少し離れた場所にあるんですね!

でもってこちらのお店、中央店を閉めてリニューアルオープンした形のようです。

アーケード内の奥まった場所にあるので、Googlemapを見て行っても一瞬通り過ぎちゃいました^0^;

20人弱くらいの小さなお店で、今はおまかせコースのみ

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この日はシュワシュワを1杯いただいた後、甕だし紹興酒をいただきましたが、ナチュールワインもボトルでオンリストされていました

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お通し的な最初の一皿・砂肝とセロリの八角煮込みで、すでに胃袋つかまれた感アリ!

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こちらはホタテ

見ただけで鮮度の良さが伝わってきました~

砂肝同様、一口でトリコ・・・

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こちらはイカ

どのお料理も薬味の使い方がとても良いのです!

食べた後、少ししてからジワジワ来るんです!!

やはり、薬膳中華がベースになっているからかなのでしょうか?

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こちらチャーシューなのですが、チャーシューをこんなに上品に食べたのは初めてかもっ

見た目だけでなく、味わいも上品♪

こういう味付けのチャーシューは酒のアテになります^0^

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中華風ブリ大根

上の白いのはなんと、梨!!

果物の甘味と酸味ってお料理のエッセンスになるけど、この使い方には驚きました~

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エビマヨではなく、エビの卵白揚げ バターナッツのディップ

くぅぅ~、センスよすぎっ!!!!

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十勝若牛の台湾風朧豆腐仕立て

な、何この旨みのカタマリ的な一皿っ?!

あまりに美味しくて、今までの美味しいのが一回リセットされた感じです(笑)

そして嬉しかったのが〆

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な~んと、麻婆豆腐ライス付き!!

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デザートではなく、麻婆豆腐で締めるとはっ

痺れもしっかり効いていて、今回のコースの〆に相応しい麻婆豆腐っ

思わず白米にも頂いちゃいましたよ~

 

器もどれもステキだったし、失礼ながら帯広にいることを忘れてしまうほどの雰囲気でした!!

季節ごとに行きたくなるお店です^^

 

 

 

南十勝取材・帯広編~これからの酒蔵の在り方が学べる碧雲蔵

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帯広で立ち寄りたかったところの一つが、今年帯広畜産大学構内に新設された酒蔵【碧雲蔵

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上川大雪酒造の帯広支部的な存在

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まだ一般的には解放されていないので、入口も殺風景

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ショップになる予定のこのスペースも冷蔵庫も空っぽ

そのような状況ではありますが、上川大雪酒造の総杜氏である川端さんが、蔵を案内してくれました^^

ある意味、貴重なショットかも!!

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ちょうどスタッフさんが洗米を終えて、道具を洗浄しているところでした

あれ?女性ばっかり!

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昔は酒造りの場は“女人禁制”と言われていましたが、そもそも酒は女性が作っていたという歴史があるのです。

その辺りの話しは触れると長くなるのですが、 川端杜氏曰く、最近は昔のような重さの米俵もなく、女性の力でも作業が出来るようになってきたこともあり、蔵も女性の働き手を歓迎しているようです^^

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それにしても、スタイリッシュな蔵です!

いい意味で、酒蔵らしくない(笑)

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前出の黒いタンクは水を貯蔵するタンク、そしてこちらは酒を絞る“やぶた”

タンクは特注で黒いカバーを作ってもらい、やぶたは中古品を塗装し直して使用しているそうです。

それだけで、“魅せる”蔵になるのです!!

古い歴史ある酒蔵ももちろん魅力的ですが、働く側にとっては、働きやすい環境の方が嬉しいに決まってますし、特に女性は見た目が大事!

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中でもステキ過ぎる!!と思ったのが、仕込みタンクの作業場がバリアフリーになっていること!!

通常は狭くて急な階段を上り下りしなくては行けなくて、結構危険なんです。

そしてこのフラットになった理由が作業の効率化だけでなく、十勝の冬はものすごく凍れるので、地下に埋めることによって凍結防止にもなるのです!

ちなみに麹室のみ、2階にあるそうです

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こちらはプレートヒーター

最後の火入れ処理に使用するものですが、加熱殺菌処理が早くて品質の劣化が少ない酒が造れるそうです

 

必要な部分には惜しみなく設備投資し、より効率よく美味しくて売れる酒を造る

そのモデルが成功すれば様々な場所で酒蔵を新築することが可能になるということで、いわば実験的な要素もあり、そして実際に函館でも酒蔵を建築中なのです^^

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こちらの画像は、碧雲蔵の公式Facebookページの画像をコピーさせていただきましたが、瓶詰めの作業がスタートし、11月13日(金)より、十勝管内で販売がスタートされるそうです!

まずは純米酒からとのことですが、川端杜氏曰く、十勝管内には農業などに関わる方が多いので、日常でグビグビ飲めるようなお酒も作っていきたいということで、本醸造も販売予定があるそうです!

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ちなみにこちらは、先日の【外で飲もうよ!道産日本酒日本酒プロフェクト】で出して頂いた、碧雲蔵仕込み第1号の日本酒

今回の取材で初めて知ったのですが、酒米自体は上川にある緑丘蔵で使用しているものと一緒で、仕込み水のみ違うそうです。

その仕込み水ですが、この辺りは中硬水なので、ミネラル感があり骨格がしっかりしているとのこと!

しまった~

飲んだはずなのに、アウトドア飲みでおだっていたので、記憶が曖昧だ~(;’∀’)

次に飲むときは、意識して飲んでみることにします^0^;

 

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それにしても、ますます目が離せない上川大雪酒造!

函館も取材に行かなくちゃ!!

 

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