札幌100マイル

Sapporo100miles編集長・オサナイミカのつぶやき

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2010年03月10日 の投稿一覧

2010年度 酒本久也と行く東北5場蔵めぐり~其の二

20100310-46.JPGところで米どころの山形県には
かなり多くの酒蔵があります

こちらのサイトによると
庄内地方だけでも18蔵!

なので、蔵街道と呼ばれる道路があるほど・・・

正直知りませんでした^^;



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で、竹の露を出て向かった先は、鶴岡市大山にある【羽根田酒造】さん
羽前白梅で有名は歴史のある蔵元です。中に入ると白梅が咲いてました
どれだけ歴史があるかと言いますと創業は文禄元年(1592年)!!

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まずはお茶菓子でもつまみながらお話を聞いて下さいと、羽根田蔵元
あ、既にお燗のセットもしてありますね~ ^-^


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いや~、なんだか歴史の重みを感じる部屋です
おや?とっても懐かしいお菓子が・・・あ!ブルボンのバームロールではありませんか!

これも全然知りませんでしたが、ブルボンの工場が近くにあるそうです

そしてこの白い板みたいなの・・・
どこかで見たことある・・・ミルクケーキ

あ~、スキムミルクを固めたような、カルシウムを補うためのおやつだ~
これも山形だったとは驚き・・・

というか、これ自体知らない人もたくさんいました^^;


本日の試飲のラインナップは
●羽前白梅 20BY阿波山田純米吟醸 60%
●羽前白梅 21BY山廃純米吟醸 50%
●羽前白梅 21BY純米尾浦城 70%

羽根田酒造さんは初めて山廃にチャレンジしたそうです
こんなに歴史のある蔵でも、より美味しいお酒を完成させるために
ちゃんと新しいことにチャレンジすることが素晴らしいと思いました

1番最初のだけ協会9号酵母を使っているので、味や香りにかなり特徴がありました

でもって、山廃美味しかったです^-^


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試飲したのちに蔵見学。仕込みはもう終わって板のと、土曜日だったのもあり
中はひっそり静まりかえってました

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それにしても羽根田酒造さんは、まさに時が止まったかのような空間
一瞬、今何年だったっけ??と思ってしまうほどの年期の入った道具たち

だけど、ヒノキの床なんかはピッカピカだったり・・・


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槽場(ふなば)です。良く目にするのは佐瀬式ですが、右側は大山町の鋳物会社が大正時代に製造したものだそうです


20100310-53.JPG羽根田さんはどちらかと言うとしゃべりは得意な方ではなさそうでしたが、酒造りに対する情熱はしっかり伝わってきました。この思いがなければ、こんなに長く酒造りは続けていけないですよね・・・だってホントにホントに大変そうですもん

最後にこんな立派な酒粕のお土産まで頂いてしまいました^-^





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鶴岡市内に戻り、ホテルにチェックイン
ちょっと休憩した後、またまた貸切バスで向かった先はあの有名なアル・ケッチァーノです!!

実は漫画好きな私、Kissで連載していた“おかわりのんdeぽ庵”で、
山形のイタリアンで日本酒とのマリアージュを堪能という、スゴイ気になる話しがあり、
それがアル・ケッチァーノ&鯉川酒造さんだったのです

その回を読んだ時にいつかは行ってみたいって、ず~~~~っと思ってたのですが、
それがまさか、こんなにも近々に来れることになるなんて!!
今回のツアー行程を見た時はホントに飛び上がりました ><

しかも漫画と同じシチュエーション・鯉川酒造の佐藤社長とご一緒に!!
それにしても、漫画の似顔絵通りの方でした(笑)



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まずは冷で乾杯~  その後はもちろんお燗で^-^
ちなみに今回は竹の露の相沢さんも羽根田酒造の羽根田さんもご一緒でした


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それにしてもイタリアンでお燗が出てくるって、ホントに凄い光景デス(笑)
ただしイタリアンのアル・ケッチャーノさん、今回は日本酒を意識した特別コースです

最初の一皿から、その意気込みが伝わってきました
カルパッチョの上のカラスミ、サイコ~に美味しかった~~


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玉ねぎを低温でじっくり火入れしたものに、チーズとコショウで味付けしたシンプルな一皿
これがもう、お燗に合うのなんのって…
テンコ盛りで下さ~~いって、私の隣の男性も言ってました(笑)

アル・ケッチァーノさんの料理は地場の野菜や食材を積極的に使用しているので
珍しい食材も色々と出てきます



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お~、ホタルイカがイタリアン風で登場!日本酒に合わないわけがありません


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驚いたのはこのフォカッチャ。塩がしっかり効いていて、確実に日本酒に合わせて作ったと思われます

あまりに美味しいので、お替りが欲しいとの声が数名から出たとき、
スタッフさんが、端っこしかないのですが・・・と言いながらも
いつくかお出しして頂きました(ありがとうございます!)

