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by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ
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映画【母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。】舞台挨拶にて
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2019年3月8日(金) 20:48
2月22日(金)から、全国の映画館で上映中の【母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。】
昨日、上映劇場である“ディノスシネマズ札幌劇場”で舞台挨拶があり、大森立嗣監督と主演の安田顕さんが登壇しました^^
SNSで話題となった、漫画家・宮川サトシ氏の実話エッセイが原作ですが、お恥ずかしながらワタシは原作の存在は知りませんでした^^;
が、北海道のスター・ヤスケンこと安田顕さんが出演するということと、インパクトのあるタイトル、そして個人的に大好きな監督の一人である、大森立嗣監督の作品ということで、注目しておりました。
が、作品を観終わった後、正直いうと、何とも感想を伝えにくい映画だなと思ったのです。
最愛の母親が亡くなるという、重い内容の実話ということもあり、誰にでも気軽にオススメするようなストーリーでもなく、それでいて号泣ものかと思えば、意外とそうでもなかったり。。
どこかで見たような光景、そして意外と淡々と物語が進んでいく感じなのです。
でも舞台挨拶でお二人のお話を聞いて、その考えは正しかった!!と、ものすごく腑に落ちたのです^^
そして改めてパンフレットを読むと、原作の宮川サトシ氏の『お袋なら、こんなどこにでもある話を映画にするなんてやめて~と、恥ずかしがるのではないか』というくだりがあったので、まさにそんな作品ととらえて間違いではなかった。
ただ、死に関しては人それぞれの受け止め方があり、それをどう今後の人生に繋いでいくかを考える行為が、観終わった後、そしてお二人の生の声を聞いたのちに、じわじわと自分の中に広がった映画でした。
『その世界観を、それぞれの観点で感じてほしい』
大森監督はそう思い脚本を書き、そして安田顕さんはそれを演じたのではないかと思いました。
そして何より、母親役の倍賞美津子さんの存在が凄かった!!
息子が一人いる身としては、どうしたってその目線でも観てしまうのです。
自分ならここまで出来るだろうか、こんな風に思ってもらえるだろうか・・・
それにしても途中から、安田顕さんと本当の親子に見えるくらい、表情や仕草が似ているんです!!
倍賞美津子さんだけではなく、父親役の石橋蓮司さん、兄役の村上淳さん、そして妻役の松下奈緒さんそれぞれが、地味だけど存在感のある役どころだったと思います。
きっといい現場だったんだろうなぁと、舞台挨拶からも伝わってくるお二人の雰囲気
機会があったらまた、このコンビで人間臭い映画を作ってほしいかも^^
と、今回の主題歌は、映画に合わせてBEGINが作った書下ろし
安田さんがすごく心に残ったというこの曲の、【昨日 今日 今 ~ 明日はいらない】
『普通、昨日 今日 明日でしょ。明日があるから大丈夫みたいな歌詞が多い中、明日はいらないってけっこうすごいと思うんです。でもそれって、今日失敗しちゃったから、明日があるさって感じじゃないですか。今日が成功していたら、明日はいらないってことなんですよね。』
この、安田さんの言葉、『今日を悔いなく生きる』という思いを持って行動しているワタシには、かなり響きました!
そして、それを考えて映画のストーリーを思い出したら、急に泣けてきました・・・
鑑賞中より、観終わった直後より、後からじわじわ悲しくなる映画って、今まであまり観たことがない
そんな意味でも、一度観ておいてもらいたい映画だと思います^^
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