札幌100マイル

Sapporo100miles編集長・オサナイミカのつぶやき

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チャリティーディナー、今回はトレンティーノ アルト アディジェ州

前回に続き、トラットリア ピッツエリア テルツィーナさんで行われた
チャリティーディナーに行ってきました^^

今回のテーマは、【トレンティーノ アルト アディジェ州】
まったくもって、何度聞いても覚えられない州の名前^^;
アルト アディジェはスイスとオーストリアに隣接したイタリア最北端の州
アルプス山脈の中心で、州全土の50%が森林なんだそうです

オーストリアとドイツの方がイタリア中心部より近いので、
お料理もドイツっぽいものが多いんだとか・・・




   
最初の一品目はoggiの高尾シェフの一品、
道産野菜のミネストローネ グラナパダーノをまとった北あかりのイモ団子

なんと優しいお味!
一口すすったら、みんなもにっこり顔になってた
北海道って食材に恵まれているなぁ~と実感できるのがミネストローネです^^

そしてクラッカーのようなものがアルト アディジェのパンだそうです
クミンなどのスパイスが効いていて、これもワイン飲みにはちょうどいい^^


アンティパストはリストランテ テルツィーナの丹後シェフ
テスティーナ ディ マイアーレ フランボワーズ風味のサラダ リンゴとマスタードのピューレ

テスティーナ~、初めて聞いたけど、いわばテリーヌ
これ、酸味と辛みが効いて、ちょっと癖になる美味しさ^^






サグラ 村井シェフの一品は、スペックに見立てた小泉さんの三元豚 バラ肉の温製
クレンとクラウティを添えて

寒さの厳しいアルトアディジェでは保存食であるスペック(生ハムの燻製)が欠かせない料理だそうです
その辺は北海道にとても通ずるものがありますね^^

これもワインが進む味わいでした





   
ちなみにワインは泡のほかに、アルト アディジェ州の白・赤を一本ずつ飲みました
白はどこかドイツ風の甘味のある味わいなんです^^



プリモは トラットリア テルツィーナの岡田シェフの一品
ソバ粉のマルファッティー リコッタアフミカートがけ

やっぱり寒さの厳しいところはソバ粉料理があるんですね
北イタリアのニョッキ料理とのことですが、巴札きがちなソバ粉のニョッキを
とてもクリーミーで濃厚なソースを上手く絡めて、いい感じに仕上がってました^^



20111212-07.JPG
もう一品のプリモはこちらもトラットリア テルツィーナの森田シェフの一品
スペッツェリ えりも短角牛のラグ―
アルト アディジェはパスタ料理が少ないとのことで、これもパスタ風なんだけど
決してパスタではない、初めて食べる食感のお料理でした


20111212-08.JPG
カルネはマガーリ宮下シェフ、エゾ鹿肉のアロースト
スペックとキノコのトリフォラーティ

鹿肉ほぼレア。でも全然臭みが無く、ジビエ好きにはたまらないお肉料理となりました^^
が、既にお腹が破裂しそうなほど満腹・・・



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でもスイーツは残しません(笑)
前回に引き続き、oggiの大澤パティシエールの一品
リンゴのロートロ アマレットのジェラード添え
ビーツのチップスがステキ♪♪



今回も初めてお目にかかる料理が多く、イタリア料理の奥深さを実感することが出来て、
美味しいだけじゃなく、すごくためになった夜です

来年も楽しみ!!



ちなみに次回のチャリティーディナーの前、2月21日&22日に、
食いしん坊さん必見のイベントがあるようです

詳しくは参加店である、パティスリージョネスさんのブログにて^^

道産チーズをとことん知る会inテルツィーナ

もう先週のことになってしまいましたが、
トラットリア テルツィーナさんで
『道産チーズをとことん知る会』
というイベントが行われました

実はこちら、毎年1月下旬に
帯広と札幌で行われている
ミルク&ナチュラルチーズフェア2012
プロモーション的な内容で開かれたわけです


まずは知る会らしく、チーズの食べ比べから

 十勝野フロマージュの中札内カマンベール
 森高酪農場の森高ゴーダチーズ
 牧家のカチョカバロ
 白糠酪恵舎のロビオーラ
 伊勢ファームのブルーチーズ
 アンジュ・ドフロマージュの黒松内の牛のミルクのチーズ
 ランランファームのプレーン(ペケレが並ぶはずだったのですが、諸事情によりプレーンに)

