2014年09月17日 の投稿一覧
毎年この場所に来たいと思ったTOBIU CAMP
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2014年9月17日(水) 17:26
9月13~14日に白老町にある飛生アートコミュニティーで開催された、TOBIU CAMP
昨年初めてその存在を知り、気になっていたんです。前々日、記録的な大雨で一時会場までの道路が水没し、新聞にも大きく報道されたので心配したのですが、会場自体は特に大きな影響もなかったようです。
会場の飛生アートコミュニティーは、30年前に廃校になった飛生小学校を拠点にアーティストたちが活動している場なんだそうです。
まずはこちらにテントを張り、会場内を見て回りました
校庭にはキャンプファイヤーの薪が積まれています。元体育館ではワークショップが開かれていました。
場内の色々なところに点在する飲食ブースはどれもオシャレでつい、立ち止まってしまいます^^;
いろいろイチイチかわいい^^
ちょうど人形劇が始まったので鑑賞
このイベントは子ども連れの方も多く、みんな自由に駆け回ってとっても楽しそうでした^^
サスガは元、小学校
さっそく色々な作品が展示されている体育館の裏側の森へ ・・・
牧草の香りに癒されました。大人も子どももワクワクしちゃう、バンブーのトンネル
何度も歩きたくなる、チップが敷き詰められたフカフカな小道
何かを見つけては立ち止まる、心底楽しそうな3歳児
よく見るといろんなところに作品があるわけです
ハルカヤマ要塞を思い出しました!! やっぱり森って最高の展示場だなぁ~^^
そして時々、パフォーマーが。。まさにアートな森
森に溶け込む、手作り感満載のステージと客席
気が付けば日が沈み始めてきました。。。
森の中にライトが灯りはじめてきました
もう、見るものすべてが美しい・・・
そして18時からはキャンプファイヤーの点灯式、幻想的な儀式が始まりました。雨の影響か、なかなか火がつかずドキドキしましたが、無事に炎が上りました!!
そしてアイヌの伝承歌や踊りのパフォーマンスが始まります。白老のこの地には、やはりアイヌの歌と踊りは欠かせません
そしてこんなパフォーマンスも!
ステージではアジカンのゴッチがアイヌ語で歌を作ってみんなで合唱したり、トンコリ奏者のOKIさんのLIVEも楽しみました。実はOKIさんがトンコリを弾く姿を初めて見たのですが、トンコリをあんな風に弾くこともできるんだと、個人的に感動
校舎内でも様々なLIVEが繰り広げられ、夜中の3時までその音は響いておりました
気が付けば月も顔を出し、ますます幻想的な空間に・・・
昼間とはまた違った雰囲気になり、歩いているだけで楽しい
ミニシアターで上映会なんかもありました
吸い込まれそうな夜の森も、様々な作品のおかげで一人でも恐怖心なく歩けます
ちょうどアイルランドの音楽を奏でるステージに遭遇。少し冷えた身体にクラムチャウダーをすすりつつ、音楽を楽しみました^^
昼間見た人形劇も、夜見ると一味違った雰囲気で楽しめます
シンボルタワーが夜じゅう、森の番人のように佇んでいました。。。
3時を過ぎ、音がなくなったのち2時間ほどで、空が明るくなり始め、気が付けば抜けるような青空の朝を迎えました
8時からマルシェが始まり、美味しそうなパンとコーヒーも購入し、木のベンチに腰かけて朝食
遠くからスチールドラムの音色、校庭を朝から元気に駆け回る子供たちの声
最高にオイシイ朝食でした^^
普通だったら朽ちていくだけだったかもしれない飛生小学校を、こんな風に生かしていることに感動を覚え、これからもどんどん作品が生まれ、表情が変わっていくであろう飛生の森を、これからも見続けていきたいと、心から思えたイベントでした。
そして森は子どもにとって多くの学びを与えてくれる場所だと思いました。
来年、3歳の息子は今回のことをどこまで覚えているか分からないけど、一回り成長した彼を必ずここに連れて来ようと思います。