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闇の中に微かな希望を探すのが人間~映画【光】は12月1日(金)公開
Posted by Sapporo100miles編集長 オサナイミカ on 2017年11月20日(月) 14:55
先日、久しぶりに業務試写会に足を運びました。
作品は、三浦しをん原作・大森立嗣監督・脚本 【光】
そしてキャストは井浦新&瑛太!!
©三浦しをん/集英社・©2017『光』製作委員会 配給:ファントム・フィルム
個人的に、この二人は役者として大好きだし、何より監督の作品はかなり好き!!
過去には、ケンタとジュンとカヨちゃんの国で、監督インタビューをアップしてます^^
ちなみに原作者の三浦しをんも好き!
【まほろ駅前多田便利軒】に、いかにハマったかは過去にこちらでアップ済み
そんなわけで、かなり期待に胸を膨らませて試写会会場に行きました。
が、あらすじからして、まったくもって明るい話題ではなく、タイトルは【光】だけど、人間の【闇】を表した映画なのです。
もちろん、その前情報をインプットして挑んだわけですが、それでもかなりしんどいシーンが多々ありまして、ぶっちゃけて言うと、誰にでもお勧めできる映画ではないと思います。
だけど私はハマりました。。。
ハマりすぎて、速攻で原作を購入しました。
原作を読んでいた友人に感想を聞くと、『もう、救いようがないほど暗い話し』と言っていたのですが、確かに原作の方はさらに深い闇が細かく描かれているため、こちらも元気な時じゃないと、読むのがしんどい作品かもしれません。
が、ワタシは映画と原作をセットで観た&読んだことにより、その闇が決して救いようのない闇ではなく、ちゃんと希望も描いていたんだとうことを教えてくれました。
映画を観てから原作を読むと、これは原作のある作品に多く言えることですが、時間的にどうしても端折らなくてはいけない部分があって、(それでもこの作品は137分ありました。) 「そうか、ココ端折っちゃったんだ。。」と、個人的には残念に思うこともあるのですが、今回はそのおかげで物語のさらに深い部分を感じることが出来たような気がするのです。
そのことは、パンレットに寄せていた三浦しをんさんの言葉にもありました。
実はこの作品、冒頭の方で『津波』のシーンが出てきます。
ただし、この作品が誕生したのは2006年
『津波』のシーンは、どうしてもその存在が大きすぎて、物語全体が引っ張られがちですが、映画はそこを上手く調整していたと思います。
ちなみに過去の、【ケンタとジュンとカヨちゃんの国】の監督インタビューを読み直していたら、
『私の作品はよく、絶望と言われることが多いが、だからこそ生命力を感じて欲しい。
そうすると、フレームの外の部分が見えてくるはず』
という言葉があったのですが、今回もまさにそれを感じた作品だったかもしれません。
※できれば今回も監督に直接聞いてみたかった~~~
瑛太×大森監督=まほろ駅前多田便利軒、そして井浦新×大森監督=さよなら渓谷ですが、
瑛太と井浦新が共演するのは今回が初めてだそうですが、この二人には、これからどんどん共演してもらいたい!!というほど素晴らしいコンビでした。
ちなみに男性陣には、橋本マナミとハセキョーの体当たりの絡みのシーンも、相当なインパクトかと思います。。
タイミングよく美容室で読んだSTORYにも、井浦新×瑛太×長谷川京子のトークインタビューの記事があったり、週刊文春の阿川佐和子の対談相手が橋本マナミだったのですが、いかに4人がこの映画に没頭していたか、というより没頭せざるを得なかったかを知れて、さらに映画が理解できたかも。。
まだまだ書きたいことはありますが、これ以上書くとネタバレになってしまいますので、この辺にしておきます。。
あ、もう一つだけ・・・音楽を担当したのが“ジェフ・ミルズ”なんですが、これがまた、心拍数を上げる要因だったりします。
【光】は、12月1日(金)より、ディノスシネマズ札幌劇場にて公開!!
※東京などは11月25日(土)より公開予定