同じ北海道の牛乳から出来ているのに(プレーンのみヤギですが)、
どうしてこんなにも味が変わるのだろう・・・といわんばかりに、
全く違うタイプのチーズが並びました

チーズ初心者向けの優しい味わいから、香りは優しいのに味はインパクト大の
上級者向けまで・・・

こちらはプレートにも登場している
アンジュ・ド・フロマージュのウォッシュなんですが、
製造工程で水分を残しているので、
全く違う感じのチーズになっております

基本的には同じチーズなのに、
ニュアンスも全然変わります
う~ん、面白いです!!





この日は遠方から生産者の男子たちも駆けつけてくれました
左からランランファームの斉藤君
アンジュ・ド・フロマージュの射場君
伊勢ファームの伊勢君

あえて君付けですが、みんな若いんです!! 若いのですがものすごくしっかりしているんです!!
頼もしいっ~~ 若い作り手が頑張ってくれれば、これからの北海道産チーズが
さらに進化することは間違いないですから!


そして今宵は特別に、試食したチーズを使用した料理を用意してもらいました



前菜はタラと真ダチのヴァポーレ カマンベールソース
~思ったよりチーズ・チーズしていなくて、シチューのようなホワイトソース風味
 嫌味がなく、ちょうど良いソース^^




ピッツアはカブとゴーダチーズのトマトソース
~カブをピッツア、しかもチーズと合わせるなんてさすがテルツィーナ!
 シャキシャキのカブの食感は温度がかなり重要なポイントと思われます
 そして、チーズが違和感なく合います



パスタは北寄貝とムカゴ 小松菜の自家製パスタ
~唯一パスタのみチーズ不使用
 自家製麺は留萌産小麦・ルルロッソを使用
 この麺の歯ごたえとソースの愛称が抜群にイイ!!



メインは白糠産 鹿肉のアロースト カチョカバロのせ
~写真はお肉にナイフを入れてから撮ってますが、
 鹿肉の日の入れ具合が最高です。チーズと味わう事によってボリューム度アップ!
 ユリ根やリンゴとワサビの効いたソースとの相性も◎



そして会場にいた全員が唸ったデザート
ブルーチーズのジェラードと日高産フレッシュチーズのムース

今回、主催者からいくつかのチーズをセレクトしてテルツィーナさんにお渡ししたのですが、
この伊勢ファームのブルーチーズは試食した瞬間にデザートに使おうと思ったそうです
しょっぱいのに甘いこのジェラードは、一口目はビックリするけど、
二口目からは病みつきになる味わいでした^^

20111205-11.JPGこのジェラードには、生産者である伊勢君も
かなり感銘を受けたようで、
堀川シェフにレシピを確認していました^^

そして堀川シェフも
伊勢ファームのブルーチーズが
かなりお気に召したようで、
二人のアツイ会話、しばし続いた模様です^^



   20111205-10.JPG
今回の会には食に精通している方々が多く出席
各テーブルで、北海道の食の可能性の話がたくさん花開いていたと思います


先日のチーズフェスタ含め、本当に北海道のチーズがスゴイことになっております!!

そんな北海道のチーズたちが一堂に集まるイベント、ミルク&ナチュラルチーズフェア2012
来年1月19日の帯広会場からスタート!!

ブログも近日スタートする模様です^^

チャリティーディナーbyテルツィーナ

トラットリア ピッツアリア テルツィーナで行われた
第4回チャリティーディナーに先日、初参加

このチャリティーディナーは売上から
原材料費を差し引いた金額を、
震災の義援金として寄付すると言う趣旨のディナーで
札幌を代表するイタリアンのシェフが、
前菜からドルチェまでを提供するという、
なんとも贅沢なイベントです


毎回、イタリアの州をテーマにコースが設定されるのですが、
今回はウンブリア州という、イタリア半島の中心で緑豊かな州なんだそうです

  
まずはエントラータ(イタリア語で入口という意味なんですね^^)
鹿肉のパイ包み焼き ポルチーニクリームソース 白トリュフをまとった塩
こちらはoggiの高尾シェフが作成

運ばれてきたその瞬間からトリュフの香りが私たちを包みこみました><
鹿肉の特徴もしっかり活かされてるところが、鹿肉好きなワタシ的にかなりヒット!
ポルチーニの濃厚ソースがまた、鹿肉に激マッチング!!