さらに、アル・ケッチァーノ自慢のオリーブオイルも出して頂きまして・・・
ホントに美味しくてカンド~


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ガサ海老のリゾット。お米の芯の残り方が絶妙~
ガサ海老は殻も全部頂けました^-^


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カレイにはオリーブオイルソースが!


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パスタはウニと岩のり!これ絶品でした


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鴨肉と宝谷カブ。このカブがシャリシャリは歯触りが最高!!


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ここで子羊が登場!!どうやら北海道の私たちを意識しての一皿だったようです
全然臭みがなくて、お燗にも合いました^-^
添えられていたジャガイモのローストが絶品


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そして子羊のレバー!!これは新鮮じゃないと出せない一品です
もう死ぬほどお腹いっぱいでしたが、美味しいから食べちゃいました(汗)



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そしてデザートにもお酒。大吟醸を使ったクリームがのったプリン
多分、相当お酒効いていたと思うのですが、これだけ飲んでいると言われないと分からない状態^^;



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お酒はもちろんこの他にもあったのですが(今回参加してくれた蔵元さんのお酒がずらりって感じ)
これだけの人数の中でしたので、さすがに全部は写しきれず・・・

そうそう、飲んだ分だけお水も摂取しますよ~ じゃないと、身体が持ちません(汗)



20100310-79.JPG噂以上のアル・ケッチァーノの料理に大満足!!
今回は奥田シェフはいなかったのですが、
セカンドの若手シェフのお料理にも、
奥田シェフの教えがちゃんと伝わっているような気がしました



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何より若いスタッフ全員が、とっても元気で清々しい!!そして仲が良さそう~

絶対また来たいですっ
その時はワインとともに、通常のイタリアンも食べてみたいなぁ~



みなさんに見送られ、上機嫌のわれわれは貸切バスに迎えに来てもらい、ホテルへ
いやぁ~、貸切バスって素晴らしい!(笑)

で、数名は鶴岡駅前のお店に消えていきましたが、さすがに私はやめておきました^^;


明日も朝から見学ですし・・・
ということで、2日目の鯉川酒造さんは次回へ続く・・・

2010年度 酒本久也と行く東北5場蔵めぐり~其の一


昨年初めて参加させて頂き、その時点で来年もぜったい参加するぞ!!と心に誓っていたオサナイ、
今回も万全の体調で2泊3日、純米酒漬けになってきました

今回の行先は東北(山形~福島~仙台)です
東北横断の旅です

AM8:00に千歳空港に集合し、AM8:55の飛行機で仙台空港へ
そこから貸切バスでの大移動の始まり

ちなみに参加者は19名(一人は1日目のみ参加)
東京からの参加者も数名いたりしたので、
仙台で全員と合流(私もここでダンナと合流・笑)

高速に乗り、いざ山形へ!!

  
途中、寒河江パーキングで休憩。あいにくの曇り空で、しかも雨模様^^;

ただ、太平洋側から徐々に日本海側に向かうとどんどん雪深くなり、
山の景色が一変したりで、なかなか興味深かったです


入っていきなり目に飛び込んできたのは地酒のご案内(笑)

  
いきなり誘惑の品々でお出迎えされ、思わず購入したくなりましたが、旅は始まったばかり^^;
しかもこの後ランチが待っていましたので、我慢・我慢




予定時刻よりちょっと遅れて到着したのは『知憩軒』
鶴岡市の片田舎にある"農家レストラン"


  
ものすごく雰囲気のある外観

  
外観の期待を裏切らず、中もステキ!!


何でも、日経プラスワンの
農家レストラン?ランキングで一位になったお店だそうです

ちなみにこちらのランキング内に
北海道のお店が3つも入っていたのが
ちょっぴり嬉しかったりして^-^

そうそう、店名の『知憩軒』は
軒下で憩いの時間を過ごして頂きながら、
食べ物や農業に関しての知識も
身につけてくれれば・・・という思いだそうです




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さてこちらが要予約の昼のおまかせコース1200円
囲炉裏のあるテーブルなので、所狭しと並んでました^^;


  
  
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内容は畑と相談して決まるみたいです。冬にもかかわらずスゴイ品数・・・

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最初から最後まで囲炉裏で焼き続けて表面がパリパリになった、味噌おにぎりがまた絶品