アンティパスト一品目はリストランテ テルツィーナの小川シェフの作品、
スペルト小麦と蒸したウナギ、イタリアンパセリのサラダ

小川さんの作るリゾットは絶品だけど、これもまたそのニュアンスが活かされていて
ものすごく美味しかった~~^^



アンティパスト二品目はテルツィーナの森田シェフ
チッポラータとは、玉ねぎで作るスープの事
上品な甘みの、ホッとさせてくれる味わいに一同、ほわ~ん



プリモその1、Sagraの村井シェフの作品は
落葉、しめじ、なめこ 色々なキノコのストリンゴッツィ

ストリンゴッツィはウンブリア州の郷土パスタ
パスタと言うよりうどんのような食感、初めて食べる味
落葉などのきのことの合わせ方が大変バランスがよくて、さすが村井シェフ!!と唸ってしまった


ちなみに奥に見えるのはウンブリア州のパンなのですが、
なんと、全く塩を使用していないので味が全然ありません
でも逆にソースなどをぬぐって味わうのにピッタリなんですよね^^


  
プリモ二品目はテルツィーナの岡田シェフの作品、
ウンブリチェッリのマッツァ・フェガトソース

ホントに舌を噛みそうになる名前ばかりだけど、
ウンブリチェッリは小麦粉と水と塩だけで作る手延ばしパスタの名称だそうです
ちょっとピリ辛なソースでした

で、泡もなくなったところでメインに備えて赤をオーダー
せっかくなのでのウンブリア州のワイン、初めてかも!
若干癖があり、パンチを感じるのですが、お料理に合わせるとすごくナチュラルになるんです

やっぱりその州の料理とワインって合うんだなぁ~と実感




カルネは鴨胸肉のロースト ギオッタソース
マガーリの宮下シェフの作品ですが、この日は参加できなかったので、
レシピ提供ということで、仕上げたのはテルツィーナの堀川シェフ

鴨肉がとても柔らかかったので、もしやと思って聞いて見たらやはり滝川産でした^^
ゴボウのピューレとチップスがすごくいいアクセントになっています
そこに柑橘系の味わいもうまく溶け込んで、さすが!ってうなずける一皿



20111023-22.jpg
そしてドルチェはoggiの大澤パティシェールの作品、
秋の枯葉のイマジネーション 梨、栗、シナモン ほろ苦いチョコレートのコラボ

この名称からして素晴らしいと思うけど、そのまんま素晴らしかった~~




この内容で6000円(ドリンク代は別途)は、ハッキリ言ってお安いと思います




本日のディナーをふるまってくれたシェフたち
みなさんテルティーナの堀川シェフの後輩なんですよね
改めて、札幌のイタリアンの層の厚さを実感しました

このイベントはご自身のお店を休んで参加するわけだし、
原材料費を差し引いた分は全て義援金として寄付するので儲けはありません
こちらに収支内訳もしっかり載せてあります)

テルツィーナの堀川シェフは、自分たちが無理なく出来ることで被災された方々へ
お見舞いがしたいとおっしゃってました
確かに・・・無理をしても支援って続かないですもんね



イタリアの州は全部で20州、今回は4回目
このイベントは2ヶ月に一度のペースで開催されているので、
全部の州を巡るには、これから3年はかかりますが、その年月って逆に大事だなぁって思いました


次回は12月6日、テーマはトレンティーノ アルトアディジュ州
毎回あっという間に満席になるようなので、気になった方はお早めに席予約を!
※私ももう、次回の席押さえちゃいました^^


トラットリア ピッツエリア テルツィーナの電話番号は
011-221-3314

ようやく初☆クロッキオ

20111019-00.JPGもう10日くらい経ってしまいましたが、
先日ようやくクロッキオへ行くことが
出来ました~

なんどか電話で予約をお願いするも、
満席が続き・・・
ご縁が無いのかと落ち込んでおりましたが
無事に予約出来てよかった^^

もちろんこの日も満席で、
予約しないで来店したお客様が
肩を落として帰ってゆかれました・・・

それにしても狸小路の外れの雰囲気に
良く合う外観です^^

20111019-01.JPG
まずはカラカラの喉を泡でうるおし、前菜をいくつかオーダー

20111019-02.JPG 20111019-03.JPG
もうね、正式な料理名は覚えておりませんです^^;
でも、どの前菜も美味しい!!ってご一緒した皆さんが口を揃えて言ってました^^
ワインもグイグイ進んじゃいました


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ピッツアもあります

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パスタは手打ち麺だったかなぁ~ そんな感じのする麺でした^^

20111019-06.JPG
パンチの効いた肉料理をお願いしますとオーダーしたら
鹿肉が出てきました

ちょっとパンチありすぎました^^;




それにしても店内はず~~~っと賑やかでした
この日の客層は、比較的幅広い年齢層でした
若干女性が多い感じだったかな?

スタッフさんが全員女性で明るくて、一人でも気軽に行けちゃう雰囲気
実際、カウンターは男女問わず一人で来ている方もいました

最近、南3西8界隈は新店ラッシュですよね~
行ってみたいお店テンコ盛りで困っちゃいます^^;



【オステリアCrocchio~クロッキオ】
札幌市中央区南3西8(狸小路8丁目)
011-207-3522
17:00~翌1:00
日休

※予約が確実です

コバチ デ コバチーニでしか味わえない鍋

20111015-18.JPG先日、四季の宴の取材で
ひっさしぶりにコバチ デ コバチーニさんにお邪魔しました
出産前に行ったきりなので、だいたい1年振りな感じかな?
(一年って早っ~~~)


20111015-19.JPG
本日はお鍋がメインの忘年会コースを一足先にいただけるとのこと
と、すでにテーブルにお鍋がセッティングされておりますが、見事な違和感(笑)

20111015-20.JPG   20111015-21.JPG
20111015-22.JPGまずはドリンクをオーダー
本日は2時間飲み放題付4500円のコースだったのですが、
4500円のコースは左記の飲放ドリンクメニューのほかに、
スパークリングワインもOKとのこと
それなら迷わずスパークリングで(笑)

今宵の3種の前菜盛りは、ひよこ豆のブルスケッタと
オリーブの漬物
そしてレバーのシェリービネガー煮
どれも、ひと手間かけているのが伝わる美味しさ^^


美味しい前菜をいただき談笑していたところ、『そろそろお鍋に火を入れますね~』とのこと


20111015-23.JPG    20111015-24.JPG
先ほどのお鍋にはすでに中身がセットされておりました
お~~~、スゴイ具だくさん!!野菜もたっぷりで、
疲れたワタシの体が既に喜び始めております(笑)



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こちらの洋風寄せ鍋は、ベースの出汁がかつおと醤油と塩とのことなんですが、
ほんのり甘いんです!でも甘味を加えているのではなく、野菜から出ている甘味なんだとか
確かに、キャベツや丸ごとトマトも入っているのですが、こんなにも甘くなるのかと驚き

そして、別添えの薬味がまた、すごい
トマトパウダーにサルザヴェルデ、辛いソースにトマトサルサ
それぞれに特徴があるので、全然違う味わいで楽しむことが出来るのです!

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食べ比べるのに、小鉢を二つ用意してもらっちゃいました~
このまま食べても全然美味しいのですが、個人的に具だくさんのトマトサルサに
トマトパウダーを少し・・・という食べ方が気に入りました^-^



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こちらが本日の肉料理、スペアリブです
毎度のことながら、ものすごくいい感じで煮込まれていて、箸でほぐせるくらいなトロトロさ><
相変わらず、マッシュポテトも美味しい~~




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お肉をペロリと食べ終わったころに、先ほどのお鍋がリゾットになって帰ってきました^^
チーズ超~~~~~たっぷりのリゾット
正直、お腹いっぱいだし、食べられるかなぁ~~と、不安な気持ちで一口頂きましたところ…
思ったより全然くどくないのです!!
鍋の出汁がかつおベース&野菜のうまみだからなんですよ、とのこと


そして〆に大葉のシャーベット。これがまた、チーズリゾットの後に合うんですぅぅ

さすが、コバチ デ コバチーニの鍋プラン
これは女子会的には外せないコースだと思われます!!

※上記は4500円コースですが、3500円のコースでは肉料理が付かず、
飲放メニューにスパークリングワインは含まれません

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