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もちろん、ここから純米酒漬のスタートです(お茶ではありません・笑)
この後に行く、『竹の露合資会社』のはくろすいしゅ

お酒に合うお料理ばかりで、昼間なのにスルスルイケちゃいます
でも、調子に乗ると大変な目に合うのでゆっくり目で・・・


20100310-26.JPG真心のこもった田舎料理の数々と地酒を堪能し、
バスへ乗り込みました

バスが出発するまでお見送りまでしていただきました


ここ、知憩軒は一組限定で宿泊もできるそうですよ!
これから山菜や野菜がどんどん採れる季節だから
お料理がますます楽しみですね~

また来たいけど、気軽に来れる場所ではないからなぁ
でも、いつかまた来たいデス




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さて、知憩軒を出てほどなく、先ほど飲んだはくろすいしゅを製造している
竹の露さんへやってきました
代表社員・製造責任者の相沢さんが、まず畑へ案内してくれました

ここ、羽黒町の畑では
【出羽燦々・出羽の里・美山錦・改良信交・京の華・亀の尾・山田錦】を栽培しているそうです


ちなみにあの、【おくりびと】のロケ地でも有名な場所です

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奥に見えるのは酒蔵。そして竹の露さんは地層的にとても恵まれた場所で、
美味しい水が大量に湧き出るのだそうです


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そのお水はちょっと温度が高めなので、タンクですこし寝かせているそう
とってもキレイなお水でした^-^


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とても丁寧な酒造りをしていることが良く伝わってくる説明でした
※右のザルはお米を洗う時のザル。手作業だなんて・・・
ホント酒造りって、予想以上に手間がかかるんだと改めて思いました


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現在仕込んでいるお酒をちょっとだけ試飲させて頂き、さっそく意見を述べる酒本氏

それを真剣に聞く相沢氏
本気で美味しいお酒を世に送り出そうと言うことが伝わってきました


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一通り蔵見学をしたあとは、いよいよ試飲タイム
あくまで試飲ですから、みなさん眼差しが真剣です


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20100310-41.JPGそれにしても、米が違うと
こんなに味が変わるのか…と、
改めて思わせる飲み比べ

出羽燦々・出羽の里・美山錦・改良信交・
京の華・亀の尾・山田錦

個人的に好みだったのは、美山錦^-^

今まで酒本さんの会で何度か飲んだことはありましたが、
やはり。蔵に行って直接話を聞いたあとに飲むと
全然味わい方が変わります


相沢さん、お忙しいところ丁寧な説明をありがとうございました!!


さて、この後もう一軒の酒蔵へ向かいます    ・・・つづく

試写とkino cafe

    
先日、シアターキノで業務試写がありまして、足を運びました
業務試写会はだいたい18:30くらいからが多いのですが、ちょうどお腹の減る時間なんです・・・

大事なシーンで『ぐぅぅぅ~~~』なんて鳴り響いたら・・・
でも、しっかり食べてから行くと、睡魔に襲われる可能性も・・・

で、どうしようかと思っていたら、kino cafeにスープセット480円という、
小腹の空いたときにピッタリのモノを見つけました^-^


ちなみにこの日は白菜と豆乳のポタージュ
とっても優しい味で、焼き立てパンとの相性も抜群!!
しかもホントに量がちょうどよいのです^-^



さて、この日見た映画は、シアターキノで4月17日から公開予定の『ずっとあなたを愛してる


ちょっと前におすぎさんのトークショーで、
『この映画は素晴らしいわよ~』と聞いていたので気になってたんです


息子を殺して15年刑務所に入っていた姉が、妹の家で世話になり、
その時に繰り広げられる人間模様を描いたストーリー

ストーリーの軸は姉と妹との心の交流いう感じです
私にも妹がおりますので、なんとなく自分に置き換えて観てみたり


でも、置き換えられるほど簡単なものではありませんでした

なぜ愛する息子を殺さなくてはならなかったのか・・・
妹にもそれを言わずに寡黙に生きようとする姉
15年の空白を一生懸命埋めようとする健気な妹

見た目はとっても仲のよさそうな姉妹なのに、どこかに壁を感じたまま過ぎていく時間

号泣ではなかったけれど、心に染みこむような作品



注意点は、お腹いっぱいでは行かないこと
フランス映画らしい独特の空気感があり、間違いなく睡魔に襲われると思いますので・・・




ところで映画繋がりでもうひとつ、
7周年で盛り上がるJRタワーの飲食店(アピア・エスタ・パセオ・ステラプレイス)を木曜日に利用すると
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